四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛めまいの件

2024年01月24日 20時25分15秒 | 中医・漢方
 
☆今日はとっても寒いのに奥座敷の障子を張りました。何年ぶりかと思います。今週末に義父の49日があるのでお寺さんの控えの間に使います。障子に孫たちが小さいころに空けた穴が寒々としていました。いつの間にこんなに多くなったのかと思うほど(;^_^A これはいかんなということで思い立ちました笑

☆中医
 こんばんは!!
今日は一段と寒いです。本当の冬はこのくらい寒いのが当たり前ですね。何だか暖冬で感覚がマヒしていると思いました。冬らしさにホッとするのですが変でしょうか?
 さて、本日は眩暈(めまい)のお話です。眩暈もいろいろあると思いますが主に肝に関わるものが多そうです。他、ふらふらするほど疲れているとか、血不足に陥っているとかです。また、腎の水に関わる眩暈もあるので触れてみたいです。
 夫が先日、目が回って起き上がれないという事態に始めてなりました。それは結論から言いますと肝と脾の問題でした。肝気が上がっているタイプですから納得です(笑)。疲れが出たのかもしれません。

 先に夫のケースを・・・先日、夫が眩暈がすると言って朝早くに起こされました。えっ?と思い、何で?と聞きましたら天井がぐるぐる回って起き上がれんかったというのです。私は眠たくて思考は回らず、夫の話を聞いていましたがとにかく脳外科に行こうよという事になりました。

 でも眩暈はそれっきりで手のしびれなど麻痺はないので違うなと思い始めましたが念のためにと診察を受けました。CTで見る限りでは脳でも耳の三半規管でもないと言われました。自律神経の乱れではないかというお話だったそうです。で、それならと思い当たる漢方薬を飲んでいましたが肩凝りが酷いということと逆流性食道炎も起こしているという事が判明。やっぱり今年の癸卯は木多をさらにアップさせてましたから土の脾を傷めていたようです。

 早速、消化の良い食事に切り替えて朝からお粥にして様子を見てもらいました。もちろん中医学的にはいろんなタイプがありますが夫の場合は胃熱や食滞、脾虚ではありません。自律神経が絡んでいるので命理からも肝気鬱滞で脾を傷めて巡りも悪いのでしょう。ということで適当に煎じてみました。

基本は六君子湯かなと思うのですが肝気の自律神経もありますから四逆散もねえと思い、そのあたりを入れてみました。良かったみたいです♪ まあ、いろんな薬膳茶も飲んでますから何が効いたかわかりません。とにかく柴胡、芍薬、当帰、人参、茯苓、白朮、黄耆、などそこそこに生薬は常備しいるのですぐ間に合いました♪

 でも思ったのですが・・・眩暈って耳ならメニエール症候群などもありますね。中医的には耳は腎の部位ですから身体の水はけが悪いために耳の三半規管に余分な水が溜まると症状が出るようですね。夫の場合、それはないなと思うのですが消化不良のときには余分な水を代謝しきれませんから水滞はあったかもしれません。CTで読影できない程度? つまり耳の症状だとしても脾胃を労わるのは大切なことのようです。消化の良いものを食べて余分な塩分は避ける!水分代謝には基本です。

 それと高齢者であればもう一つ大事なことがあります。耳の病気でしたら腎を強めることが大事です。補腎の漢方を入れるべきと思います。今、方剤のお勉強もしていますが人の体質と八字の五行バランスを見るのってホントに興味深いです。そのままに表に出ています(;^_^A

 というお話でした♪
 
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💛夏の気だるさ!

2023年08月19日 20時18分22秒 | 中医・漢方
    

     ☆テンちゃんはへそ天で寝てばかりです

 ☆ハルくんは暑くはなさそうです。舌をだしてハアハア言ってるのは見たことないです(;^_^A この舌はお父さんの足をべろんとナメてるだけです笑


☆中医・漢方
 こんばんは!!
立秋を過ぎてもやっぱり暑いものは暑いです。ただ未土旺のような身体の重さは少し改善したかもしれません。脾胃の弱い・・・というかちょっとだけ弱いのですが夏の暑さは気を奪いますから朝から眠いと高齢者は申します。私もまさにそのとおりでしんどさは言いようがなかったです。何もせずにいたら、余計に怠くて眠いのでどうにもこうにも・・・と嘆かわしい日々でした。昨日、ストレッチの仲間たちにも聞いてみたら、皆さん同様のお返事なのでまあ、65才を過ぎた連中ばかりだからこんなもんかとホッとしました。私など、つい漢方にも手が出てしまい、1週間ほど飲んでみました。後述しますが私のポリシーとしてはまずは食べ物がお薬と思っているのですがこんなにしんどいのではもう無理と思って飲んだら、シャンとしてきました(笑)。

 脾虚とは言え、とりあえず甚だしい脾虚ではなく、単に怠くて、眠く、眠りは浅いが眠ってはいる。食欲はなくはないが欲しくもなく、いつが来ても空腹にはならない。という状態です。無駄な汗は絶えずかいているので余計に気を奪われる感は否めません。自分で弁証するに考えておくべきは冷えなのですが、脾虚対策に支障があるほどの裏寒はないと思っています。冷えがひどい人はそちらの対策が優先らしいですね。脾虚にしても酷いと漢方は飲んでも吸収すらできないでしょうからそこもどの程度っていうのが大事なポイントらしいです。私のは軽い脾虚。次いで言うなら気虚に血虚もあるはずなんです(;^_^A

 そこでまずは帰脾湯か補中益気湯かなと思って自宅で探してみました。私は病院へはまず行くことがないので夫や義父がもらっているツムラの漢方薬の中を探してみたら十全大補湯と加味帰脾湯がありました。どれどれと見てみたらどちらにも補気にもってこいの四君子湯に加えて黄耆が入っているのでまずは十全大補湯を飲んでみました。数回飲んだのですがあまり変わりませんでした。そこで加味帰脾湯を飲んでみることにしました。帰脾湯と違うのは加味だから柴胡と山梔子(くちなし)が入っているんですね。私は命理的には木が弱く肝脾不和気味ですから柴胡で肝気をパッと流してみるのも良いかもと素人考えで数日間、飲んでみました。そしたらこれが効いたようです。パッと眼が覚めてきましたし、眠気も少なくなったのです。普通、加味帰脾湯というのは心脾両虚の不眠と精神的なものから来る脾の不調に効くのですがこれが効くんですね。私、結構、神経遣っているのかしらと笑えましたが・・・(;^_^A
 とりあえず、間に合わせのツムラ漢方で復活できました!
これから9月に向けての添削課題が届き始めましたので頭を覚醒していきたいと思います!!

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💛家庭内で弁証練習!

2023年05月13日 19時48分44秒 | 中医・漢方
 ☆昨年、長女が買ってきたアジサイ。地植えして今年も咲いてます。

 ☆それを挿し木しておいたのですが早くも花が咲いてます♪

☆中医
 こんばんは!!雨模様で肌寒いですね。夏野菜も植えてますがまだビニールの覆いはしたままです。良かったかもと思ってます。

 親の私たち夫婦はとても元気なのですが次女が連休頃から体調不良が続いていて???という状態でした。とうとう眩暈だとか吐き気だとか言い出したのでそれはダメじゃんということでやれ、脳の検査だ、何だと騒いでいたのですが長女が「おかあさん、あれは脳じゃないよ。眩暈と言いながら眩暈とは違うわ!!」というので様子見をしていました。そして結果、胃腸の調子が悪いという家庭内診断(長女と私が)出しました。最初は風邪から医者にはついてたのですが・・・(;^_^A  とりあえず、この週末のお休みで体調は戻りつつあります♪

 で、私はここで弁証のお勉強をしない手はないと思い、彼女の舌を診せてもらいました。そしたら、何と白っぽくて両端に歯形がついているではありませんか!!両サイドがガタガタです(;^_^A これは水分の代謝がかなり悪いとか於血で痰湿が溜まっていることを意味します。白いのは気虚で裏に冷えがあるということです。おしっこは?と聞きましたら、あまり出てないので浮腫んでるよ!!と言うのです。
 私も頭を整理して今の知識で考えられることをしてみました。
まとめると・・・・
〇もともと貧血気味で冷え性。
〇頭痛
〇風邪が長引いていて副鼻腔炎を起こしていたがそれは改善。
〇食欲不振に吐き気
〇浮腫み
〇舌色は白っぽい。歯形がある

とりあえず「脾虚」と診断して検討することにしました。一番の症状は脾の不調から水が溜まっているだろうということで水を抜く(利水)。そして脾虚は血虚、気虚もあるので補気、補血。温中(お腹を温める)を目指すのが良いだろうということです。
そして選んだのは六君子湯です。ポピュラーな胃腸薬だと思います。六君子湯は四君子湯に2つ加えたものです。詳細を書いてみますと・・・
人参・・・補気 生津(身体の水分を補う) 
白朮・・・補気 利水
茯苓・・・利水 安神(メンタルを落ち着かせる)
半夏・・・燥湿化痰(湿を取り除く)降逆止嘔(気を降ろして吐き気を抑える)
陳皮・・・燥湿化痰 理気健脾(気の流れを促し脾を健やかに)
大棗・・・補気 安神 養血
甘草・・・補気 緩急止痛(痛みを抑える)
生姜・・・温中 止嘔
となります。
☆補中益気湯、帰脾湯など迷ったのですが裏寒があるのと於血対策を優先して六君子湯を私は選びました。

 これで命理的にどうなのか、そこが詩子的にはポイントです。しかしながら娘の八字はオープンにはしておりませんので控えますが・・・(すみません(;^_^A)
未土旺生まれの金弱。水の腎気弱。性情的に思考回路は取り越し苦労気味で決断力不足。通変的には印多の母頼み。火官殺は透るので対人関係良いために却って溜め込む。そういったところから脾気の問題発症は頷けるところです。
 しかしながら土を疏土開墾する甲木は不足も現大運で喜の木旺運はやや改善かという判断。いけないのは体質的に貧血の血不足で心の神は傷みます。火は君主の官ですから情動を統括する血不足はいけません。思考はネガティブになるでしょう。母病犯子という中医的な視点から火の病(母)が土(子)に移行していくのかと考えると思考回路の不適切は土の脾虚に繋がるわけです。
 詩子的にはしっかりとお勉強させてもらったなと思います(;^_^A まだ脈をとれないので残念です。脾の脈は診ましたがやはり弦なのか・・・でも私ほど沈ではないなとは思いました。よくわからないのです。これは多くの人を見て経験をしないとダメだそうですね。私のように机上だけではわからないです。
 本日は私事で失礼しました。 
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💛脾胃力!

2023年01月28日 20時04分37秒 | 中医・漢方
 ☆ほんのちょっと雪が降りました。今冬初です!

 ☆お正月明けに安くなってたシクラメン。大きくなったのでお得感あり!!


☆中医
 こんばんは!!
連日の寒波にも少し慣れてきたかというと身体が慣れたのではなくて、暮らし方が寒い日向きになっているだけだと思います(笑)。とにかく個人的に夏はダメですが冬はしんどさはないので楽です。
 先日、口内炎のことで記事を書きました。個人的にはまだ納得しているわけではなくて、いろいろと日々の読み物の中であることに気づきました。それは「脾胃力」という視点です。消化吸収の力と考えても良いのですが中医的には以下のようなことです。ちょっと詳細を書いてみます。

 脾胃というのは五臓六腑の陰陽であり、表裏です。五臓が陰、六腑が陽です。命理で言えば己土が脾、戊土が胃ということになりますが命理ではそこまでの区切りは付ける必要はありません。それよりも中医的な概念を理解しておく必要があります。六腑としての胃は食べた食物を消化酵素で砕き、腐熟させます。胃気は湿を好み下がるのが普通で逆にあがるとげっぷや逆流性○○などとなります。
 逆に五臓の脾はちょっと違います。脾というのは脾臓ではないのです。「脾の作用」と言う言葉が適しています。真鍋先生曰くは、脾臓はorgan、脾はsystemと考えるのが正しいそうです。具体的には脾はすい臓、十二指腸、小腸あたりの消化吸収の作用を指して「脾」というのが現実的だというのは石川ドクターの説です。ちなみに脾気は湿を嫌い、上昇して肝や心、肺に届かねばなりません。

 そして次です。石川ドクターのお話ですと・・・人それぞれ、そしてその時々で脾胃力というのは違うし、体調不良だと脾胃力が落ちてしまっていることもあるということです。そこへ通り一遍にお薬を処方するのがいかがなものかと言うお話です。脾胃力が落ちているのに脾に負担をかけるような生薬入りのお薬はかえって悪いということです。例としては地黄や当帰です。私自身、胃が不調だなと思うときに地黄が入った漢方は避けています(;^_^A ですから口内炎も同じことではないかと想像したのです。漢方薬もいろいろな飲み方があるでしょうが煎じる、粉状態、顆粒であったりといろいろです。よく効くものほど胃に負担がかかることがあります。その人の脾胃力を考慮したものであれば続けられるでしょうが、飲み続けているうちにどこかで脾胃が悲鳴をあげて、結果、口内炎となって表出するのではと思いました。そうしますと大概の人はそこでお薬をストップされます。でも正しい飲み方というのは脾胃力と相談して少しづつでも続けることで改善できるのではということです。ただ漢方は長く飲むものではないそうです。きちんと止め時はあるそうなのです。プロはやはり脈診でそれを判断されてます。

 私、詩子が命理的に考えてみても土の脾胃力を問うなら、土が忌を為すのであれば基本的に脾胃力は弱いはずです。現に私は脾胃力がありません。脾は消化吸収した栄養物を血液と化成して押し上げ、肝心肺に送らねばなりませんがその力が弱いために肝血を補えず、他の臓腑にまで及び難いというのが実態です。だからどうしても結果的に肝腎の脈が弱いのです。命理で言うように土多が水木を剋、逆剋しているわけではないのです。真相は脾胃力の無さです。私の場合、脾胃の脈は細くて、ボンボンと打つ弦脈です。完全に裏症です。これは脾虚の典型の脈みたいですね。

これ、薬膳講座で習いましたよ!!薬膳って料理のことは後回しでどんな食材を使うか、そのための五臓六腑のお勉強なのです。中医学ばかりといっても過言ではないです(;^_^A 自分の脈は少しわかるようになってきました♪
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💛口内炎:中医では・・!

2023年01月14日 20時09分35秒 | 中医・漢方

☆昨冬のシクラメンです。今年もまあまあの咲き具合になりました♪ あともう一鉢、生き残ってますがまだまだです。

☆中医
 こんばんは!!
一日中、雨でした!! 外に出ることなく一日中、私は家の中でした。久しぶりにミシンを走らせてみようかと思い、昨年から思案しながら眺めていた生地を裁断しました(;^_^A でも頭の中は気になることがあるとずっと考えていてスッキリするまで離れません。
 生徒さんの中で漢方薬を病院で処方されて飲んでいるうちに口内炎ができたのでちょっと休憩しているとか、以前からよく口内炎ができるというお話を聞きました。どうして漢方薬の処方の如何で口内炎になるのか?また普段からなりやすいというのはどういうことなのか、知りたいなと思っていたらその情報筋からヒントはいただきました(;^_^A 巷ではよく食べすぎなどで胃が悪いのでしょうというのは聞きますが・・・・あながち間違いではなかったです。

中医学は五臓六腑の生理作用を紐解くことでとても理論的に説明がされます。口内炎は体内の過剰な熱が病邪となって口腔内を刺激して炎症が生じるものだそうです。特に口腔内という場所にできるということでも臓腑のどこと関連しているかというのでわかってくると言われました。

そう言われるととても単純になってきますので取り上げてみます。炎症が起きて痛いところにお薬を塗っておくというのは対処療法ですが大元の臓腑を補強するというのが中医的ですね。

〇脾は口に開竅(かいきょう)すると言われます。臓腑は身体のどこかの穴に通じて開くということらしいです。食の不摂生や暴飲暴食で脾に熱がこもる、つまり胃熱が発生するとなりやすいそうです。これは胃熱を納める処方を下もらえばよいわけです。どんな処方が良いかと言うのは専門家に聞くべきと思います(;^_^A

〇心は舌です。心の火、つまりストレスや不眠で精神情緒が乱れても不調の一つとして口内炎はあるでしょう。舌診をする際に舌の先端は心の火ですので舌先が赤かったり、舌先に赤いブツができていたりすると不眠とか眠りが浅いなどの症状があります。これは精神的な分野ですから肝も関わっていますから肝火も上がるらしいです。肝と心の火を納める清熱効果のあるものを処方してもらえば良さそうです。
私などは夏場の気虚で眠りが浅いと舌の先が赤くてブツができてます(笑)。ま、気虚が原因は私らしいですけど(;^_^A 私は原因は脾気虚にあるのですが舌では心の先っぽが赤くなります。

〇また五華という視点からも脾の華は唇です。確かに唇、とくに口角にできているのを見かけますね。これ、多いかもしれません。ヘルペスっていうものですかね!!

こうやってみますとできている場所で何となくどの臓腑が絡んでいるのかわかるかもしれませんね。中医的な発想だとどんな症状も時間の経過とともに悪化すると熱が生じるという感覚ですから、長引かせるとできやすいのかもしれません。

〇それととても専門的になりますが身体の体液を消耗しすぎてもなるらしいです。これ、陰虚症というのですが体液不足です。陰と陽のバランスが崩れて陰が足りないために陽気が盛んで熱をもってしまうという症です。こういった診断を受けた場合には当然ながら身体に体液を補充できるような処方や清熱の処方もあるでしょう。
参考にどうぞ!!


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