この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

シエマの桃源郷に参加してきました。後編。

2018-12-18 21:35:59 | 新作映画
 続いて二本目は『スタンド・バイ・ミー』で知られる名匠ロブ・ライナーの初監督作品『スパイナル・タップ』。
 「スパイナル・タップ」というロックバンドのアメリカツアーに密着したドキュメンタリー映画なのですが、実はそのような名前のロックバンドは実在しません。つまりフェイクドキュメンタリーってことですね。
 女によってバンドが崩壊するとか、実はその昔カントリーソングを歌っていたとか、ロックバンドあるあるネタがこれでもか!とばかりに盛り込まれていてなかなか楽しめました。
 ただ、同系統の作品であれば『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』の方が面白かったですけどね。あっちはフェイクじゃないですし。

 まぁともかく二本目まではなかなかよかったんですよ。渋いチョイスだなと感心もしました。
 問題の三本目の上映が始まるまでは…。
 その三本目というのが『マッドライダー』というイタリア版『マッドマックス』、、、というか『マッドマックス』のイタリア版パクリ映画で、本っっっっ当につまらなかったです。
 今年このイベントも含めて劇場で50本ぐらい観ているのですが、ぶっちぎりのつまらなさでした。
 こんなつまんないパクリ映画を夜中の一時に見せるなよ、と正直思いました。

 そして締めの四本目が『幽玄道士キョンシーズ』でした。
 これは『マッドライダー』ほどつまらない、ということはなかったのですが、覆面上映会の締めの一本として相応しい作品かというとそうは思いませんでした。
 他に何かなかったんかい!と思ったのは自分だけではないはず。

 このイベントで上映された四本の作品はいずれも知る人ぞ知るマイナー作品ばかりだったと思うのですが、知る人ぞ知る作品が必ずしも面白いわけではないという当たり前のことを学びました。
 シエマの桃源郷、来年は参加しないと思います。たぶん。
 
コメント
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