木村聖子

倶知安町議会議員3期目

水道整備事業、GoToSKIキャンペーン

2020年11月25日 | 議会活動

昨日の経済建設常任委員会では、陳情第6号の審査継続と11月27日に開会される臨時議会案件である補正予算の説明をを受けました。
大きな案件であったため、翌日の道新朝刊(しりべし版)に2件について記事になっていました。

■陳情審査
水道の巨額整備費用に対する収入をどのように賄うか、収支計画について現状説明を水道課に求めていましたのでその回答がありました。
・このままの料金設定だとすると令和7年に赤字決算となることがシミレーションされました。

水道は企業会計で、一般会計とは異なるので企業会計内で処理するのが通常です。考え方としては鼻から一般会計から繰り入れて赤字補てんをする資金計画をするのはおかしいということです。(交付税措置のある事業など法令内の繰り入れはあります)
・解決するには、使用料金・加入金の料金改定や以前から提案されている開発負担金制度の導入により収入を確保していく必要があります。

・もちろん巨額整備事業自体をやらない、という考えもありますが山田地区は給水区域になっており全く何も手を加えないという手段は法的解釈に照らし合わせると難しい判断となります。

・懸念されるのは水道料金はどれだけ上がるのか?
巨額整備費用は山田地区に送水される水です。もちろん市街地は無関係でなく、老朽水道管の布設替え工事も行わなければならず本町水道会計でみると多少なりコストアップからは逃れられないと考えています。
しかしながら、発端は山田地区の大型開発による急速な給水量の供給に対応するための整備事業であり、一般町民というより観光事業者の為の整備であると私は考えているので、料金設定には山田地区を中心に事業規模(口径・種別など)に応じてグラデーションをつけて応分の負担をお願いするべきと思います。
それにより一般町民への料金転嫁は山田地区より軽減されるように(応分の負担)設定すべきと思います。

倶知安の水道水は日本一の水。
夏でも蛇口をひねれば冷たいおいしい水が飲めます。塩素も本当は注入しなくてもよいほどの清い水なのです。
また水道料金は下から数番目に入っているほど低料金。
これはある意味倶知安町の自慢になると思います。
この自慢がいつまでも続くように、健全な収支計画と応分の負担について引き続き取り組んでいきます。

■ひらふスキー場のシーズン券を町内小中学生に配布! ※地方創生臨時交付金による事業

Go To Skiキャンペーン事業の一環事業により、11月27日臨時議会で補正予算が可決後に正式決定します。
11,000円×1200名児童生徒分のシーズン券を発行=1,320万円 (町から索道会社に対し)

但し、小学生は保護者同伴となるため保護者のリフト券優待についても検討するように意見しました。
どちらかというと教育委員会からの発信になる事案かと思いますが、今回は観光課からの提案により経済建設常任委員会での議案となりました。

その他、町内各公共施設に自動検温装置や町内病院・歯科医院にクイックサーモ、GIGAスクールに対応した整備などを含めて、地方創生臨時交付金による事業は総額1億1500万円となっています。

コメント
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