木村聖子

倶知安町議会議員3期目

ひらふ観光中核施設の建設経過

2017年11月06日 | 議会活動

 以前から話題に挙がっていた、ヒラフ交差点の角地、ひらふ第3駐車場(消防格納庫などもあり)に建設予定の「ひらふ観光中核施設」はどうなったか?

~町民の方からたびたび質問されます。

平成29年10月に杭打ち工事と一部基礎工事を行い、平成30年4月から本格的に本体工事にかかる予定でしたが、
9月に行われた本体工事入札が不調、調整して再度10月の入札も不調により業者との契約締結に至らず、今年度予定の工事を行えていません。

この事業は、国からの交付金(4割)で賄っている為、平成30年度中(平成31年3月31日まで)に完了しなければならず、間に合わない場合は全額町費となってしまいます。先日の委員会で「大型投資が続く中において町単費で行うことは絶対に避けなければならない」と意見を述べさせて頂きました。

しかし、ニセコエリアは大型施設の建設ラッシュで、人員や資材やりくりなど、示した建設費や工期は業者にとって厳しい状態のようです。
今後は、12月に入札方法を変えて(指名競争から一般競争入札へ)再度入札を行うと町では説明しています。
いずれにしても、本年予定の工事は行われず、来春からの工事開始を目指しています。 

    ※この件で先日10/27、北海道新聞朝刊(後志版)に記事が掲載されました。

 ■経緯について簡単に触れます。

①平成10年9月、ひらふ高原地区活性化第2次計画において、「第3駐車場に(仮称)ホワイトハウスを」という構想から始まっています。

②平成21年3月、倶知安町が観光振興基本計画を策定、「観光案内施設の充実」項目において具体的な機能の検討を行いました。

③平成25年3月、倶知安観光協会が倶知安町に対して「ひらふ高原地域活性化事業」の実施において「仮称ホワイトハウス構想」を最優先事業とするよう要望書を提出しました。

④平成26年4月、国の社会資本整備総合交付金を活用のため、国土交通省へ申請し、採択されました。
 平成26年度から平成30年度の前期5か年で 1.道路改良工事 2.街路灯整備 3.案内サイン整備 4.観光中核施設の建設を計画。 (1~3は26年~27年で整備済み)
 平成31年~の後期5カ年には、第1駐車場及びサンスポーツランドの再整備を検討するという内容。

⑤平成28年3月定例議会、平成28年度より中核施設建設を行う計画だったが、町民への説明不足や民間の検討委員会を前年度は一度も開催せず、当初計画予定していた民間資金活用(PFI方式)から町単独での建設変更をしました。町民や議会への報告なし大幅変更したことにより、町が平成28年度に計上した建設計画にまつわる予算を議会で承認しない事態になりました。

⑥平成28年8月臨時議会、検討会開催や町民ワークショップ開催を経て議論が概ね成されたということで、条件つきで関連予算を可決。

⑦平成28年10月、設計業者の選定。

⑧平成29年3月、基本設計。

⑨平成29年4月~8月、実施設計。

⑩平成29年9月、本体工事入札不調により業者決まらず。


 

コメント
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