自分が時折出かける池のほとりの枯れ木に一心不乱に穴を掘るアカゲラ（キツツキの一種）。
今頃巣穴を掘るのでしょうか。ひたすら何時間も木を突いていました。その結果、頭がすっぽり入るくらいの穴が空きました。人が近づいたら飛んでいってしまいましたが、この巣穴はどうなるのでしょう。また掘るのか、それとも近くに脅威があると考え、何時間も掘り続けた穴を放棄するのでしょうか。
少ししたらもう一度確かめに行きたいと思います。
ピアノの（いろいろな楽器の）演奏会にお邪魔しました。本番では皆様の邪魔にならないように後方からのみの撮影になりましたが、リハーサルでは図々しく演奏者の近距離での撮影をさせていただきました。演目はドビュッシー。
連弾。
ピアノは不思議な楽器です。
弦楽器であり打楽器。音域の広さは随一で使い勝手の良さは群を抜いているように思われます。ある種、機械のようでもありますが、メルヘンチックに言えば大きな玉手箱のようでもあります。誰でも鍵盤を叩けば音を出せますが、聴いているものに気持ちを届けるには大変な労力（いろいろなものを一緒くたに言えば）が必要です。
美しいピアノの演奏は心地よさと感動を与えてくれます。演奏には演奏者の人間そのもの（ある一場面の）が現れるのかもしれません。比べるのには無理がありますが、写真と似ているところもあります。どうしても（それが嫌でも）生きてきたバックボーンが見えてしまうものなのかもしれません。
アンデスの音楽フォルクローレの演奏者。ペルー出身のセルヒオ・アウカ・スルコ（ケーナ）とToyo草薙（ギター・チャランゴ）による演奏風景。
日本の裏側南米・アンデスの風が吹き抜けます。（ケーナは風の楽器と言われています。）
長い時間ずっと鍵盤を叩いてきた手。
音楽と生がごちゃごちゃになった手。
美しさも激しさも優しさも悲しさも欲望も紡ぎ出す。
昨年訪れたナミビアの写真。
先日、ラグビーW杯で優勝した南アフリカのチーム名スプリングボクスはこの動物。南アフリカスプリングボクスはアパルトヘイトなどを乗り越えて世界一のチームになりました。
ナミビアはこの南アフリカの北西に位置します。
スプリングボックはアンテロープの仲間です。現在は乱獲などによって、その数を減らしているようですが、かつては爆発的な増加があり、その際、集団で真っ直ぐに行進し、海に突入したという話があります。１億頭もの個体が行進したこともあったということです。
走力も抜群で時速100kmで走り持続力もあります。ジャンプ力もずば抜けていて軽々と４mも跳び上ります。このジャンプで肉食獣が腰を引くことがあるそうです。
なかなか面白い動物です。
昨年訪れましたナミビアのナミブ砂漠（ナミブとは「何も無い」という意味）。酸化鉄が付着して赤い色の砂漠になっています。風と砂が作る美しい風景。
約８,０００万年前に形成された地球最古の砂漠だそうです。
唐突ですが、自分が今一番撮りたいのは、小さな女の子が特別なお出かけのためにお母さんにとても可愛くおめかしをしてもらって、嬉しくて、ちょっと恥ずかしくて、得意げな表情と姿。
一人の人間が写真を撮るのにも限度があります。どんな写真を撮りたいのか夢のような妄想は沢山あるのですけれど、ほとんどが妄想の域を出ていません。
もっともこんなに沢山、動物たちの写真を撮らせてもらったのだって夢のような出来事。
ケニアではよく見かけます。ボツワナではテントの入り口に座っていたこともありました。いたずら（人間にとって）をすることもあるので、あまり好かれませんが、人間にも慣れているようで馴染みの動物です。
と、ブチハイエナ。夜、テントの近くでよく鳴き声が聞こえます。
アフリカには鹿はいないようです。鹿に似ている動物はすべてアンテロープ、レイヨウ類。牛に近い生き物です。７、８月はヌーの大移動の季節。今年はマラ川を渡るヌーの姿も見ることができました。
