団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の54年 ネギ農家さんちの小菊と・・

2019-12-05 21:48:41 | 夫婦

私の散歩コースにあるネギ農家さんちの入り口に植えられている小菊は11月に毎年盛りを迎えますが・・

今年はイマイチ満開と行かない内に刈り取られました。

確か真っキイキイになる筈ですが・・

 雨が続いて暫らく見ない内に・・ 

昔、若い頃、車で一人房総半島白浜、千倉、鴨川とカーネーション、カスミソウ、百合、ストック等々・・

正月用にご近所の分もと、お花を買いに行って・・

特に毎年小菊を分けて貰いに行った小さな花農家の小柄なお婆ちゃんとご家族に親切にしていただいて・・

20年も続いた年の瀬房総半島正月用花の買出しですが・・

カーネーションを初め殆どの花が温室、又はハウス栽培なのに小菊だけは路地栽培で・・

当時も年によって気温がマチマチで、暮に行って丁度いい具合に分けて戴けるとは限りません・・

或る年は早く咲き、或る年の暮は遅くなる露地栽培の難しさ・・

お婆ちゃんが私の小菊を私の買出しの日に合わせて囲いをしていただいて、丁度お正月に咲くように工夫をして下さった・・

今でも1束1束丁寧に束ねられた小菊と明るいお婆ちゃんの姿をハッキリと覚えています。

「こんな出来の悪いお花でお金戴いては申し訳ない・・」といつも仰られて・・

当時私と同年配の若奥様からは、手作りの菜花を沢山戴いた事も有りました・・

こちらも「立派な梨のお礼にもならないけれど・・」と・・

当時取引先の何軒かに遅いお中元の梨を配りついでに、ご縁が出来た小菊の農家さんに差し上げた僅かな梨のお返しにと・・

暖かい心からのお付き合いを戴いて、私達はお正月を花いっぱいで迎えたのでした。

あれから30年経って、私がこの年ですから、お婆ちゃんは、とうに亡くなっておられるでしょうが、小さな小菊の花畑は未だ残っているのでしょうか・・

師走になって、暖かい房総花の旅に今度は二人で行ってみたい私です。

食いしん坊ですが花だけは別です。もう30年以上も昔の事ですがハッキリと思い出してしまいます。

 

 今朝から柿が再登場です・・ゴチソウサマ