八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

暑さ今昔! と、暑さ対策!

2023年08月01日 18時14分04秒 | 管理人のこと、雑感

暑い7月が終わり、8月に入った今日、7日間続いた猛暑日がようやく途切れました。それでも八王子の今日の最高気温も32.1℃で暑かったです。しかし、昼過ぎから猛烈な雷雨が降り、一気に気温が下がり、涼しくなりました。昔の夕立のようです。

 

昔と言えば、私たちの年代から上の年代の人たちと話していると、「昔はこんなに暑くなかったよね」という話になります。皮膚感覚でそう思うのですが、実際はどうだったのでしょうか。

 

ということで、気象庁の過去のデータを調べてみました。八王子の一番古いデータは、1978年からになります(もちろん、私はその頃八王子にはいませんでしたが)。もう子どもではなく、中学生になったくらいの頃ですね。単年度では例外もあるので、数年単位で、7月・8月の平均最高気温と猛暑日の数を比較したのが、下の数字です。

 

 

      7月       8月

1978年  31.5℃(0日)  33.1℃(5日)

1979年  28.2℃(0日)  30.5℃(2日)

1980年  26.4℃(0日)  25.8℃(0日) ※冷夏だったとみえ、30℃にならない日も多かったです

1981年  29.9℃(1日)  29.5℃(1日)

 

2020年  27.2℃(0日)  34.6℃(17日)

2021年  30.2℃(1日)  31.2℃(4日)

2022年  31.8℃(5日)  31.7℃(6日)

2023年  34.1℃(15日)

 

やはり、明らかに最近の方が「暑く」、「猛暑日も多い」のが分かります。昔は部活で「水を飲んではいけない」などと、非科学的な精神論がまかり通っていましたが、それも今よりはずっと気温が低かったからで、今のような危険な暑さの中ではもっての他です。ここ数日でも、熱中症の痛ましいニュースを耳にしましたが、報道で聞く限りはかなり頻繁に水分補給をしていたようで、適切な運営をしていたように思えます。にもかかわらず、こうした事故があると、もはや真夏は運動をしてはいけない時代になったかもしれませんね。少年野球の活動なども難しさがありますね。

 

2005年から散田ドラゴンズの活動に参加し、夏の練習を10年ほど経験し、ジョギングも2009年の夏から15年ほど夏を経験してきていますが、その経験から運動時の暑さに対するポイントは、「汗をかいて、水分補給」と「直射日光を避けること」だと思います(経験則に基づく個人的な感想です)

 

熱中症の指標となるのは、「気温」だけではなく、「湿度」と言われます。何故かと言えば、かいた汗が乾く時に発生する気化熱が体温調節のカギだからです。湿度が高すぎて汗が乾かない状況だと、どんどん体温があがってしまうので、危険です。こういう時は、適度に汗を拭いて、気化熱が発生するようにしなければなりませんが、いずれにしても、汗をかいて体温調節をすることが非常に重要だということです。そして、当然のことながら、汗をかいて身体から水分が失われたら、その水分を補給しなければなりませんから、水分補給もマストです。

 

もう一つ補給しなければならないのが、塩分などのミネラルです。ミネラルは身体の生理機能を円滑にする重要なものですから、これが汗とともに失われると、足がつったり、頭痛やふらつきなど、熱中症の症状が出ます。ミネラルが不足した状態で水だけ飲むと、さらにミネラルの濃度が薄まるので、かえって危険です。では、このミネラル不足をどうしたらいいかと言えば、これも少年野球のお手伝いをしている方などには常識ですが、塩アメなどで塩分補給をすることです。ただ、もっと根本的な対策は、元々人間に備わっているミネラル再吸収機能を活性化させることだと思います。人間の汗腺には、汗とともに流れ出るミネラルを再吸収する機能があります。しかし、汗腺の数は子どもの頃と変わらないですが、歳をとるとともに機能しなくなるものが増え、結果として汗をかきすぎると、ミネラルの吸収が追いつかず、べたついた汗となり、外へ流れ出てしまいます。私もジョギングを始めた頃は、そういう汗が出て、シャワーを浴びると、流れ出た塩分でジョリジョリとしたくらいです。それが、ジョギングを重ねるとともに機能を停止していた汗腺が復活したようで、徐々にサラサラの汗しか出なくなりました(逆に副作用として、ものすごく汗かきになったようで、ちょっと辛いものを食べるとすぐに汗だくになります)。こうなってから、暑さにも耐性が出来たように思います(もちろん、個人の感想です)。

 

そして、もう一つは「直射日光を避けること」です。これも、日傘をさすと暑さがまったく違うように、誰もが実感することですが、暑かった7月のジョギングでは特に実感しました。気温がまだあがり切らない早朝にジョギングに出ていましたが、それでも直射日光を浴びると、どうしても体温があがります。しかし、平たんな東西ルートを走ると、どうしても日向が多くなります。日陰を求めて走ろうとすると、南北ルートになりますが、そうすると、どうしてもアップダウンになります。「暑さ」と「アップダウン」の究極の二者択一ですが、今年の暑さは、さすがにアップダウンを選択させた次第で、何とか大したダメージもなく192kmを走破できました。

 

グランドでの運動の場合、直射日光を避けることはなかなか難しいので、水分補給だけではなく、練習する時間と日陰で休憩する時間のバランスをどうするか、これから研究することが必要かもしれませんね。もはや練習しないという選択肢もあるような状況だと思いますが、練習するとしたら、練習時間の倍くらい日陰で休憩することが必要な時代なのかもしれませんね。そうしたエビデンスをしっかり積み重ねて、痛ましい事故が起きないようにしたいですね。

 

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