八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

高校野球とスポーツを食い物にする大人。対照的です。

2018年07月30日 23時16分56秒 | スポーツ

代表56校

高校野球西東京大会は、日大三高が9回裏劇的サヨナラホームランで久々の夏の甲子園出場を決めました。さすが第一シードです。また、日大鶴ヶ丘の投手は、熱中症で救急搬送されたそうです。本当に今年の夏は過酷でしたね。

 

そして、北神奈川予選は、本命・東海大相模を破った慶應が桐光に勝って、こちらも久々の夏の甲子園出場を決めました。横浜とともに、神奈川の実力を示してほしいですね。この他、岡山では創志学園が出場を決めて、全56校が決まりました。

 

高校野球も、いろいろな問題を起こしてきたのは事実ですが、やっている選手たちは、間違いなく真剣です。本当に多くの人たちの思いを背負って、甲子園の舞台に立つのです。スタンドで応援するしかない同じチームの仲間たちの思い、たった1チーム以外は敗者となる予選で戦ったライバルたちの思い、決して楽ではないサポートを子どものために喜んで引き受けてくれた親の思い。こうした思いを背負って、必死に戦う姿が、やはり観るものの胸を打つのだと思います。今年の夏はいつになく暑いですが、身体には気を付けながら、熱い戦いをしてほしいですね。

 

それに対して、こっちの方は本当にうんざりです。スポーツに携わる資格もありません。

 

 

日大アメフト部と日本ボクシング連盟問題

悪質タックル問題で揺れた日本大学ですが、第三者委員会が内田前監督、井上前コーチの指示を認めたため、両者を懲戒解雇処分としました。遅きに失しましたが、当然の結果です。

 

一方、今回の事件の背景には、このような事態を招くまで内田前監督を重用し、しかも事件発覚後も主体的に事態の収拾に乗り出さなかった田中理事長の独裁体制というガバナンスの問題があったわけですが、これに対しては、田中理事長の説明責任を問うにとどまりました。

 

様々な企業不祥事の背景には、このような権力者の腐敗があることが多々あります。日大の悪質タックル問題でも、田中理事長は直接関与はしていないでしょうが、内田前監督に何をやっても誰にも文句を言われないような権力を集中させたということについては、間接的でも相当の責任があることは間違いありません。しかし、日本に限らずですが、組織において、最高権力者を排除するのが本当に難しいというのが実情だと思います。

 

取締役会や、理事会などでは規定の上では、全員同じ力を持つと言われますが、現実には、代表取締役(社長だったり、会長だったり、最大の権力者)や理事長が、最終決定権を持っています。その対策として、社外取締役などの制度もありますが、現実には組織に精通しないものが、たまにしかない取締役会や理事会で、実態を把握し、組織をけん制するのが難しいものです。社内組織から指名された監査役が十分な監視機能を持たないのも、久しく言われてきたことです。私自身も、明確な解答を持っているわけではないですが、このおかしな状況を指摘し続けるしかないでしょうね。

 

また、時を同じくして、まさに同様の事例である、日本ボクシング連盟の問題が報道されました。助成金を受けた選手が、連盟会長から他の選手に助成金を分けるように指示され、他の幹部に確認したところ、あくまで自分の意思で他の選手に分けたことにしろと示唆する音声テープが公開されました。また、今回の告発では、日本各地のボクシング連盟支部関係者はじめ333人もの関係者が加わっているそうです。

 

人数が多から正しいということにはならないと思いますが、件の会長が何と「終身会長」というポジションに就いているということを聞けば、やはり正義は告発した側にありと当然思います。選手のために、実力主義で健全に運営されるべき組織において、「終身」の地位を保証することなどあり得ません。「終身」がないことなど、スポーツ関係者が一番分かっているはずであるにもかかわらずです。本当に情けない限りです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高校野球予選たけなわです!

2018年07月29日 21時39分04秒 | プロ野球・高校野球

7月19日にダイワハウススタジアム八王子で西東京大会5回戦を観てから、9連勤だったので、更新できませんでしたが、その間に一気に予選は佳境に入っています。西東京予選も本来であれば、昨日決勝の予定でしたが、日本を直撃した台風12号の影響で、明日に順延されました。日大三高対日大鶴ヶ丘の日大対決です。今年は日大アメフト部の問題もあり、色んな雑音もあったのではないかと思いますが、よく頑張りました。明日は全力を尽くしてほしいですね。

 

東東京は今日が決勝でした。久しぶりの休みで神宮球場に行く元気はなく、テレビ観戦しました。準決勝で帝京を破った都立小山台が二松学舎を相手に途中まで健闘しましたが、最後力尽きて6対3で、二松学舎が甲子園進出を決めました。

 

そして、記念大会で二校選出される神奈川県の南神奈川も今日が決勝で、東東京と同時並行的にテレビ観戦しました。横浜と30年ぶりの決勝進出の鎌倉学園でした。王者・横浜が7対0とリードし、圧勝かと思われましたが、9回に鎌倉学園が3点を返し、横浜を少し慌てさせましたが、そこまででした。そして、明日は北神奈川の決勝です。選抜出場の東海大相模を破った慶應対桐光です。

 

と、そんな状況を見ながらふと思ったのは、記念大会で出場校が増えた府県の区割りの決め方です。神奈川県は、甲子園で勝つよりも、予選を勝ち抜く方が大変なため、なかなか甲子園で勝てないなどと言われるくらい激戦区です。その県内での強豪校は、かつては法政二高、Y高こと横浜商業などがありましたが、現在の強豪は、横浜、東海大相模、桐蔭、桐光、慶應といったところでしょう。しかし、そのうち、東海大相模、桐蔭、桐光、慶應の4校が北神奈川で、南神奈川は横浜のみです。

 

詳細は知りませんが、大阪府でも北大阪で大阪桐蔭が履正社相手に劇的勝利しましたが、まだ準決勝です。一方、南大阪の決勝では、近大付対大商大堺というあまり全国区ではない戦いとなりました。その他、出場校が増えた埼玉、千葉、愛知、兵庫、福岡がどうなるのか分かりませんが、どの県も県庁所在地に有力校が集まっているので、出場校増の効果が出ないような気もします。

 

東京の場合、東は帝京、関東一、二松学舎、西は日大三、早実、東海大菅生、国士舘など、バランス良く別れているように思いますが、東京以外の地域ではそうはいかない気がします。優勝して夏の甲子園に行くというのが、理想なのでしょうが、それぞれの地域の優勝、準優勝が出場するのが、もっとも納得性があるような気がします。

 

それはともかく、今年の夏は7月から暑すぎますが、これからまだまだ暑くりそうです!

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都立片倉、都立国分寺惜しかった!

2018年07月22日 21時22分29秒 | プロ野球・高校野球

昨日の5回戦で、都立昭和、都立八王子北とも一時リードしながら惜敗し、都立で残ったのは、片倉と国分寺だけになりました。そして、今日から神宮での準々決勝でした。仕事なので当然見られず、途中ネットでチェックです。

 

第一試合では、片倉が5回時点で5対3と第1シード日大三高をリードしながら、終盤逆転され、6対8で惜敗。第二試合も1点を争う好ゲームながら、4対2で国分寺が第2シード国士舘に惜敗しました。逃した魚はでかかったですが、都立高が第1シード、第2シードをここまで苦しめたのだから見事です。

 

これでベスト4の2校が決定しました。そして、明日が準々決勝の2試合です。

 

創価 対 日大鶴ヶ丘

東海大菅生 対 八王子

 

一昨年、八王子が甲子園初出場を決めたので、これからは甲子園経験組の戦いになります。圧倒的な力をもったチームもなさそうなので、どこが出てもおかしくないでしょうし、激戦が続きそうですね。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そろそろ10年、20年になります…健康にまつわる話

2018年07月19日 23時23分35秒 | Jog&Walk,Health

禁煙10年 

最近はあまり意識することがなかったのですが、先日改正健康増進法が成立したニュースを見て、この9月で禁煙して10年になることを思い出しました(「禁煙のきっかけ」「卒煙、1周年記念!」)。

 

健康診断データ20年

そして、それより10年前の20年前から健康診断の結果をデータとして残しています。その頃から健康に気を遣っていたということではないのですが、当時人事部に所属していて事務局をした、年輩の社員向けの「ライププランセミナー」の健康の講義の中で、「健康診断の結果はあくまでもその時の結果に過ぎない。大事なのは、時系列で見ていくこと」という話があったため、「じゃあ記録に残しておくか」と単純に思っただけです。

 

コレステロールに注意?

当時は33歳で何となく始めただけでしたが、身体にいろいろ支障が出てくる50代になると、なかなか貴重なデータだと思います。で、ここでも何度も書いていますが、10年くらい前からずっとコレステロールがひっかかっています。しかし、自分なりにいろいろ調べた結果、気にしないことにしました( 「健康とは何だ?」 「コレステロールは大切だ!」「田中秀一著『「コレステロール常識」ウソ・ホント』」)。 

 

健康診断結果で、コレステロール関連項目が基準値から外れると機械的に「食事と運動不足に注意しましょう」というコメントが印字されてきますが、食事もそんなに大食いでもなければ、散ドラを退団するまでは運動しすぎというくらい運動していました。どう考えても納得が出来ません。それに「動脈硬化になるかたコレステロールが悪い」とは言われますが、それを納得できるように論理的に説明してくれる本は読んだことがありません。大抵は「コレステロールはこうして下げる」というようなハウツー本があるだけです。

 

一方、コレステロールが高いことは悪くないという本は何冊もあり、いずれも納得できるものです。

 

田中秀一(2005)『「コレステロール常識」ウソ・ホント』講談社

浜六郎(2006)『コレステロールに薬はいらない!』角川書店

浜崎智仁(2011)『コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる』講談社

新見正則(2013)『長生きしたけりゃデブがいい』SBクリエイティブ

板倉弘重(2018)『ズボラでもラクラク!飲んでも食べても中性脂肪コレステロールがみるみる下がる』三笠書房

 

最後の著書は、コレステロールを下げた方がいいという立場の本ですが、それでも「高血圧、高血糖、メタボなどの危険因子がなければ、コレステロール値がある程度高くても問題ない」と言っています。その他の書籍にも書かれていますが、さまざまなデータをきちんと調べればそういう結論になるのだと思います。

 

それでも動脈硬化学会が頑なにコレステロール悪者説を主張するのは、商売あがったりになるからです。しかし、医者にかかるだけならまだしも、恐ろしいのは処方される薬です。私も健康診断結果で呼び出しを受け、産業医に問診された時にすぐさま薬を処方されそうになりました(「今年も健康診断で…」)。しかし、このスタチン剤と言われる薬は、確かにコレステロール値を下げるのですが、コレステロールを直接下げるのではなく、その前段階のメバロン酸という物質の生成を阻害するのだそうです。そして、このメバロン酸は免疫力に非常に重要な物質であるため、スタチン剤を処方されると、結果的にガンになる人が増える可能性があるということです。その他にも、うつ病が増えたりと、スタチン剤での治療にはマイナス面の影響が多々あります。対して、治療の大義名分である心疾患は欧米に比べて、日本はかなり低く、それを考えても、どちらを優先するかは明らかな気がします。

 

人に強制するつもりはありませんが、コレステロールが高いからすぐ薬を飲めと言われたら、ちょっと考えた方がいいと思います。

 

最近始めました!糖質制限!

そんなこんなは、これまで何度か書いてきたことですが、最近新たに始めたことがあります。以前読んだ本に関することですが、その時は特に実行しようとは思わなかったのですが、その続編が出ているのを見て、改めて読んでやってみようかと思った次第です。その本がこちらです。

 

夏井睦(2013)『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』光文社

夏井睦(2017)『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物vsヒトの全人類史』光文社

 

そうです、始めたのは糖質制限です。最近は炭水化物ダイエットがブームですが、もちろん、私の場合はダイエット目的ではありません。もちろん、ダイエット効果もあるのですが、それ以外に以下のような効果をあげています。

 

・高血圧、高脂血症が治った。

・昼食後の昼寝をしなくなった。

・二日酔いしなくなった。

・朝の寝覚めが良くなった。

 

などです。そして、賛同して始めた人の中には、花粉症が軽くなった、肌や髪のつやが良くなった、なんて人もいました。

 

夕食のみ主食を抜くのが、「プチ糖質制限」、朝食と夕食の主食を抜くのが「スタンダード糖質制限」、三食とも主食を抜くのが「スーパー糖質制限」というのだそうです。私が始めたのは、スタンダード糖質制限ですが、昼も「ご飯少なめ」で頼んで、半分くらい残す感じなので、だいぶ糖質カットをしています。ビールもやめればいいのですが、それは出来ないので、糖質70%オフの発砲酒に替えました

 

主食を抜いただけだと、摂取する総エネルギーが減ってしまうので、抜いた分だけたんぱく質や脂質を増やさないといけませんが、それだけ注意すれば、何も問題なさそうだという納得感があります。

 

一つには、人間の祖先が誕生してから何万年も炭水化物(糖質)など食べずに暮らしていたのだから、炭水化物など要らないという単純な理由です。また、糖質を摂ると膵臓からインシュリンが出て糖質を分解することから、インシュリンは血糖を下げるホルモンと言われていますが、普通はバックアップするシステムがあるはずなのに、他に血糖を下げるホルモンはないため、血糖を下げるのは副産物だと言います(逆に血糖をあげるホルモンは、5種類あるそうです)。 つまり、古来人間は血糖不足になることはあり得ても、血糖過剰になることはあり得ず、そのように人間は設計されていないということです。

 

まだ10日間くらいなので、明らかにこう変わったと言えるようなことはありませんが、確かに寝覚めは良くなっているような実感があります。今後の進捗については、またご報告したいと思います。

 

ちなみに、前述した『コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる』の著者は、この著書の中で、「低炭水化物食」についても推奨しています。これも私が納得する一つの材料ですね。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高校野球西東京大会その2

2018年07月19日 16時15分31秒 | プロ野球・高校野球

8時から1時間弱ジョギングをして、シャワーを浴びてからダイワハウススタジアム八王子に出かけました。第100回全国高等学校野球選手権記念大会西東京大会の観戦です。明日が八王子での最後の試合ですが、明日から9連勤となるので、今日が今年最後の機会です。

 

日大三高 対 駒大高

10時ちょっと前につくと、ちょうど試合が始まったところでした。まだ、この時点では曇りでしたが、すぐに晴れてきて、気温がグングンあがってきました。

 

日大三高はセンバツにも出場した第1シードです。一方の駒大高も日大櫻丘を破り勢いに乗っています。応援ではブラバン、チアなしの日大三高を上回っているくらいです。

 

試合展開でも、日大三高が初回相手のミスに乗じて2点を先制すると、その裏駒大高もすかさず2点を返して、拮抗した試合になるかと思われました。

 

しかし、その後日大三高が毎回得点を挙げるのに対し、駒大高はあまり出来が良くなさそうな日大三高のエース中村から追加点を挙げられず、4回表までで9対2と点差が開きます。

 

すると、4回裏、中村投手が叩きつけるようにワンバウンドを投げると、右手を気にしながら、ベンチに戻っていき、選手も一旦ベンチに引き揚げます。何かアクシデントがあり、治療に戻ったようですが、結局、投手交代となりました。

 

代わった左腕河村投手は、元巨人でメジャーでも活躍した岡島投手のようなちょっと変則フォームですが、球威は中村投手よりもあり、駒大高を寄せつけません。

 

毎回得点の日大三高は、5回に3点を入れて裏を抑えればコールドですが、ここは駒大高佐々木投手も意地を見せ、初めて0点で抑えました。

 

しかし、6回表に日大三高が4点を入れ、裏も抑えて13対2でコールド勝ちしました。熱中症になりそうな暑さだったので、駒大高には悪いですが、正直ほっとしました。しかし、世田谷区の高校が西東京というのもちょっと違和感ありますね。

 

 

調布南 対 国士舘

熱中症になりそうなくらいですし、第一試合よりも力の差があったので、観戦はやめようかとも思いましたが、結局、一塁側奥の木陰の下で観戦です。

 

調布南は、八王子桑志、芦花、山崎、武蔵野北、武蔵村山、松原、成瀬という都立高校しかいない山を勝ち上がり、ベスト16に進みましたが、正直なところ、組合せに恵まれたと言わざるを得ません。第2シードの国士舘とは体格が違いすぎて、真っ向勝負はとても厳しいところです。

 

それでも初回にいきなりヒットと四球でチャンスを作り、少し期待を持たせましたが、残念ながらダブルプレーなどであっさり後続を断たれました。国士舘も10番をつけた左腕ですが、豆タンクのような体形から、力のある球を投げ、その後はまったく付け入る隙を与えませんでした。


一方の調布南も10番の左腕ですが、こちらは中学生に間違われそうな華奢な体型です。すると、国士舘の猛攻に合い、初回に6点を失いました。その後は、小刻みな継投で失点を最小限に抑えます。

 

4回にスリーベースからスクイズで何とか1点を奪ったことが幸いし、5回でのコールドは逃れましたが、6回にミスも出て、1対11のコールドとなりました。


力の差は歴然でしたが、調布南も意地を見せた試合でした。


 

ベスト8

ベスト8の半分が決まりました。

第1シード日大三高

第2シード国士舘

日野との都立強豪校同士の対戦を制した都立片倉

拓大一高を破った都立国分寺

 

明日の5回戦は以下のようにいつもの面々です。

東海大菅生 対 都立八王子北

専大付 対 八王子

創価 対 都立昭和

日大鶴ヶ丘 対 明大中野八王子

 

都立もまだまだ残っていますし、八王子も残っています。まだまだ楽しみです!

 



 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第100回全国高校野球選手権記念大会西東京大会

2018年07月12日 22時04分45秒 | プロ野球・高校野球

今年の全国高等学校野球選手権大会は、第100回の記念大会となります。例年2校が出場する北海道、東京以外にも、準々決勝までに5回戦を行っている、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の7府県も2校が出場し、史上最多の56校が出場する大会になるとのことです。

 

一方、硬式野球部員は4年連続減少の15万3184人で、前年より8389人減ったそうです。もちろん、少子化の影響もあるでしょうが、他の競技との競合もあるでしょうね。1993年のJリーグ発足後、やや低迷したものの、1990年代後半からは増加に転じており、サッカーの影響というよりは、マイナースポーツを含め、いろんな選択肢が増えてきたということでしょうね。それ自体は悪いことではないと思いますが、やはり野球経験者としては、やや寂しいものですね。

 

それはさておき、西東京大会も既に開幕しました。2010年頃から機会があれば、八王子市民球場(今はダイワハウススタジアム八王子ですね)で試合を観てきました。高山(阪神)、横尾(日本ハム)、吉永、畔上を擁し全国制覇した日大三、清宮がデビューした早稲田実などの試合も八王子市民球場で観てきましたが、この2年忙しさや家庭の事情で観ることが出来ませんでした。たまたま休みの今日、地元八王子高校の初戦があったので、観に行ってきました。

 

対戦相手は、都立東村山高ですが、何と選手10名でした。ベンチ入りは20名出来るところ、試合が出来るギリギリの人数です。都立井草が何と9名で本当にギリギリで、単独チームではそれに次ぐ少なさです。連合チームを組む学校も4校あり、ベンチ入り12~3名の学校も結構ありました。やはり、部員数減少の影響が出ている感じです。何とか頑張ってもらいたいものです。

 

 

八王子高校は、今回はシード校ではありまえせんが、一昨年甲子園に初出場した強豪です。予選終盤では、地元応援ですが、この段階では判官びいきで、東村山を応援です。

 

八王子は背番号11の控え左腕ですが、どんどん三振の山を築いていきました。東村山打線は、見逃しが多く、振っても振り遅れてバックネットへのファウルが多かったですね。散ドラだったら「振らなきゃ当たらないぞ~」と言いたくなる感じでした。一方、東村山も変則左腕で、エラーや外野が深く守り過ぎてのヒットなどで毎回失点しましたが、打ち込まれている印象はなく、4回を終わって0対5と健闘していました。



 

しかし、だんだんタイミングがあってきた八王子打線は、長打を連ね始め、5回に5点を入れて、コールド勝ちとしました。東村山は最後は力尽きましたが、立派に戦ったと思います。八王子高校が初戦からブラバン、チアガールを投入した大応援団だったのに対し、都立高校は当然授業でブラバンも応援の生徒もおらず、10人の選手の家族も多くはなく、そんな中でよく戦ったと思います。もっと同じレベルの高校と戦いたいという気持ちもあったかもしれませんが、練習試合も出来ないような相手と戦えるのも、いい経験です。あと1本が出れば得点出来る機会も二度作りましたし、爪痕は残したのではないでしょうか。これが高校野球の良さですね。


 

散ドラOBの夏もそれぞれです。まだ勝ち残っているもの、敗れたもの、スタンドから応援するものなど、さまざまです。しかし、それもこれも、それぞれの夏です。大事にしてもらいたいですね!みんな頑張れ!

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーW杯ロシア大会、決勝ラウンド初戦敗退!

2018年07月05日 10時57分18秒 | スポーツ

一昨日7月3日は仕事でしたが、午前3時前に起床し、決勝ラウンド初戦となる世界ランク3位ベルギー戦を観戦しました。結果は、ご承知の通りです。後半序盤に原口、乾のビューティフルゴールで2点先制しながら、後半20分以降、立て続けに失点し同点に追い付かれる。そして、アディショナルも残り少なくなったところで、日本がフリーキックを得て本田がゴールを狙うも、ベルギーの名GKクルトワに弾かれ、コーナーキックに。これを本田が蹴ると、これもしっかりクルトワにキャッチされ、あっという間(10秒かからなかったそうです)のカウンターで、ゴールを決められ、ジ・エンドです。アディショナルタイム残り数秒という時間でした。試合の終わらせ方、リスク管理として、この本田のコーナーキックが不用意だったとの論評もありました。

 

最後の最後でもこうした意見が出たように、今回のW杯は、賛否両論になることが多かったですね。

 

発端は、大会2ヶ月前のハリルホジッチ監督の解任です。もっと早く判断した方が良かったのではないか、後任の西野監督も技術委員長として責任があるのではないか、などの賛否両論がありました。そもそも、最初の代表監督として選んだアギーレに八百長疑惑が浮上し、契約解除するなど、日本サッカー協会の監督選びもどうなんでしょうね。

 

そして、1ヶ月でチームを作らなければならなかった西野監督の選手選考です。ハリルホジッチ前監督に干されていた、本田、岡崎、香川のBIG3が復活する一方、予選で活躍を見せた浅野、井手口、久保などの若手は落選しました。

 

グループリーグ初戦のコロンビア戦ではグランダーのフリーキックを止められず、セネガル戦ではまさかのパンチミスをしたGK川島を使い続けたことも賛否がありました。決勝トーナメントのベルギー戦でも、2点先制した後、折り返しのようなヘディングがゴールとなりましたが、これについても、海外メディアはポジションミスと指摘していましたね。

 

10人となったコロンビア戦に大迫の決勝ゴールで勝利し、セネガルには2点取られながら、乾のスーパーゴールと本田のごっちゃんゴールで追いつき引き分けた後、予選敗退が決まっていた世界ランク8位のポーランドとの予選最終戦でメンバーを6人入れ替えたことも賛否というか驚きがありました。試合前まで日本は首位に立っていましたし、ポーランドは予選敗退が決まっていたとはいえ、決して簡単な試合ではないと言われましたね。

 

そして、最大の賛否両論がそのポーランド戦での戦い方でした。FWに岡崎、武藤、左のサイドハーフに宇佐見、右のサイドハーフに酒井高徳、ボランチに山口蛍、センターバックに槙野が入りました。これらのメンバーも素晴らしい選手ですが、短期間で西野監督が見つけた組合せではありませんでした。案の定、試合はそれまでの2戦と違った展開となり、後半14分にポーランドに先制されました。この時点では、もう1試合のセネガル対コロンビアはスコアレスだったため、セネガルが勝ち点で首位に立ち、コロンビアが得失点差で上にいき、日本は予選敗退のピンチに立たされます。そこで、後半早々に岡崎に代えて大迫を入れたのに続き、2人目の交代枠で乾を投入し、勝負に出ました。問題は、この後です。何とコロンビアがセネガルに先制し、この時点で日本は反則数のフェアプレーポイントの差でグループ2位に浮上したのです。そこで西野監督が下した決断が、最大の賛否を呼んだ「これ以上点を取られない=負けに行く」ということでした。3枚目の投入は、FW武藤に代えてディフェンシブなキャプテン長谷部。これでも意図は明らかですが、さらに長谷部がイレブンに明確な指示を出します。かくして、ここから約10分ただボールを動かすだけの球回しが始まりました。とにかく勝利がほしいポーランドもボールを追いにはこず、本当にただのウォーミングアップのような時間が延々と続き、スタンドは大ブーイングで騒然となりました。

 

これに対しては、「勝ち抜けるためには当然のこと」という意見もありましたが、それまでの日本の戦い方がアグレッシブで見事なものだっただけに、「失望した」という意見の方が多かったですね。そして、日本は決勝ラウンドの試合内容が問われるとも言われました。西野監督はじめ日本チームは、自らを追い込んだとも言えますが、予選で健闘したが敗れるよりは、何としても次にという気持ちが強かったとも言えます。

 

そして、優勝候補とも、プレミアリーグオールスターとも言われるベルギー相手のこの試合は、「大会のベストゲーム」とも評される素晴らしい試合でした。お互いにフェアプレーで、しかもしっかり攻めていく、ボールを前に進めるサッカーの見本のような試合でした。日本も前半は堅く守り、失点することなく、上出来の前半でした。そして、先に書いたような、今大会で存在感を発揮した柴崎岳の見事なスルーパスに原口がよく走って、名手の手をかわすサイドネットへのゴール、そして、香川のフェイントからのパスに、乾が無回転で右隅にスーパーゴールで、まさかまさかの2点先制でした。

 

スポーツに「たられば」はないのですが、この2点がもう5分後だったら、あるいはベルギーに1点を返されたヘディングを防げていたら、あるいは、この点がもう5分遅かったら、たぶん日本は勝っていたでしょう。そして、本田の最後のコーナーキックです。勝てたかどうか分かりませんが、ショートコーナーにしていれば、少なくとも延長には入っていました。

 

しかし、すべて「たられば」で結果がすべてです。しかし、この試合で日本は世界を感動させ、今後の方向性も見い出せたのだと思います。そういう意味では、2ヶ月前からの賛否両論は、間違っていなかったとの結論になるのだと思います。

 

一方で、課題も残されました。

 

そもそもの監督選考に方法も、西野監督の続投や元ドイツ監督の名が取沙汰されるなど、何か方向性が定まっていない感じです。

 

また、柴崎や大迫、原口、昌子の活躍もありましたが、全体としてはベテランの存在感が大きく、若手の育成にはならなかった大会です。 まったく出来が悪かった川島を使い続けたのは信頼というよりは、他の2名の経験のなさゆえと思われます。西野監督のせいではありませんが、だったら、何でもっと早く経験を積ませないんだということもありますし、経験のある選手を選ぶという選択肢もありました。フィールドプレーヤーでは、他に大島僚太、遠藤、植田といった若手の出場機会がありませんでした。次の大会に向けては、代表引退を表明した長谷部、最後のW杯といった本田だけでなく、岡崎、長友、香川、乾、川島らが主力となることはないでしょう。ここ3大会ほどの主力がごそっといなくなる中、どのように若手を育成するのかが大きな課題ですね。西野監督の手腕は見事でしたが、それでも、1、2戦とベルギー戦のメンバー構成の1種類しか選択肢を持ちえなかったというのが、日本の現実です。選手層の底上げと同時に、最適な組み合わせを見つけられる監督選びが肝のような気がします。

 

オシム、ザッケローニなどは、日本人や日本サッカーをよく理解していたと思いますが、トルシエやハリルホジッチはちょっと違うのかなという気がします。ジーコやアギーレなど、中南米も日本とはちょっと違う気がします。しっかりした選考をしてもらいたいと思います。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする