八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

田中将大投手、楽天復帰!

2021年01月31日 21時44分55秒 | プロ野球・高校野球

7年前の今時分、田中将大投手のヤンキースとの契約が報じられましたが(「160億円。」)、昨日その田中投手の楽天復帰が決まりました。7年前は、7年160億円という巨額契約でしたが、今回はその時とはまったく逆の状況で、日本復帰が決まったということのようです。

 

以前にも書きましたが、最近のメジャーリーグは、データ重視の傾向が強まり、個々の選手の成績や個性よりも、いかに効率的に勝てるかを追求するようになりました。同じ実力だったら年俸の少ない選手を獲得するのは当然ですが、実力ははるかに勝っていても、年俸が高すぎる選手が敬遠されるようになり、いかに年俸(コスト)が低くて結果(パフォーマンス)が出せる選手を揃えるかを追求するようになってきています。そこにこのコロナ禍です。日本以上に状況が深刻なアメリカでは、試合数もはるかに少なく球団経営を直撃しています。今回FAとなった田中投手には、ヤンキースとの正式な交渉すらなく、キャッシュマンGMはこのオフの補強で「1人の値段で2人の補強ができた」とすら語っています。これではスポーツというより完全なビジネスです。

 

翻って、日本球界がどうかと言えば、球団経営は赤字であるにもかかわらず、親会社がその赤字を補填するというビジネスとしては完全に破綻していることや、収入に見合っていない、自分たちの過分な年俸を当然と思っている選手たちにいかがなものかと思う点は多々ありますが、それでも、まだ野球がスポーツとして感動を与え、ドラマが期待できる要素があると思います。田中投手自身、まさに7年前にそれを体現しています。近代野球では前代未聞の24勝0敗でレギュラーシーズンを終え、日本シリーズでは6戦目でまさかの敗戦を喫した翌日の最終戦の最後を締めて、日本一という大団円を達成しました。

 

震災直後の東北、日本に勇気を与える活躍でした。そして、今年は、あの震災から10年です。あの時のことは、このブログでも書いていますが、誰もが一生涯忘れることが出来ない衝撃的な災害でした。その10年の節目の年に、また田中投手が日本に帰ってきて、どんな活躍を見せてくれるのか、楽天ファンのみならず、誰しもワクワクしてしまいます。1年後、2年後に、またメジャーに戻ってしまうかもしれませんが、それでも少しでもマー君の勇姿を見ていたいというのがファンの思いでしょう。また、ひとつ日本球界に新たな風を吹き込んでほしいと思います。

 

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女子マラソン、日本新記録ならず!

2021年01月31日 19時35分09秒 | スポーツ

今日行われた大阪国際女子マラソンは、コロナ禍のため、国際でもありませんでしたし、街中を走らず、2.8kmの周回コースを15周する異例の大会でした。また、日本新記録を狙う、東京オリンピック代表の前田穂南選手と一山麻緒選手には、川内優輝選手ら3人の男子選手がペースメーカーに付くなど、こちらも日本では初めての試みでした。

 

前田選手は年末に若干体調を崩したということもありやや心配な面がありましたが、一山選手はスピード練習にも磨きをかけ、記録が出やすいと言われる周回コースだったこともあり、大いに期待がもたれました。

 

1km3分18秒という日本記録ペースで順調にレースは進みましたが、やはり万全でなかったのか、13km過ぎで前田選手が遅れはじめました。順調だった一山選手も、20km過ぎから3分22秒から23秒くらいにペースが落ち、終盤はさらにペースが落ち、残念ながら日本記録には届かず、2時間21分11秒の大会新(コースは異なるものの)で優勝しました。前田選手も、ペースメーカーの一人について粘り、2時間23分30秒の自己ベストで2位となりました。

 

五輪代表を決めるMGCで競争が促進され、停滞していた日本マラソン界も復活の兆しが見えはじめましたが、やはり高橋尚子選手、野口みづき選手はすごかったのだと、改めて思います。

 

日本記録の推移を見てみると、

 

1998年 名古屋国際女子 高橋尚子  2時間25分48秒

1998年 アジア大会   高橋尚子  2時間21分47秒

2001年 ベルリン    高橋尚子  2時間19分46秒

2004年 ベルリン    渋井陽子  2時間19分41秒

2005年 ベルリン    野口みづき 2時間19分12秒

 

高橋尚子選手の登場で、日本の女子マラソンの世界は大きく変わりました。もちろん、その前も有森選手のメダル獲得もありましたが、高橋選手の登場で本当に世界のトップに立ちました。2000年のシドニーオリンピックに先立つ灼熱のバンコクアジア大会で、当時の世界歴代5位の日本新記録を出した時には、日本の女子マラソンが新しい次元に入ったことを感じさせました。そして、高橋尚子に続き野口みづきがオリンピックを連覇した時が日本女子マラソンのピークでした。

 

その野口が出した日本記録は、15年破られていません。ここを破ってようやく日本女子マラソンの次のステージが開けるのだと思います。一山選手なのか、前田選手なのか、松田選手なのか、あるいは別な誰かなのか分かりませんが、何とか次の扉をこじ開けてほしいですね。

 

今月のジョグ

 

115km  5:57/km

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劇的!第97回箱根駅伝!

2021年01月03日 15時51分54秒 | スポーツ

昨日は仕事で見られませんでしたが、今日は久しぶりに箱根駅伝復路をテレビ観戦しました。

 

今年の優勝候補は、青山学院大、駒澤大、東海大、明治大の4強だったとのことです。今シーズンはコロナの影響で3大大会の一つ出雲駅伝は中止となり、伊勢路を走る全日本駅伝は、駒澤大が最終区間のデッドヒートを制しました。しかし、この2大会よりも1区間の距離も長く、区間数も多い箱根駅伝は選手層がものを言います。その点では、一昨年こそ東海大にその座を譲ったものの、昨年また箱根を制した青山学院大が一歩リードかと言われていました。

 

ところが、ふたを開けてみたらびっくりです。

 

何と出場4度目の創価大が往路優勝し、青山学院大は7分35秒差の12位に沈みました。青山学院大、駒澤大、明治大と有力校が序盤で出遅れる中、創価大は区間3位、6位、3位と安定した走りで2位となり、4区で昨年10区の区間記録を作った嶋津が区間2位でトップに立つと、差がつきやすい山登りの5区でも区間2位で往路優勝を遂げました。

 

往路結果 

 

1位  創価大

2位  東洋大 +2分14秒

3位  駒澤大 +2分21秒

4位  帝京大 +2分31秒

5位  東海大 +3分27秒

(中略)

12位 青山学院大 +7分35秒

14位 明治大   +7分55秒

 

そして迎えた復路です。

 

山下りの6区では、創価大・濱野が区間6位とまずまずの走りを見せましたが、駒澤大・花澤は区間記録に19秒差に迫る圧巻の走りでチームを2位に押し上げ、1分8秒差まで迫ります。

 

しかし、7区では駒澤大・花尾が区間4位の走りを見せるも、創価大・原富が区間2位の走りを見せ、1分51秒まで差を広げます。

 

すると、8区で駒澤大・佃の区間4位の走りに対し、創価大・永井は区間8位で、差は1分29秒まで差を詰めました。

 

そして、終盤復路のエース区間9区です。駒澤大・山野の1万mの持ちタイムは、創価大・石津より1分くらい良いタイムです。23.1kmを走る9区で単純計算すれば、駒澤大が1分29秒の差を追いつき、さらに差を付けられる計算です。しかし、駅伝はそんなに単純なものではありません。創価大・石津の持ちタイムは、区間出場選手の中でもかなり下の方でしたが、石津は昨年も9区で区間6位で走っています。持ちタイムだけでは測れないということです。結果は、まさにその通りとなり、石津は平成20年に出た区間記録に13秒差に迫る圧巻の区間賞で、区間6位の駒澤大に3分19秒の差を付けました。3分と言えば、1km以上の差です。解説者を含め、ここで勝負あったの感がありました(実際、創価大の優勝は間違いないでしょう、と言っていました)。

 

しかし、ドラマはここからでした。創価大の10区小野寺は、石津からタスキを受け取る時こそ笑顔でしたが、走り出すと、その表情は少し苦しそうで、スピードもあがりません。解説者は、それを優勝を見据えて序盤は慎重に入ったと捉えていましたが、実際はそうではなかったようです。しかし、誰もが創価大の勝利を疑っていなかったため、あまり後続の駒澤大との差は伝えられていませんでしたが、日比谷あたりで残り4kmくらいになったところで、タイム差は1分を切り、駒澤大・石川の姿がどんどん大きくなってきます。対する小野寺は明らかに失速していて、もはや立て直すことは出来ないような様子です。残り3kmを切って、日比谷から京橋に向けて右折すると、駒澤大・石川は一気に創価大・小野寺に追いつき、一瞬、相手の出方をうかがいます。テレビで表情を見ている私たちには、どう見ても付いていけないだろうと分かりますが、石川選手にはそれが分からなかったからでしょう。しかし、それも一瞬で、意を決して飛び出すと、一気にスパートし、差をみるみるうちに広げていきました。

 

そのまま駒澤大・石川が区間1位でゴールに飛び込み、第84回大会以来13年ぶりの優勝を飾りました。そして、4度目出場での優勝に手がかかっていた創価大は、52秒差の2位に終わりました。それまでまったくブレーキがなかった創価大が、最後の10区でまさかまさかの区間20位の大ブレーキとなってしまいました。これももっと強くなるための試練かもしれませんね。そして、古豪・駒澤大の復活も見事でした。大八木監督は熱血監督として有名で、過去は4連覇など常勝軍団を作り上げた名将です。しかし、近年は東洋大・酒井監督や青山学院大・原監督、東海大・両角監督など、大八木監督より若く、従来とは違う指導者たちが率いる大学が躍進している中、大八木監督自身も自らの指導方法を変えたこともあったのでしょうね。あれだけの実績があり、あれだけの年齢で、なかなか出来ることではありません。本当に陸上が好きなのでしょうね。

 

     創価大        駒澤大

 

6区  濱野  6位      花澤 1位    +1分8秒

7区  原富  2位      花尾 4位    +1分51秒

8区  永井  8位      佃  4位    +1分29秒

9区  石津  1位      山野 6位    +3分19秒

10区 小野寺20位      石川 1位    -52秒

 

その他では、12位でスタートした青山学院大が、意地を見せ4位まで押し上げました。その青学に10区で一時抜かれた東洋大は最後にまた抜き返し、昨年10年ぶりに逃した3位に入りました。東洋大も7区でエース西山が12位と振るわなかったですが、皆が1秒を削り出しました。また、来年のシード権争いでは、8位でタスキを受けた国学院大の9区高嶌が、早稲田大、帝京大にかわされ10位となり後がなくなりましたが、終盤、後から追い上げる明治大に抜かれ、万事休すと思われましたが、何とここから踏ん張り、再び明治をかわし、東京国際大までかわし、9位に押し上げました。そして、国学院大はそのまま9位でゴールし、無事シード権を確保しました。国学院大が初めてシード権を獲得した時は、8~11位がゴール前でデッドヒートをする中、現在社会人で活躍する寺田夏生選手が、中継車についていってしまいコースを外れるというまさかのハプニングを起こした後、見事に挽回して10位に滑り込んだことを思い出しました。

 

本当に箱根駅伝には、ドラマがありますね。

 

箱根駅伝には、遠く及びませんが、私の昨年度のジョギング記録です(前回書いてからの)。

 7月   86.0km  6分3秒/km

 8月  186.3km  6分19秒/km

 9月  141.1km  6分16秒/km

10月   91.8km  6分2秒/km

11月  138.6km  5分55秒/km

12月  127.6km  6分2秒/km

年間  1,442km  6分10秒/km

 

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