八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

入院日記!

2016年06月12日 21時23分59秒 | 管理人のこと、雑感

生まれて初めての入院と手術の経緯です。そもそもきっかけは昨年秋に受診した人間ドックでした。専門病院で診てもらった方が良いとのことで、今回入院した病院で検査した結果、1月初旬に病気が見つかり、それから半年、やっとと言うか、人事異動や散ドラ退団などもあったので、あっと言う間と言うか、とにかくその時がやってきました。

  

 

6月6日(月)
入院は昼過ぎでした。場所が入院するにはあまり似つかわしくない都心のお洒落な場所だったので、これから入院するとはとても思えない感じでした。

 

↓ 病院の談話室からの景色です。


人のお見舞いや倅の入院も経験しているので(「全治3~6ヶ月!」「手術終了!」)、入院の様子も何となくは分かりますが、すべてを経験したわけではないので、やはり緊張します。

 

昼過ぎに入院手続きして、部屋(5人部屋)に案内され、看護師から簡単な説明を受け少ない荷物を整理してしまうと、あとはすることもありません。カミさんとベッドに腰掛けていると、隣室から何やら音がします。かなりの音量のいびきです。カミさんもすぐに気づいたようで、二人で顔を見合わせます。

 

すぐに二人で売店に向かい購入したのが、こちらです ↓ 。


 

そうです。耳栓です。入院生活では、テレビ、スマホ、本などが、重要なグッズでしたが、一番役に立ったのは、この耳栓かもしれません。隣室の方は私の一日前の入院だったので、6日間のおつきあいでしたが、その間、この耳栓は大活躍でした

 

カミさんもほどなく帰り、ピンピンしているのに、パジャマに着替え、執刀医さんの挨拶、薬剤師からの説明や事務担当に診断書を依頼しただけで、この日は本を読んだり、テレビを見たりして、終了。なかなか寝付けず、夜中も何度も目が覚めました(環境変化への戸惑い)。

 

 

6月7日(火)

入院中のルーティンは、朝昼晩の検温、尿・便の回数の記録です。この日もそうしたルーティンの他は、執刀医が簡単な検査をしたり、手術室の看護師が来て、チェック表に従って質問したりというくらいしかなく、淡々と過ぎました。この二日間は、手術に向けての体調整備という位置づけで、タバコを喫う人は禁煙しなければなりませんし、私もそれまでの宴席続きが嘘のように禁酒二日目です。これって、お酒を飲むようになって初めてのことじゃないかと思います。

 

午後の面会時間に来たカミさんが帰ってしまうと、することもなく、本、音楽、テレビのローテーションです。12時自室の消灯後、この日もなかなか熟睡とはいかず、2時間おきくらいに目が覚めましたが、初日よりはましでした(少し適応)。

 

 

6月8日(水)

いよいよ手術の日です。前日の21時以降は禁食なので、朝食はありません。また、8時以降は飲むのも禁止です。この日は、カミさんと新入社員の娘が休みをとって来てくれました。しかし、午前中に手術室に入室予定なので、話も早々にこちらは準備に入ります。

 

バースショーツという頼りない手術用紙パンツだけを履いて、手術着と帽子をかぶりスタンバイです。時間になって呼ばれると、看護師さんと一緒に歩いて、手術室に移動です。手術室に入ると、専門病院だけあって、ベルトコンベアーのように鮮やかな手際で、テキパキと準備が進められ、印象としては、入室して5分後には記憶がない感じです。全身麻酔で当然手術の記憶はありません。ここまでは良かったのですが、問題はその後です。

 

気がついたのは、3時間後くらいの病室です。たぶん、手術室で反応はしていたのでしょうが、記憶があるのは、病室に移された時です。ここでは、口には酸素マスク、胸に心電図、右上腕に血圧計、左腕に点滴、両足には血栓防止の間欠的空気圧迫器、左指先には脈拍計を挟まれ、ナースコールを握らされてと、がんじがらめの状態です。この状態で3時間安静にしなければならないのですが、これが辛かった。。。

 

というのも、手術中の姿勢のせいで、首の後ろがとても痛く同じ姿勢をとるのがとてもつらい上、喉にもつばなどがからみ、じっとしているのが難しかったからです。寝返りは打っても良かったのですが、横になっても首の痛みは変わらず、ここからは時間との闘いでした。じっと我慢しては時計を見ての繰り返しでしたが、遅々として時間は進みませんでした。地獄の3時間でした。その上、私の病室は談話室と隣り合わせで、私の場所は入口近くだったので、ちょうど面会時間真っ最中で談話室のけたたましい声が響いてきて、弱った身体にこたえます。カミさんを通じて、看護師さんに部屋の扉を閉めてもらうまで、本当に心身ともにきつかったです。

 

そして、時計を睨むこと数時間、17時過ぎにようやく点滴を除く各種機器が取り外されました。あわせて、看護師さんの助けを借りて手術着からパジャマに着替えるのですが、どうするのかと思っていたら、下着とパジャマのズボンを途中まで上げて準備し、それを自分で上にあげながら看護師さんがバースショーツ(紙パンツ)を引き抜くという方法で、うまいことやるなぁと感心しました。

 

こうして身体の自由がきくようになり、着替えてすっきりしたものの、事態は一向に改善しませんでした。手術中の姿勢に起因する首の後ろの痛みはまだ続いており、自由な姿勢をとれるようになっただけで状況は変わらなかったからです。この日一日中食事はありませんんが、とても食事どこではなく、空腹は感じませんでした。水は飲めるようになりましたが、これも最初はストローを使って恐る恐るでした。

 

七転八倒する痛みではないですが、じっとしていることが出来ないような、じんわりした痛みが続き、読書はもちろん無理ですし、音楽を聴くのも実は神経を使うのでとてもそんな気になれず、テレビで何とか気を紛らわします。しかし、自室の消灯後は、それも叶わず、暗闇の中でひたすら楽な態勢を探し悪戦苦闘しましたが、この夜はほとんで寝られませんでした(体調影響)。うとうとしそうになる瞬間もありましたが、夜中に3回くらい夜勤の看護師さんが様子を見にやってきてくれるので、結局眠りに落ちることはありませんでした。

 

 

6月9日(木)

前夜はほとんど寝られなかったものの、明け方に少しうとうとし、起きてみると、首の後ろもだいぶ楽になっていました。ほとんど寝ていませんが、手術中全身麻酔で寝ていたせいか、不思議と眠気はありません。食事も再開しますが、ここから丸2日間はうどんが1回あっただけで、基本的にお粥です。おかずが柔らかいものから固形物、タンパク質と少しずつ変わっていきました。

 

この日は、朝から検温・血圧測定・採血をし、薬をもらい、執刀医の回診もあり、術後の生活がスタートしました。お昼で点滴も抜け、午後には身体を拭いて少しさっぱりしました。本を読む気力も戻り、夜は何度か目が覚めたものの、そこそこ寝られました(体調回復と適応)。

 

 

6月10日(金)

午前中には、傷口から血を抜いていた管(ドレーン)を抜いて、身体には何も付いておらず、ようやく本当に身体が自由になり、午後には下半身シャワーを浴びることができました。夕方にはパジャマ姿のまま下の階の外来に検査に行き、異常なしの診断。

 

病室には新しい患者が二組入院し、家族も一緒に来ているため、賑やかでした(手術直後の弱っている時期だったら、たぶん「うるさい」と表現していたと思いますが、だいぶ回復に向かっていたのだと思います)。この夜は、ほとんど起きずに結構寝ることが出来ました(適応)。

 

 

6月11日(土)

起床直後の談話室からの景色です。だいぶ体調が回復し、気持ちが外に向かいます(手術前や手術直後は、あまり談話室には来ていませんでした)。

 

朝一で、採血がありましたが、後は執刀医や看護師、薬剤師から、退院後の説明を受けるなど、どんどんベクトルが退院後の方に向かいます。

 

日曜日は会計が出来ないため、午後にはカミさんが来て、会計を済ませます。また、娘と倅も見舞に来てくれました。

 

この日は、隣室の患者が退院し、嘘のように病室が静かになりました。入院以来大活躍だった耳栓をせずに初めてゆっくり寝られると思いましたが、今度は静かすぎるのがかえって気になり、またまたよく寝られませんでした(周囲の環境変化への戸惑い)。

 


6月12日(日)

そして、いよいよ退院の日です。曇り予報でしたが、晴れで良かったです。支払も済んでいるので、本当にもうすることもなく、朝食を食べたら退院していいのですが、カミさんが来るというので、カミさん待ちです。ラグビー日本代表のカナダ戦を見終わっても、テレビカードの残数がまだ少し残っていたので、テレビをつけたままにして見るともなしに見てカードを使い切ったあたりで、カミさんが到着したので、ナースセンターに挨拶し、10時過ぎに退院しました。

 

金曜日あたりからは体調はだいぶ良いと思っていましたが、いざ病院から娑婆に出てみると、結構身体がフラフラしました。やはり、1週間引きこもっていた影響があるのだと思います。大抵の人は退院後1~2週間休むそうですが、そこまでではなくても、明日からいきなり出社というのは無理そうなので、会社には木曜日くらいから出社すると連絡しました。

 

1週間ぶりの帰宅も特別な感慨はありませんでしたが、やはりちょっと疲労感があったからかもしれません。夕方にはリハビリを兼ねてクロの散歩に行きました。お医者さんからもどんどん動いて良いと言われており、必要なのは体力を戻すことですから、明日からしっかりリハビリせねばと思います

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2週間あまり。 | トップ | 人間の品位 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまでした。 (ヘッポコのハハ。)
2016-06-12 23:45:42
お努めお疲れさまでした。
奥様からもご連絡いただき、無事に退院できた良かったです。
入院ってホント大変なんですね。本人はもちろん、ご家族も。
健康第一って、改めて実感しますね。復帰してからもお忙しいとは思いますが、無理はなさらないでくださいね。
美人の奥様と少しゆっくりしてくださいな。
この後の散ドラ、またいつ勝てるかわかりませんが朗報を楽しみにしていてくださいね。
返信する
ありがとうございます! (管理人)
2016-06-13 08:37:32
ヘッポコのハハ様、ありがとうございます。
結構病院が遠かったので、毎日来てくれたカミさん
には感謝です。
今後は、こうしたことでカミさんに迷惑かけないよう
しっかり健康を維持していきたいと思います。
返信する

コメントを投稿

管理人のこと、雑感」カテゴリの最新記事