日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ゆっくり読み進めています「日本人とユダヤ人」

2017-02-01 09:59:32 | 
イザヤ・ペンダサン著。

なんと目から鱗、とか、読んでよかった、という思いをしながら読み進めています。




トランプ大統領のイスラムの7カ国対応に非難が持ち上がっている今ですが、忘れないように書き留めたいので、綴っておきます。

この本の著者は、パレスチナとイスラエル(ユダヤ人)の問題は、宗教と領土の問題といわれるけれど、それは当たってはいない、といいます。
2000年前にエルサレムを追われたユダヤ人が長いときを経て、この地に建国したから、その間すんでいたアラブ人が納得しないのだと。私も、そんな風に(積極的知識ではないながらも)理解していました。
彼はユダヤ人は2000年間も追われていないし、その地に住み続けていた、と書いています。
例として、日本が数十年間、朝鮮半島を占領し朝鮮人に日本戸籍を与え(創氏改名まで実行)たけれど、では、その期間は朝鮮半島に朝鮮人はいなくなったのだろうか。いや、書類上は日本国籍の日本人になっても、彼らは朝鮮人であり、多少の人数減はあっても住み続けていたのではないか。それと同じように、ユダヤ人もアラブ人の中で存在し続けてきた。
では、なぜ紛争が続くのか。民族間の争いのようにあおっているけれど、それを装った体制の争いなのだと、著者は説明しています。
遠い国のことなので、そく判った、と反応はできない私ですが、そういうことかも、、、と、これまでの理解と照らし合わせているといったところでしょうか。

イスラム教とユダヤ教の問題にしたほうが得策だから、ということでの紛争の種を撒き続けたり、イスラム教徒キリスト教の対立を利用したほうが、武器業者には得策だったり、国家の結束に利用したりしてきたのではないだろうか。

自分の中で反芻しています。



体制を率いる正しいリーダーを持つ、ということは大事です。

ISは悲惨そのものです。アサドのシリアも残念で国民は気の毒。プーチンのロシア、トランプのアメリカ、そして安部首相の日本。

トランプ大統領の政策に対するコメントには、ちょっと、ふがいない気もします。


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