日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

篤姫、鳥羽伏見の戦いのあたり

2008-11-17 22:06:43 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
NHK大河ドラマ篤姫も11月の半ば。江戸城明け渡しも近づく。
昨日は鳥羽伏見の戦いを幕府軍の総司令官徳川慶喜が戦が緒に就いたところで、船で江戸に逃げ帰った事実を描いている。
殿様がいなくなったのでは士気は上がろうはずはなく、鳥羽伏見の戦はあっという間の薩長軍の勝利。
逃げ帰った慶喜、勝海舟を頼る。
勝は、天璋院に相談せよ、と指図。
自分の首を差し出してでも、という慶喜に対して、
天璋院は言う。
あなたは、生きて生き恥を晒しなさい、と。
きっぱり。

-ああ、こんな杜撰な解説を書いても見ていない人には判りようがないでしょうー

で、この番組、多分この一年を通して、高視聴率だと思うのだけれど、
そして、徳川様の子孫だとか、末裔だとか、でありがたがっている人も大勢いらっしゃるだろうに、この、生き抜いて、生き恥を晒すのです、の台詞にはどう思われるのかしら、そう思って、場面を見ていました。

そこら辺りの歴史本を読んだことのある家人に言わせると、無知なのは私であって、本を読んでいる人には、慶喜が逃げ帰ったことは常識のような了解事項であり、だから徳川さんの子孫たちは、ひっそりと生きているんだよ、と。

へー、そうなのか、と、一人納得。だって知り合いに徳川様の子孫の方がいるわけでないし、ワタシには説明がすぐ行き渡るのです(笑い)。

でも「慶喜の孫たち」とか何とか、いかにお姫様であるかを言いたくてたまらない路線の本を立ち読みしたこと、あるけどなー。

それにしても、天院様は凄い。
四面楚歌だったり、目的が叶わなくても、それで自分はどうあるべきかを模索し、前に進もうとする。勝麟太郎も自書ののなかで天璋院様の器量の大きさに感嘆しているという。そこまでの傑出した人物、見聞きしてそう簡単に学べるものではないけれど、ああ心しなくてはと、言い聞かせる自分がいる。自分のうちに思考する世界を持っていること、その世界を育てるのは自分自身。さて、自分の内なる世界は高まっているだろうか、ああ。

宮尾登美子さんと脚本家さんの手が加わって、判りやすく魅力的に作られた人物であって、本物とは相当違うのだとは思うけれど、そんなの関係ない(古い!笑い)ことにして、ワタシは宮崎あおいの演じる篤姫様、ファンです。
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2 コメント

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見ました! (yukiko)
2008-11-20 08:22:03
この回も篤姫は迫力ありましたね~。
来月初め、友人と江戸城跡周辺を巡るプチツアーに行くことにしました。
時間があれば、まさに慶喜が逃げ帰って上陸した浜離宮内にある「将軍お上がり場」にも立ち寄りたいと思ってます。
そうですか。 (街中の案山子)
2008-11-20 09:49:09
浜離宮内は30年以上昔、若かったころに行ったことがあります。そんな場所が明記されて残っているのですか。テレビドラマに解説してもらっているようですね。笑。

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