日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ときどきお邪魔するブログの掲載詩です。

2008-08-28 23:22:18 | 私の雑感あれこれ
ときどきお邪魔する「ささやかなこと」というブログ掲載の訳詩の引用

All has gone

もうこのあたりが限界かもしれない。
殆どの事に感じないのである。認めたく無いが老いだろうか?
政治、地球環境。わかってはいるがそれ以上には進まないのである。
文学も哲学も宗教も感じなくなった。新聞記事やニュースも。
ただドキュメンタリーやニュースの画像は別だ。生きている人たちが語りかけてくる。
そこで、ただ涙だけは流れる。ささいな事でもすぐ涙がにじむ。悲しいことよりも、がんばっている事が現わされた時だ。
必死に生きてきたとが表現された時
「がんばったんだね」
「ご苦労さん」 
 そんな応援をしたくなる時だ。
それでも、時々そこに作為的なことを感じてしまうんだ。
                          2008-08-05
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宗旨替えします。

2008-08-25 07:23:50 | 私の雑感あれこれ
北京オリンピックが終わりました。
宗旨替え、なんて大げさなタイトルを打ちましたが、
個人的にですが、日本の国旗、国歌に悶着言うのをやめることにします。
そういうことです。

北京オリンピックの競技第1日目の水泳プール。
万国旗がプールサイドの両脇頭上に張り渡されていました。
Beijing2008のデザイン文字も、競技場全体のデザイン色調も、とても共産主義国が会場とは思えない、西側のどこか、そういう錯覚になるほど華やかでした。

考えてみると、どの国の旗もそれなりに、苦渋の過去を抱えている、
何十万、何百万、そしてそれ以上の死者を出した過去を抱えている国の旗もある。
そんな過去があることを踏まえながらも、それでも、こうやってスポーツという戦い、ルールのある戦いに集おうという大イベント。
オリンピックはないより、あったほうがいい。
そして、ここまで日の丸!日本の国歌としての君が代、を国際社会でも使ってきていることだし、
頑なになるのはやめよう、そういう風に旋回しました。

日の丸って、白地が多いから、メッセージを書きやすいのでしょう。
昭和30年代、戦争の置き土産、「武運長久」など、筆書きの文字が書き連ねられた旗の記憶があるので、観客席に文字の入った日の丸があるのを見つけると、一瞬体温が下がるような思いがするのですが、若い人たちが「ガンバレ!」と思いを込めた文言を書くことをとやかく言うことのほうがおかしいのですね。
私たちの国の旗は白地の多いデザインなのですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私はものにこだわらないタイプだから・・・

2008-08-22 09:26:42 | 私の雑感あれこれ
「私はものにこだわらないタイプだから、我が家のティシュペーパーは、クリネックスティシュです」

沢山の情報が目や耳から入ってくる。
その中で、何故か知らないけれど、心にストンと納まり、時には取り出して、反芻してみたりするフレーズがある。

上記のフレーズは、随分前に、精神科医の小西聖子さんが、週刊朝日にコラムを連載されていて、そこで出会ったもの。

彼女の夫は、ティシュペーパーはクリネックス(当時は比較的高価格品だった)が好みの人だと。で、私は、ものにはこだわらないタイプなので、夫がクリネックスにこだわることにも、こだわらないので、結果として、ずっと同じティシュペーパーを使っている、という話。

凡庸な私は、自分の判断と違う場面に出会うと、このフレーズを取り出して、自分に言い聞かせる。
何が大事か、自分が守ろうとしているものに、それは途轍もない障害となるのか。
そう、問う、ことがある。

で、この夏、我が家に農業用の軽四トラックがやってきた。
本業は別にある。
趣味というものなんだか、なのだけれど、
趣味の農業実践アイテムとして、毎朝活躍しているらしい。
明けるのが早い今の季節、私が寝ている間に、活動時間が始まる。
ティシュペーパーよりも、農業用自動車や耕運機は、随分かさばるものだけれど、
まだ、緒に付いたといえるのか、将来の果樹園を夢見て、
私の知らない作業道具が増えていっているらしい。

食べきれないほどの果物を作ってどうするのだろう、と思うのだけれど、
私はこだわらないタイプだから、
「そんなのもあり」なのか、と、小西さんのフレーズを思い出している。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今朝、きっぱりと秋の気配

2008-08-22 07:50:06 | 今日の一句・今日の一首
私たちの耳は、必要な音だけを取捨選択して聴いている。
目もそうなのでしょう。きっと。
朝6時台のウォーキング。
今まで、そこにあるとも気づいていなかったのに、目に飛び込んできました。
たわわに実った毬(イガ)が、着々と実りに向かっているところ(笑)。

-朝涼し、栗の毬たわわに、秋伝えー

寝苦しかった夏も終わったのでしょう。
ひんやりとした朝でした。
我が家は郊外ということもあって、ひんやり具合は別荘地に劣らず、と贔屓目に思ったり。それは別荘を持っていないもの我田引水。我田引水(笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まことに小さいエピソード

2008-08-20 07:50:39 | 私の雑感あれこれ
早朝40分のウォーキングの出だしの数分のところで、アスファルトに落ちている100円玉が目に入った。昨日。
それなりにハイテンポで歩いているし、サッと通り過ぎる。
足は忙しく動いていても、頭はヒマなので「あれ、確かに100円玉だった」、「誰も拾わないんだなー」なんて、アレコレ詮索。
でも、それは一時の詮索で、すっかり忘れていた。

で、今朝。
歩いて数分。
また、昨日の100円玉に目が行く。
まったく、1メートルとズレもせず同じコースを歩いている訳です。
やはり、それなりのハイテンポなので、通り過ぎたのですが・・・。

一日以上、100円玉はそこにある。
私以外の誰の目にも留まらなかったのか。
他の人も、私と同じように、目に留まっても、通り過ぎたのか。

ふーん。
豊かになったのでしょうか。
コレが、1万円札だったら、
懐にいれるか、交番に届けるか。
そのままではないでしょう。

1円なら判る。
10円でも判る。
それが、100円でも放置されるようになったのだから、100円の価値が下がったということでしょう。
それとも、
人通りが少ないから、そもそも気づかれなかったのか。
高齢化して、視力の悪い人が多いからそもそも気づかれなかったのか。

明日、また同じコースを歩き、目にしたら、足を止めて拾おうと思います。
白く乾いたアスファルトに、花のレリーフを見せているコインの命が、路上から狭間に転がって役目を終えることは、無意義だと思いますので。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「ダーウィンの悪夢」を見る。

2008-08-16 21:34:43 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
ダーウィンの悪夢
2004年、フランス・オランダ・ベルキー製作のドキュメンタリー映画。
一杯のバケツに泳ぐ小さな魚がタンザニアの湖に入れられたことで、様相は一変。

そのバケツの中の魚が湖で繁殖し、他の魚を食べつくす。
その大型魚は、湖畔の町に魚の輸出という産業を興し、人々に加工工場という職場を作る。
加工された魚を運び出すために、ヨーロッパから飛行機がやってくる。
飛行場界隈には、売春婦が集まる。

飛行機は、魚を待つ200万人分のヨーロッパ人のもとに運ぶ。
加工された魚は、ウガンダの人々が買うには高すぎる。
身はすべて輸出。
残されたアラ(お頭と骨)だけが、地元で売り捌かれる。

で、飛行機がやってくるときは、何を摘んでくるのか。空荷なのか。
キエフからやってきたパイロットの口は重い。

ODAで政府に入る援助金。
それがヨーロッパからの飛行機に積んでくる武器の代金になっていると、字幕。


行きの積荷も帰りの積荷も、ウガンダの庶民の幸せとの関係は微妙。

魚類研究所の雇われ番人は言う。
前の人が、1ヶ月前に殺されたから、自分がこの仕事に就けた。
なかなか仕事につけない。

かつて軍隊にいたこともある。
今はなかなか軍隊にも入れない。
戦争?
戦争があるといい。
戦争になると、軍隊が沢山募集してくれて、仕事にありつけるから。
軍隊の仕事はお金になる。

闇夜の中で、番人がインタビューに答える。

ドキュメンタリー映画。
2004年、現在のウガンダで撮影された映画なんだと、頭の中にもう一度反芻して、重い気分になる。

以前、船でアフリカ人を奴隷として輸送するシーンがある映画(題名を失念)で、アフリカへ向かう船の積荷は、やはり武器とかで、その仕事をする船長の精神状態がおかしくなる、という内容が含まれていたのを見たことがある。
勿論今は奴隷は禁止でありえないのだけれど、先進国の都合で経済が引っ掻き回されている(武器商人の市場となっている)のが実情だとしたら。
そのことを世界に喚起するドキュメンタリー作品です。

http://www.darwin-movie.jp/



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お代わり自由、食べ放題

2008-08-09 08:52:57 | 私の雑感あれこれ
昨晩、絵の搬入、展示を終えて、コーヒーでも飲もうと入った郊外型スーパー内のイタリアレストラン。

私以外の二人は、夕食を済ませていないとのことで、食事メニューを選ぶ。
で、パスタ+ピザ(お代わり自由)+ドリンク=1400円、とある。

二人は、「こんなに沢山は入らない」から、「飲み物を別にもうひとつ頼んで、コレを半分ずつ食べよう」と考えた。

えっ!
お代わり自由の一人分メニューを二人で食べてもいいの?
と、咄嗟に思う。

いいんじゃないの、と二人。
で、私の別注文と、上記注文を頼む。

一人分セットに対し、スプーンとフォークも二人分を持ってきてくれる。
店員さんも「了解?」なのです。

で、ピザ。
イタリアンタイプの薄い生地に生ハムとチーズの軽めでシンプルなもの。
どれだけ入用と聞かれて、5ピース(半円)をお皿に。

そして、お代わりはと聞かれて、ピザの追加。
5分待って焼きあがったピザ、
いかほど?と聞かれて、
5ピース、と。

その後、オーダーストップの連絡があって、
了解。
で、先ほどの焼いてもらったピザの残りの半分もいかがですかと聞きに来る。

で、「はい、頂きます」と友人。

笑ってしまう。
だって、一人分セットを頼んだのに、コレだけ食べるとお店のオーナーが考えているだろうか。
コレって、想定外じゃないの?
本当は、店員さんが、「ダメ!」と断るべきではないの?
と、言ってみるけれど、バイト女子高生らしき店員さんは、咎めもしない。

いいの?
いいの?
と、何度いったか。

きっと冷凍物だろうし、いいのよ、と、友人。
むしろ、コレは変だ、間違いじゃないかと、笑い転げる私を、珍しがる。
そして、あなたも食べなさいよ、と勧める。

で、私、2ピースのおすそ分け頂きました。

どう考えても、この仕組み、へんだと思うのです。

食べ放題のセット一人分を、半分ずつ食べるということがOKだなんて。
経営者が気づいていないのでしょうか。

世知辛い世の中なのに、妙に太っ腹なレストランでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今テレビは北京オリンピック選手入場の光景を放送中。

2008-08-08 23:34:13 | 私の雑感あれこれ
華やかなオリンピックの開会式。
4年前、8年前の開会式の光景と甲乙つけ難い華やかさ。
ここが中国?と
つい思ってしまう。

私の中の共産党の中国は、
人民服を着ていて、女性のパーマもお化粧も禁止。勿論スカートをはくことも。
野菜を植えるのは良いことだけれど、お花を育てるのは「走資派」(今「そうしは」と入力したら、ちゃんと変換リストにありました。)と烙印され、罰せられた国だったハズ。
50代後半の日本人の私の知識にあるのだから、40代以上の中国人にはその時代の記憶、体験があるハズでしょう。

この隔世の感を中国の皆さんはどう思っておられるのでしょう。
そういえば、今も毛沢東主席がホルマリン漬けになって、天安門広場の一角にある建物に安置されていると聞きました。
盛大に花火が打ち上げられて、賑やかな歓声が上がって、毛沢東さんの耳に届いたとしたら・・・、つい、あまりの様変わりように、そんなことを思ってしまいます。

仮想敵国をつくり尖がっていることより、世界中の人々にオープンにという方向は喜ばしい限りです。
でも、かつてと同じ一党独裁の共産党の国がここまで「走資派」になるとは、毛沢東様でも想定外、だったでしょうね。

台湾の選手団、香港の選手団は開催国とは別に行進しました。
微妙な問題も、圧政で押しつぶすのではなく、平和的に計らったのでしょうか。
台湾の旗、白地に描かれていた模様、よく見えなかったけれどオリンピックマークだつたのかしら。

共産党の国、中国には、気になる問題も多々あるのでしょうけれど、でも平和的に世界の人を受け入れている様は、良いことだと、そう思って画像を眺めています。


余談
東京オリンピックの入場行進のぼんやりとした記憶。
多分、学校も短縮授業かなんかで、テレビ中継を見られるように計らってくれていたのでしょう。日本国民こぞってのオリンピックブームでしたから。
で、入場行進。
他の国と違って、日本の選手団は赤いブレザーで一糸乱れず行進しました。
私たちは、運動会でも「一糸乱れず」が入場行進だと思っていましたから、なにも不思議がないのですが、外国人選手との違いに驚いたことを覚えています。
そして、閉会式の時は、日本人も外国人と変わりませんでした。
それから後のオリンピックでは、日本も外国選手バージョンになりました。
きっと、テレビ画面を見ている中国の人たちも、思わぬところでカルチャーショックがあるのではないでしょうか。

交流すること、情報が入ってくることは良いことです。
提唱者クーベルタン。
正しく人智です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝉の独壇場

2008-08-08 10:07:11 | 今日の一句・今日の一首
気温の上昇を察知して今朝も蝉は鳴きはじめる。
そういえば、8月の最後の日曜日は、いつも牧野が池緑地へ蝉取りに行ったものだ。
我が家の子供たちにとっては、親は仕事だから、夏休みは留守番の日々。
最後の日曜日にしたのには、魂胆がある。
暑い夏を鳴き疲れたセミたちは、比較的木々の幹の低い所に止まっている。
で、幼稚園児の末っ子の目にも留まるし、素手で捕獲できたりもする。

早朝ウォーキングしていると、早々に羽化した蝉の腹を見せて落ちているのに出会う。
ああ、これが蟻の食料になるのでしょうか。
暑さのウチにも、微妙な変化は確実にきます。
でも、まだ、虫の音は聞こえず、蝉の独壇場。
あまりにも賑やかなので、青い葉を茂らせている桜並木の幹に目をやりました。
いる、いる!
喜ぶんだろうな。小さな子供だったら・・・。
そう思って、一首。

孫あらば この径教えん 網持ちて 桜並木に蝉五つ六つ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夏休みを研修に振り替える」

2008-08-05 17:16:34 | 家族
そういうことで、帰省はなし。
お中元だけが、北の大地から届く。

「1週間、顕微鏡を覗きながら直径1ミリ以下のラットの血管をつなぎ続けた」
「それなりに研修の成果はあったと思う」
のメール。

若い医師たちが過重な仕事に追われているというニュースが流れる。
驚くほど少しの役職加算がついていることで、残業手当に相当するものはない。
朝7時半過ぎには、既に病院。
夜10時頃も、まだ病院。
土日も、いつも連休とは限らず。
そして、研修は夏季休暇を利用して。

ご苦労さんだな、
と思う。

巣立ったのだから、と遠くで眺めながら、
でも、健康には気をつけてと願う、
こんな、お母さん、私。
結構、世の中にはご同類がいるんだろうな、
と思う。

学んでスキルを身につける。
そのことが役に立つ仕事に就けて、
息子は幸い。

がんばる息子を持っているキミは
幸せ者だよ、
と、
横から声が・・・。

息子らが育ったバブルの時代は、
真面目が流行らなかったけれど、
取得は真面目。

そうだったね。
と思い起こす。

賑やかなのは蝉しぐれだけ。
これも夏。

いつかは、また
違った夏が来るでしょう。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする