ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

グレートトラバース3~田中陽希さんにエール~

2018-04-05 02:22:49 | 報道/ニュース
“グレートトラバース3”の放送がまもなく始まります。2014年に始まった日本百名山一筆書き走破は大きな反響を呼び、翌2015年あまり知られていない残りの百名山に挑戦。日本二百名山を徒歩とカヤックだけで走破しました。その模様はNHKで放送され、田中陽希さんはプロアドベンチャーレーサーとしての地位を確立しました。2016年、17年は世界のとてつもなく過酷なトラバースレースに参加、そして今年は今までの二百名山にさらに百名山を加えた日本三百名山、え?そんなにあるの?これを2年がかりで走破しようというものです。すでに挑戦は1月1日から始まっています。
いくら山が好きと言っても、いくら歩くことが好きと言っても、いくら体力に自信があっても、ここまでしつこく(?)続けられる人はそうはいないでしょう。もういいんじゃあないと思ってもまた見てしまいそう。チクショー
という訳で、現在2014年に始まった日本百名山走破が再放送されています。これを見ると最初の感動がよみがえってきますね。ちなみに今日は九州から本州へ渡る関門トンネルバージョンでした。途中、東日本大震災で被災した60才前後の女性に出会いました。彼女はひとりで自転車に乗り全国をまわって、さらしの布に応援メッセージを書いてもらっている、ということでした。沖縄までいって東北へ帰るところとか、いやまあそんな女性がいたんだ。もしかしたらその部分は見てなったのかもしれない。初めて見る映像でした。あれから4年、あの女性はその後どうしたんだろう。東北でゆっくりしているんだろうか、それともまた陽希さんのように日本中を自転車でまわっているんだろうか、あの女性のその後も取り上げて欲しいな、などと思いました。
以前のブログにも書きましたが、ひとりでずっと挑戦を続けることはどんな挑戦であっても人生にとてつもない財産を作ります。今では陽希さんに多くのサポートがついています、応援スポンサーやフアンもいます、しかし最初は本当にひとりからのスタートでした。
時は4月、新入生、新学期、新年度、あたらしい始まりです。なんでもいいからずっと挑戦し続けることは素晴らしいことです。さあ、なにか始めませんか?ボクも陽希さんからパワーをもらいました。やりかけて中途半端になっていることがたくさんあります。もう一度続けますよ。そしてずっと続けますよ。ありがとう陽希さん!がんばれ陽希さん!

2018/04/04

※4月7日(土)午後7時30分からの放送をリアルタイムで見ました。百名山二百名山と同じ映像になってしまうのではと危惧しましたが、季節が違うと同じ山でも表情がまったく違うことが分かりました。陽希さんの感想も4年前より格段にうまくなっていました。撮影クルーも慣れて風景のアングルも良く見ごたえのある内容でした。これは満点の番組なのではと思っていた矢先、モモクロやら伊集院なにがしが突然出てきて番組をぶち壊し。格調高いナレーションの崇高なドキュメンタリーが三流バラエティになってしまいました。モモクロの場面は要らない、せっかく陽希さんがいいこと言って終わってもその直後に山の知識もないちゃらちゃら話では後味が悪いだけです。ドキュメンタリーにバラエティ要素は要りません。グレートトラバースはひとり旅のドキュメンタリーに徹して欲しい。ディレクター・プロデューサーは考えを変えて欲しい。これは陽希さんの2年に渡る壮大な挑戦なのだから、たのむ。
2018/04/07深夜

学問のすすめ

2018-04-03 18:02:08 | 報道/ニュース
長く続いた安倍1強に国民は慣らされてきましたが、ここにきて少し空気が変わりました。国民が政治をチェックする機運が生まれました。でもこれは良いことです。国民が政治をチェックしないで誰がするんでしょう。選挙の事ばかり考えている政治家が自らをチェックするなんてできるはずがないからです。

学問のすすめ

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。から始まる“学問のすすめ”にこんな一節があります。
「そもそも政府と人民との間柄はただ強弱の有様が違うだけで人権に違いはない。百姓は米をつくりて人を養い、町人はものを売買して世の中を便利にする、これすなわち百姓・町人の仕事なり。政府は法令を設けて悪人を制し、善人を保護する、これすなわち政府の仕事なり。この政府の仕事には莫大の費用がかるが政府には米も金もない、そこで百姓・町人は年貢や運上(個人税)を出し、政府の資金を賄おうと双方一致で取り決めたること、これすなわち政府と人民の約束なり。ゆえに百姓・町民は年貢を出して法を守れば、その職分をつくしたことになり、政府は正しい使い方をして人民を保護すれば、職分を尽くしたことになる。」
今年度の国の予算案が可決しました。過去最高の97兆7000億円です。これからこのお金に業者が群がります。しかしもともと国にはお金は1円もありません。すべて国民からの税金や国債の発行です。言い換えれば国民のお金です。国民が税金を払っているのに政府が正しい使い方をしていないのが問題です。災害対策費が別のことに使われる、年金が消えちゃった、必要もない財団をつくり天下りにバカ高い給料を払う、これらは正しい使い方ではありません。
「しかるに幕府のとき幕府の事をお上と唱え、お上の御用とあらば、道中の旅籠までもただ食いし、川場に銭も払わず、人足に賃銭を与えず、はなはだしきは旦那が人足をゆすりて酒代を取るに至れり。殿様の物好きにて普請をするか(何かをつくる)、役人の取り計らいにて余計なことをし、無駄にお金を費やしてお金がなくなるとあれこれ言葉を並べて年貢を増し、御用金(寄付)を言いつけ、これを御国恩に報いると言う。そもそも御恩とはなんぞや。百姓・町民が安隠に家業を営み、盗賊・人殺しの心配なく暮らせることが政府の御恩ではないのか、もとより安隠に暮らせるのは政府の法があるからであり、法を作って人民を保護するのは政府の仕事であり政府の商売柄にて当然の職分ではないか、これを御恩などと言うべきではない。政府が人民に対してその保護を持って御恩と言うなら、百姓・町民は政府に対し年貢や運上を納めていることも御恩である。」
これは明治の初めに書かれたものです。今も変わりませんね。天下りの官僚が昔の業者と飲み屋に行ってお金を払いません。うまく取り次いで欲しい業者はペコペコしています。人足をゆすって酒代を取るのです。森友・加計は殿の物好きに役人が余計な取り計らいをした結果です。国会議員を「先生」と呼ぶのはやめましょう。何も教わっていませんから。
今年は明治になって150年の節目の年。いまだに江戸幕府では進歩がありません。政府の役割はなにか、政治家の仕事はなにか、その仕事をチェックするのは誰か、そんなこと、あんなこと、150年前を振り返ってもう一度考えたいものですね。

2018/04/03
※福沢諭吉さんの”学問のすすめ”は学問をすれば偉くなれる、偉くなったら収入が増える、収入が増えれば良い生活ができる。明治の初めに学問の大切さを説いた啓発本でした。いまでも参考になりますよ。

安倍さん大ピンチ

2018-04-03 04:47:34 | 報道/ニュース
安倍内閣の支持率が過去最低です。30%と言うのは第一次安倍内閣の終わりとほぼ同じ。森友問題で決裁文書の改ざんが表面化して以来下がり続けています。佐川前理財局長が国会の証人喚問で刑事訴追を理由に証言拒否を繰り返したことでさらに下がりましたが本質はそんなことではありませんね。
2年前、森友学園が小学校をつくると言って。9億円の国有地をタダ同然で学園に売却。この理事長は安倍さんの仲良し、日本会議の仲間でした。幼稚園児に教育勅語を暗唱させている映像に安倍さんがこの学園の理念はすばらしいと国会で称賛していた時期でした。名誉校長は昭恵夫人でした。ほぼ同時に四国の加計学園には獣医学部を新設、ここでしか新設できないように新たな条件を作り、こちらも36億円の国有地を無償で払い下げ、しかも県から毎年6億円やら8億円やらの補助金を出す。加計学園の理事長もまた安倍さんの親友でした。昭恵夫人は会長でした。政治家の汚職とは自らの地位や職権・裁量権を利用して特定の事業者等に対し優遇措置をとることとあります。ならばこれはどう考えても汚職でしょう。
安倍さんの関与があろうがなかろうが破格の優遇措置を受けていたのは事実です。日本のトップである総理大臣の知り合いそれも大親友が絶対できない優遇措置を受けていたのです。法律うんぬんではなくそれ以前の問題です。誰が考えてもこれは汚職です。
アフリカや南米なら大統領はつるし上げられます。ケニアの大統領は国有地を知り合いに安く売ったことで弾劾・罷免されました。ブラジルのルセフさんも弾劾。なぜ安倍さんが弾劾・罷免されないのか。
官僚トップおよそ600人の人事権を内閣府がにぎり、日銀総裁を変え、NHKの会長を変え、気に入らない放送局を呼びつけ電波をとめると脅す。こんなことを許してきた国民にも責任がありますね。みんな委縮しちゃって、テレビで反対意見すら言えない気持ちの悪い空気が5年も続いていました。そのうち国民からネット右翼まで現われる始末です。国のトップや政治家を弾劾するにはまず国民が声を上げなければなりません。国民が声をあげることすらできない状況をつくり、「忖度」などと取って付けたような言い回しに終始してきました。メディアの責任は重大です。
ただでさえ、メデォアはまわりを見ながら適当に報道しています。欧米のように個が確立していません。みんな横並びの同じ報道です。貴乃花となればみんな貴乃花。防衛省の南スーダンのPKOの日報隠しに続いてイラクの日報隠し。こんなことはずっと前からやっていました。自衛隊の海外の行動はほとんど秘密です。自衛隊が活動している現地へメディアは行ってもいないのですよ。日報隠しは行って取材をしていればすぐに分かることでした。ジャーナリスト精神のかけらもない、ちゃらちゃら報道ばかりなのに国民は慣れてしまってメディアの言うとおりになってしまいました。「まあ、これが日本だから」などと平気でインタビューに応えている30代のエリートサラリーマンぽい男性の顔には知性のカケラもありませんでした。
今回の教訓です。
国民がしっかりしていれば、メディアがまともなら、こんな総理大臣は生まれなかった。
(くたびれちゃったので今日はおわり)

2018/04/02
※歴代内閣支持率の表がありましたので添付しておきましょう