ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

酷暑の東京オリンピック

2015-08-07 03:22:36 | 報道/ニュース
しかし毎日暑いなあ。と思っていたら高校野球が始まりましたね。夏休みを利用しての大会だからしょうがないけど、クーラーの効いた部屋で高校球児が汗と土にまみれて大きな声を上げている姿をテレビで見るのはちょっと申し訳ない気持ちになりますね。
四季のある日本では7月の終わりから8月の初めが年間で一番暑い時期になります。特に今年は長期予報が外れて記録的な猛暑が続いています。長期予報がはずれるのはいつものことだから気にはしていませんが、本当にこんな暑い時期に東京オリンピックやるの?アメリカのスポーツ事情に合わせてこの時期になったとは言えあまりにも過酷なオリンピックになりますね。7月24日から2週間ですよ。年中暑い国ならともかく日本にはもっと適した季節があるのにこれでは選手にとって拷問のようなオリンピックになるのではないでしょうか?
新国立競技場の高い建設費、エンブレムの盗作問題、拷問のような時期、なんかやる前からそっぽを向かれそうな東京オリンピック、こんなことならイスタンブールにしとけば良かった。そんな空気が伝わってきそうですね。
オリンピックはもう国を挙げてやるものではないと1984年のロサンゼルスでは、すべて民間の費用でまかないました。税金は1セントも使っていません。聖火ランナーはお金を払って走りました。結果、400億円の黒字です。やればできることを証明したのです。大会委員長ピーター・ユベロスさんは手腕を買われカリフォルニア州知事にも推されましたがシュワルツネッガーさんの登場で下り、MLBの第6代コミッショナーに就任しました。
今日、自民党担当大臣は白紙に戻った新国立競技場のデザインについて関係者の意見を聞いていました。その中でオリンピックのための新しいスタジアムは作らない、既存のスタジアムを使うという案が出たことをニュースが伝えていました。え?と思いましたよ。それでいいじゃん!それでできるのになんであのバカ高い2520億円を使おうとしたのか、いったい何考えているのか、何も考えていないのか。アホかと思いましたよ。
いまやオリンピックは国力を競うものではありません。4年に一度世界中から最高のアスリートが集まって最高のパフォーマンスを競う大会です。そのためにアスリートたちが一番実力の出しやすい環境を作るのがホスト国の責任なのです。スタジアムだけがいくら立派でも観客のマナーが悪いだけでも大会は台無しですし、それが世界中に配信されます。北京の“鳥の巣”はいまや雑草がはえていると笑いものにされていたのはつい最近の事です。どんな立派な“ハコモノ”を作っても終わってしまえばすぐに忘れ去られますが、アスリートのすばらしいパフォーマンスや世界記録は永遠に記憶に残ります。はつらつと戦っているアスリートに観客は感動するのです。立派なスタジアムには人はアホかと笑うだけで感動なんかなにもないのです。
さて、これを書いていたら、つい先ほどロシア・カザンで行われている世界水泳で日本の星奈津美さんが堂々の金メダルを取りました。強豪がひしめくバタフライですよ。星さん、手術を乗り越えほんとうに良く頑張りましたね。リオの切符を手に入れました!大拍手です。東京オリンピックのことなんかもうどうでもいいや、勝手にやってくれい!

2015/08/07