いやまあ、あまりにも進展が早くてブログが追いつきません。それにして北の将軍様はただの刈り上げくんではないようです。南北首脳会談を決めたと思ったらその足で特使がアメリカに行き、史上初米朝首脳会談を決めました。4月中に南北首脳会談をと決めたのが6日。土・日をはさんで8日には5月に米朝首脳会談となりました。ずばり刈り上げくんの作戦通りではないですか。
刈り上げくんはさらに25日から28日まで中国を初訪問、近平さんと仲よく晩餐会をしている風景が28日、中国と北朝鮮で同時に報道されました。
各国の首脳が会うときは入念な準備が必要です。ましてやEUのようにいつも会っている関係でもなく、核問題で国連から制裁を受け、ちびのロケットマンと言われれば老いぼれ狂人とののしりあっていたふたりが会って話をする。当初は世界中がびっくりでした。事実この一報を受けてBBCは“十分な外交的根回しもなく、会談が成功する保証はない。熱しやすい指導者ふたりが世界でもっとも炎上しやすい問題を扱うことになった”と冷ややかな解説をつけて報道しました。しかし中国の近平さんと満面の笑みで並んで歩く将軍様の姿が報道されると世界の見方が一変しました。北の核を止めるため中国も本気で制裁に入っていると言い続けてきた日本の報道も、とつぜん北と中国は朝鮮戦争をともに戦った強固な絆で結ばれていると言ってみたり、二国は血の同盟関係にあると言ってみたり、いまさらという事ばかり並びたてました。日本の解説者や専門家はなにも分かっていない、それとも分かっている人がテレビに出ていないのでは。と思いました。もともと北朝鮮の後ろには国境を接している中国とロシアがいるのです。
北の将軍様キム・ジョンウンは着々と準備していました。トランプがロシア疑惑で次々と側近が辞め、関税かけると言って世界中から非難され、自分の選挙の事しか考えていないことがミエミエになった頃、日本は戦争ごっこの総理大臣が憲法変えたいだけで北の脅威をあおり、アメリカべったりで何の力もないと分かった頃、昨年11月キム・ジョンウンは核武力の完成を宣言しました。そしてピョンチャンオリンピックへの参加です。一気に南北融和が進みました。そして南北首脳会談の提案。それは文大統領の望むことでした。体制が保障されれば核保有の理由がないと言うのも予定通りの言葉です。
もともと文大統領は南北和解が大前提でした。アメリカに会談の話を振れば、目立ちたがり屋のトランプは乗ってくると踏んでいました。案の定トランプはいままでの大統領ができなかったことをオレがするとか言って内容も分からず飛びつきました。穏健派のティラーソンさんを辞任させ強硬派で固めようとしていますがもはやトランプのまわりには誰もいません。これもキム・ジョンウンの思惑通りとすればこの人は只者ではないですね。そして中国は全人代で近平さんが全権掌握するのを待っての訪問でした。プーチンも選挙が終わって万全です。すべてキム・ジョンウンの進行表どおりに進んでいます。
政治家は自分の周りだけでなく世界情勢が分かっていないとできません。それも日々刻々と変わっています。いまこの話をここへ持っていけばこうなる、が分かっていないとできません。まさにキム・ジョンウンはそれが分かって行動を起こしました。東アジアの小さな貧国が世界の大国を動かしています。
(つづく)
2018/03/30
※政治を知らないトランプと政治をしていない安倍さんはいいコンビ。圧力の結果などといまだに言っていたら世界から取り残されるでしょう。
刈り上げくんはさらに25日から28日まで中国を初訪問、近平さんと仲よく晩餐会をしている風景が28日、中国と北朝鮮で同時に報道されました。
各国の首脳が会うときは入念な準備が必要です。ましてやEUのようにいつも会っている関係でもなく、核問題で国連から制裁を受け、ちびのロケットマンと言われれば老いぼれ狂人とののしりあっていたふたりが会って話をする。当初は世界中がびっくりでした。事実この一報を受けてBBCは“十分な外交的根回しもなく、会談が成功する保証はない。熱しやすい指導者ふたりが世界でもっとも炎上しやすい問題を扱うことになった”と冷ややかな解説をつけて報道しました。しかし中国の近平さんと満面の笑みで並んで歩く将軍様の姿が報道されると世界の見方が一変しました。北の核を止めるため中国も本気で制裁に入っていると言い続けてきた日本の報道も、とつぜん北と中国は朝鮮戦争をともに戦った強固な絆で結ばれていると言ってみたり、二国は血の同盟関係にあると言ってみたり、いまさらという事ばかり並びたてました。日本の解説者や専門家はなにも分かっていない、それとも分かっている人がテレビに出ていないのでは。と思いました。もともと北朝鮮の後ろには国境を接している中国とロシアがいるのです。
北の将軍様キム・ジョンウンは着々と準備していました。トランプがロシア疑惑で次々と側近が辞め、関税かけると言って世界中から非難され、自分の選挙の事しか考えていないことがミエミエになった頃、日本は戦争ごっこの総理大臣が憲法変えたいだけで北の脅威をあおり、アメリカべったりで何の力もないと分かった頃、昨年11月キム・ジョンウンは核武力の完成を宣言しました。そしてピョンチャンオリンピックへの参加です。一気に南北融和が進みました。そして南北首脳会談の提案。それは文大統領の望むことでした。体制が保障されれば核保有の理由がないと言うのも予定通りの言葉です。
もともと文大統領は南北和解が大前提でした。アメリカに会談の話を振れば、目立ちたがり屋のトランプは乗ってくると踏んでいました。案の定トランプはいままでの大統領ができなかったことをオレがするとか言って内容も分からず飛びつきました。穏健派のティラーソンさんを辞任させ強硬派で固めようとしていますがもはやトランプのまわりには誰もいません。これもキム・ジョンウンの思惑通りとすればこの人は只者ではないですね。そして中国は全人代で近平さんが全権掌握するのを待っての訪問でした。プーチンも選挙が終わって万全です。すべてキム・ジョンウンの進行表どおりに進んでいます。
政治家は自分の周りだけでなく世界情勢が分かっていないとできません。それも日々刻々と変わっています。いまこの話をここへ持っていけばこうなる、が分かっていないとできません。まさにキム・ジョンウンはそれが分かって行動を起こしました。東アジアの小さな貧国が世界の大国を動かしています。
(つづく)
2018/03/30
※政治を知らないトランプと政治をしていない安倍さんはいいコンビ。圧力の結果などといまだに言っていたら世界から取り残されるでしょう。