嫁って何だろう?
「うちの嫁さんが…」
と言う男の人に違和感を感じたのは学生時代。
この人、いつまでも奥さんをよそ者扱いなの?
と、ギョッとしたものだった。
「お嫁さん」と言われて嬉しいのは
《花嫁さん》である結婚式当日くらい。
実際、広辞苑を見ると
《嫁》とは
② 結婚したばかりの女・新婦。
③ 結婚の相手としての女。
とある。
家族の一員としての配偶者とは一線を画すというわけ。
そんなことを知らずとも肌で感じていた私は、
とにかく《嫁》という言葉が好きではなかった。
もし主人が外で私のことを《嫁》と言ったら
きっと私はご機嫌斜めになる。
「私はあなたの妻であって、嫁ではない!」
ちなみに広辞苑の《嫁》という項目、一番上にはこうある。
① 息子の妻。
つまり私を《嫁》と言っていいのは、義父母だけだということね。
*
日本における結婚は、長きに渡り「家と家」のものだった。
結婚式場に行くとよくわかる。
◯◯家・△△家 式場
個人名じゃないのよね。
「嫁入り道具」「夫の家に入る」とはよく言ったもの。
だからこそか、
結婚後「いい嫁」になるために
自分を殺してしまう女性は意外と多い。
ところで
「いい嫁」って一体何さ?
・夫に従順であること?
・義父母を常に最優先する人のこと?
・家事全般を完璧にこなすこと?
・不満があっても我慢し続ける人のこと?
・自分の気持ちや意見を押し殺すこと?
そんな時代はあったかもしれない。
夫や義父母に何を言われても「はい」と言う、そんな時代が。
私の親世代だって、一部足を突っ込んでる。
でも今は…。
「いい嫁」を演じていて
伸び伸びと夫婦を楽しめるわけがない。
夫婦でいることが楽しくないのに
いい夫婦であるわけないでしょ。
いい夫婦といい嫁は、まったく違うもの。
“いい嫁であるべき”
“いい嫁とはきっとこういうもの”
いつの間にか植えつけられたそれに縛られているから苦しくなる。
いい嫁じゃなくてもいいじゃない。
それはあなたの築きたかった家庭じゃない、ただの偶像かもしれないよ?
いい嫁になろうとしないこと。
それだっていい夫婦の秘訣だと思うのよ。
*
ちなみに広辞苑にはこうある。
《妻》
① 配偶者(夫婦)の一方である女。 ⇔夫
《奥様》
① 身分高い家の主婦。
② 他人の妻の尊敬語。
《家内》
② 他人に対して自分の妻をいう語。
《かみさん》
② 商人・職人などの主婦。
気安い場合など、一般の家の主婦を呼ぶのにも用いる。
《女房》
⑤ 妻。内儀。
どうせなるなら「笑顔のかわいい奥さん」に。
伊藤裕子でした♡
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「うちの嫁さんが…」
と言う男の人に違和感を感じたのは学生時代。
この人、いつまでも奥さんをよそ者扱いなの?
と、ギョッとしたものだった。
「お嫁さん」と言われて嬉しいのは
《花嫁さん》である結婚式当日くらい。
実際、広辞苑を見ると
《嫁》とは
② 結婚したばかりの女・新婦。
③ 結婚の相手としての女。
とある。
家族の一員としての配偶者とは一線を画すというわけ。
そんなことを知らずとも肌で感じていた私は、
とにかく《嫁》という言葉が好きではなかった。
もし主人が外で私のことを《嫁》と言ったら
きっと私はご機嫌斜めになる。
「私はあなたの妻であって、嫁ではない!」
ちなみに広辞苑の《嫁》という項目、一番上にはこうある。
① 息子の妻。
つまり私を《嫁》と言っていいのは、義父母だけだということね。
*
日本における結婚は、長きに渡り「家と家」のものだった。
結婚式場に行くとよくわかる。
◯◯家・△△家 式場
個人名じゃないのよね。
「嫁入り道具」「夫の家に入る」とはよく言ったもの。
だからこそか、
結婚後「いい嫁」になるために
自分を殺してしまう女性は意外と多い。
ところで
「いい嫁」って一体何さ?
・夫に従順であること?
・義父母を常に最優先する人のこと?
・家事全般を完璧にこなすこと?
・不満があっても我慢し続ける人のこと?
・自分の気持ちや意見を押し殺すこと?
そんな時代はあったかもしれない。
夫や義父母に何を言われても「はい」と言う、そんな時代が。
私の親世代だって、一部足を突っ込んでる。
でも今は…。
「いい嫁」を演じていて
伸び伸びと夫婦を楽しめるわけがない。
夫婦でいることが楽しくないのに
いい夫婦であるわけないでしょ。
いい夫婦といい嫁は、まったく違うもの。
“いい嫁であるべき”
“いい嫁とはきっとこういうもの”
いつの間にか植えつけられたそれに縛られているから苦しくなる。
いい嫁じゃなくてもいいじゃない。
それはあなたの築きたかった家庭じゃない、ただの偶像かもしれないよ?
いい嫁になろうとしないこと。
それだっていい夫婦の秘訣だと思うのよ。
*
ちなみに広辞苑にはこうある。
《妻》
① 配偶者(夫婦)の一方である女。 ⇔夫
《奥様》
① 身分高い家の主婦。
② 他人の妻の尊敬語。
《家内》
② 他人に対して自分の妻をいう語。
《かみさん》
② 商人・職人などの主婦。
気安い場合など、一般の家の主婦を呼ぶのにも用いる。
《女房》
⑤ 妻。内儀。
どうせなるなら「笑顔のかわいい奥さん」に。
伊藤裕子でした♡
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