イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

小さくてコケのように見える アライトツメクサ

2017-06-12 12:35:24 | 趣味・特技
ナデシコ科(caryophyllaceae); ツメクサ属(sagina); アライトツメクサ(Sagina procumbens)
学名: Sagina procumbens
和名: トヨハラツメクサ、アライドツメクサ

 発見場所は我が家。北側の家の脇に小さなコケのようなモジャモジャが生えている。最初見たときはコケかと思った。暫くしてまた見てみると何やら花のようなものが見える。あれ、コケじゃないなと思って写真を撮って観察してみると、なーんだツメクサだ。とその時はそのままにしておいた。またまた暫く時間が経って、念のため図鑑のツメクサと比べてみた。あれれ、花弁がハッキリしなくて、しかも萼片が4枚しかない。ツメクサは5枚だと図鑑にある。そこで色々調べた結果、アライトツメクサだと分かった。何故か我が家にはアライトツメクサだけが生えていて、ツメクサは見当たらなかった。
 千島列島の一番北側の端っこの阿頼度島(あらいどとう)で見つかったことから、アライトツメクサというらしい。元々は寒いところが好きな植物だが、近年は関東近くでも見られるという。


 
小さくてコケのように見える。(花巻市桜台、2017年5月11日)


同上



少し拡大。脇に本物の苔が生えているのが見える。(同上)



花を拡大(同上)小さな花弁が4枚と大きな萼片が4枚見える。雌しべの先端は4つに分かれている。



同上(USBで繋ぐ顕微鏡で観察)

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