ブナ科( Fagaceae); コナラ属( Quercus); コナラ (Q. serrata)
学名: Quercus serrata Murray
和名: コナラ(小楢)
ひとくちにどんぐりと言っても色々あってややこしい。ちょっと頭に浮かぶものでもコナラ、ミズナラ、カシワ、クヌギ、シイ等色々ある。近所のせせらぎ公園にはどんぐり山という小さな山がある。ここにはその名の通り確かにたくさんどんぐりが落ちている。さて、せせらぎ公園にもたくさん植えられているが、このどんぐりは何の木から落ちてるんだろうと気になっていた。
色々と調べてみたら、コナラはミズナラと極めてよく似ていて見分けにくいが、ミズナラでは葉柄がごく短く目立たないのに対して、コナラは1から1.2cmの葉柄がある。ミズナラの鋸歯は荒く3角状であるのに対してコナラはこれよりもやや丸みを帯び、先端が鋭く尖る。また、葉身の長さはミズナラよりコナラはやや小さく5~15cmである。どんぐりはコナラは最もどんぐりらしい形であり、殻斗は帽子のようであり実の1/3程を覆うが、ミズナラのどんぐりはコナラよりも殻斗のかぶりが大きく実の半分近くまで覆っている。等の違いがあるようだ。また、コナラの方がミズナラよりも標高が低い所を好み、ミズナラはその名のように材に水を多く含みより標高の高いブナなどが生えている辺りを好むようだ。両者とも春に雄花が尾状に垂れ下がるように咲く。
以上の結果を参考に照合してみると、せせらぎ公園やどんぐり山に落ちているどんぐりはコナラのものと分かった。コナラはせせらぎ公園に限らず、桜台小学校や広域公園に行く途中でも普通に見られるどんぐりの木だった。
コナラのどんぐり。どんぐりらしいどんぐり。帽子をかぶったような感じ。(花巻市立桜台小学校、2015年9月20日)
コナラの雄花。春先に尾状に垂れ下がる。(花巻市湯本、2015年5月3日)
コナラの雌花。(同上)
コナラの葉。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2015年6月17日)
コナラの幹。(花巻市立桜台小学校、2020年5月26日)
コナラの樹形。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2015年9月28日)
コナラの樹形。小岩井農場に大きなコナラの木が生えていた。牛に踏まれて根が傷まないように柵で囲っているのだそうだ。(雫石町小岩井農場、2015年3月29日)
学名: Quercus serrata Murray
和名: コナラ(小楢)
ひとくちにどんぐりと言っても色々あってややこしい。ちょっと頭に浮かぶものでもコナラ、ミズナラ、カシワ、クヌギ、シイ等色々ある。近所のせせらぎ公園にはどんぐり山という小さな山がある。ここにはその名の通り確かにたくさんどんぐりが落ちている。さて、せせらぎ公園にもたくさん植えられているが、このどんぐりは何の木から落ちてるんだろうと気になっていた。
色々と調べてみたら、コナラはミズナラと極めてよく似ていて見分けにくいが、ミズナラでは葉柄がごく短く目立たないのに対して、コナラは1から1.2cmの葉柄がある。ミズナラの鋸歯は荒く3角状であるのに対してコナラはこれよりもやや丸みを帯び、先端が鋭く尖る。また、葉身の長さはミズナラよりコナラはやや小さく5~15cmである。どんぐりはコナラは最もどんぐりらしい形であり、殻斗は帽子のようであり実の1/3程を覆うが、ミズナラのどんぐりはコナラよりも殻斗のかぶりが大きく実の半分近くまで覆っている。等の違いがあるようだ。また、コナラの方がミズナラよりも標高が低い所を好み、ミズナラはその名のように材に水を多く含みより標高の高いブナなどが生えている辺りを好むようだ。両者とも春に雄花が尾状に垂れ下がるように咲く。
以上の結果を参考に照合してみると、せせらぎ公園やどんぐり山に落ちているどんぐりはコナラのものと分かった。コナラはせせらぎ公園に限らず、桜台小学校や広域公園に行く途中でも普通に見られるどんぐりの木だった。
コナラのどんぐり。どんぐりらしいどんぐり。帽子をかぶったような感じ。(花巻市立桜台小学校、2015年9月20日)
コナラの雄花。春先に尾状に垂れ下がる。(花巻市湯本、2015年5月3日)
コナラの雌花。(同上)
コナラの葉。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2015年6月17日)
コナラの幹。(花巻市立桜台小学校、2020年5月26日)
コナラの樹形。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2015年9月28日)
コナラの樹形。小岩井農場に大きなコナラの木が生えていた。牛に踏まれて根が傷まないように柵で囲っているのだそうだ。(雫石町小岩井農場、2015年3月29日)