最初見かけたときは茎の回りに直接葉が付いている様子からヤエムグラの仲間だと思った。しかし、良く見ると茎にヤエムグラにあるトゲが無く、葉は3出複葉なのでメドハギだと分かった。比較的どこでも見かける草だ。名前の由来は茎を占いの筮(めどき)に用いたことに由来するという。漢字では蓍萩と表記する。この筮も蓍も見慣れない漢字だが、両方ともめど又はめどきと読み、大辞泉によれば「占筮(せんぜい)のために用いる50本の細い棒のことであり、もとは蓍萩の茎を使ったがのちに多く竹でつくったので筮竹(ぜいちく)という」と記載されていた。あの易者が当たるも八卦当たらぬも八卦といいながらガシャガシャとやるあの棒のことだろう。どうしてメドハギを占いに使用したのかについては不明だが、細い棒状であること以外に何か理由があるんだろう。あの易者の棒があちこちに生えてるというのも面白い。薬草としても用いられ、生薬名をヤカンモン(夜関門)といい、全草を咳止め、去痰などに用いるとの情報もあった(注1)。
6月下旬近所の土手で生えてきているのを見つけた。(花巻市桜台、2013年6月25日)
8月末花が咲き始めた。(花巻市星が丘、2013年8月30日)
花をクローズアップ。(同上)
花が満開。(花巻市日居城野、2013年9月5日)
9月末実が成った。(同上、2013年9月23日)
注1: くすりの博物館 http://www.eisai.co.jp/museum/index.html
6月下旬近所の土手で生えてきているのを見つけた。(花巻市桜台、2013年6月25日)
8月末花が咲き始めた。(花巻市星が丘、2013年8月30日)
花をクローズアップ。(同上)
花が満開。(花巻市日居城野、2013年9月5日)
9月末実が成った。(同上、2013年9月23日)
注1: くすりの博物館 http://www.eisai.co.jp/museum/index.html
古神道では折符・護符の中に忍ばせたりも致します。
私は、天津金木占術に今もメドハギを使っています。