ブナ科( Fagaceae); コナラ属 (Quercus); ミズナラ( Q. crispula)
学名: Quercus crispula Blume var. crispula
和名: ミズナラ(水楢)
コナラよりも寒冷な気候を選び、標高もやや高いところを好む。葉は互生し葉身の長さは7~15cmでコナラよりもやや大きい。コナラよりもはっきりした大きな三角形の鋸歯がある。花期は5~6月。雄花は新しい枝の下部の葉脇から垂れ下がるようにつく。雌花は新しい枝の上部の葉脇に1~3個つく。
コナラのどんぐりは殻斗が帽子のように浅くかぶる感じなのに対して、ミズナラでは殻斗が半分程度かぶる。縄文時代にはコナラやトチノキなどと共にあく抜きをして食料として用いられた。
木材は高級家具の材料として用いられるが、特筆すべきものとして北海道産のミズナラは、ジャパニーズオークとして高級ウイスキーの熟成用の樽材として用いられているそうだ。樹齢200年~300年のものを使用するので希少であり、その樽で熟成されたウイスキーはキャラや白檀の様な香りがするそうだが、さてどんな香りなんだろう。いずれ、独特の個性を持ち世界的評価も高いそうだ。かなり高価でなかなか手に入らないもののようだが、ウイスキーファンとして一度は飲んでみたいものだ。
新巻公園で見かけた初夏のミズナラ。(岩手県金ケ崎町新巻公園、2020年6月21日)
広域公園の紅葉したミズナラ。(花巻市金矢花巻広域公園、2015年10月15日)
ミズナラの樹皮。(岩手県金ケ崎町新巻公園、2020年6月21日)
ミズナラの葉。(同上)
学名: Quercus crispula Blume var. crispula
和名: ミズナラ(水楢)
コナラよりも寒冷な気候を選び、標高もやや高いところを好む。葉は互生し葉身の長さは7~15cmでコナラよりもやや大きい。コナラよりもはっきりした大きな三角形の鋸歯がある。花期は5~6月。雄花は新しい枝の下部の葉脇から垂れ下がるようにつく。雌花は新しい枝の上部の葉脇に1~3個つく。
コナラのどんぐりは殻斗が帽子のように浅くかぶる感じなのに対して、ミズナラでは殻斗が半分程度かぶる。縄文時代にはコナラやトチノキなどと共にあく抜きをして食料として用いられた。
木材は高級家具の材料として用いられるが、特筆すべきものとして北海道産のミズナラは、ジャパニーズオークとして高級ウイスキーの熟成用の樽材として用いられているそうだ。樹齢200年~300年のものを使用するので希少であり、その樽で熟成されたウイスキーはキャラや白檀の様な香りがするそうだが、さてどんな香りなんだろう。いずれ、独特の個性を持ち世界的評価も高いそうだ。かなり高価でなかなか手に入らないもののようだが、ウイスキーファンとして一度は飲んでみたいものだ。
新巻公園で見かけた初夏のミズナラ。(岩手県金ケ崎町新巻公園、2020年6月21日)
広域公園の紅葉したミズナラ。(花巻市金矢花巻広域公園、2015年10月15日)
ミズナラの樹皮。(岩手県金ケ崎町新巻公園、2020年6月21日)
ミズナラの葉。(同上)
ミズナラの葉。(岩手県雫石町小岩井農場、2015年5月16日)
ミズナラの雄花。(岩手県西和賀町、2015年5月8日)
ミズナラの雌花。(同上)