イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

冬の甲子川は色んな鳥で大賑わい

2013-12-31 09:33:55 | 日記
久しぶりに甲子川の河原を散歩した。川を覗いてみると遡上した鮭の死骸があちこちに見られる。しかし、まだ遡上中の鮭もいて、時折背びれを見せながらバシャバシャと水音を立てていた。川に沿って歩いていくと、所々に鹿の糞が転がっていた。頻繁に河原を歩き回っているんだろうな。川にはたくさん水鳥がいた。首が緑色で全身綺麗なマガモは茶色で地味な雌と一緒に仲良く水に浮かんでいた。赤っぽい色の首で鼻の頭が薄茶色のヒドリガモの雄も雌と並んでいた。全体に地味な茶色のカルガモ、全身が黒くて、鼻の頭が白いオオバンもいた。海も近いのでカモメも混じって餌をついばんでいた。セキレイもいた。川は色んな鳥で大賑わいだった。こんなにいろんな種類の鳥が甲子川にいるなんて今まで気がつかなかったな。


サケの死骸があちこちに転がっているが、その近くにオオバンがいた。(釜石市甲子川千鳥町付近、2013年12月27日)


マガモのつがい。雄の首から頭は綺麗な緑色。首に白い筋。(同上)


マガモがつがいで3組いた。(同上)


カルガモとマガモその近くにサケが泳いでいた。右端に三角形のサケの背びれが2つ見える。(同上)


カルガモのつがい?(同上)


ヒドリガモのつがい。雄は、胸がピンク色で首が赤茶色、鼻から額にかけて薄茶色。(同上)


マガモのつがいが飛んでいくところをとらえた!(同上)

ハルジオンとこっそり入れ替わるヒメジョオン

2013-12-30 07:39:56 | 日記

6月になるとハルジオンに代わってヒメジョオンの花が咲き始める。花が似ているので分かりにくいが、ハルジオンの記事で述べた区別点に注意して見ると、綺麗に入れ替わっているのが確認できる。5月にはハルジオンしか見られなかったのに7月になるとハルジオンの花は見られなくなり、今度はどれもこれもヒメジョオンばかりになる。こっそり入れ替わるので誰も気付かない。ハルジオンもヒメジョオンも本当にどこにでも生える草で別名貧乏草とも呼ばれるようだが、春先の若い草はおひたしや天ぷらにして食べられるそうだ。それこそどこにでも生えてるので、食べられるのなら野菜には困らなくなる。来春ちょっと怖いけど試してみようかな。
 最後に名前について、ハルジオンは漢字で書くと春紫苑、ヒメジョオンは姫女苑。しかしハルジオンはヒメジョオンに合わせてハルジョオンいうこともあるとのこと。また、ヒメシオンという野草は別にあるとのことだが、今年はまだ出合っていない。



6月中旬、ヒメジョオンが咲き始めた。(花巻市金矢、2013年6月17日)


ヒメジョオンが群生していた。どこでも見られる風景。(北上市おせんの近く、2013年7月1日)


ヒメジョオンに蝶が留まっていた。(花巻市金矢、2013年7月19日)



ハルジオンはヒメジョオンより早く咲く

2013-12-29 07:47:21 | 日記

茎が立ち上がる前は、地面にへばりつくように葉が広がっていて、ウチのかみさんに嫌われている。しかし、温かくなるとどんどん茎が伸び、5月から6月にかけて花を咲かせる。一見そっくりなヒメジョオンとは以下の点で区別されると図鑑には記載されている。すなわち、花が咲く前には蕾がうなだれている。葉っぱが茎を抱く様に生えている。茎が中空である。舌状花の数が多い(150~400個)等々。そんな訳で、イーハトーブ国王たる朕も早速その違いを見ようと春先から一生懸命ハルジオンとヒメジョオンを探した。しかし、暫くしてそれが無駄であることが分かった。じつは花の咲く季節が決定的に違うのだ。5月には殆どすべてハルジオンである。ヒメジョオンは見つけることが出来なかった。だから、上記の区別点はハルジオンとヒメジョオンが同時に咲くほんの僅かな期間である6月末から7月始め頃にのみ有効となる。この時期を過ぎるとハルジオンは消えてヒメジョオンの世界となる。こんなこと図鑑には書いてないだよな。ハルジオンは良く見ると結構綺麗な花である。特にピンクの花は綺麗だと思う。でも、花が小さいのとありふれすぎているので、あまり人々の目には止まらない。


5月始め茨城県行方市の畦道で。(茨城県行方市2013年5月4日)


ピンクの花。綺麗でしょ?(同上)


6月始め花巻市で撮影。(花巻市桜台、2013年6月2日)


スーパーの裏に群生していた。(花巻市不動、2013年6月6日)



雄は真っ赤で雌は茶色のショウジョウトンボ

2013-12-28 07:45:13 | 日記
  5月の始め頃どぜう庵の裏の池の周りを散歩していたら、草むらに見慣れない茶色のトンボを見つけた。普通のトンボより一回り大きく、草にとまりじっとしてる。近寄ると逃げるがあまり活動的ではない。かなり近寄っても逃げないのでアップで写真を撮ることが出来た。池から流れている用水路の方に行くと、今度は素早く動き回る真っ赤なトンボを見つけた。こちらの方は池回りの大きな石の上などにとまっていて、近寄ると直ぐに逃げてしまう。後で調べた結果、これらのトンボはショウジョウトンボだと分かった。雄が真っ赤で、雌は茶色なとんぼである。雌はあまり活動的ではなく、雄は活動的でけんかっ早い性格らしい。今まで長いこと生きてきたけど、こんなトンボ見たこと無かったな。でもそれほど珍しいトンボでは無いらしい。


5月始め、最初にショウジョウトンボの雌を見つけた。(花巻市高松どぜう庵、2013年5月9日)


草に止まるショウジョウトンボの雄。(同上、2013年6月9日)


羽化したばかりの若いトンボと思われる。雌。(同上)


石の上の雄。(同上、2013年7月16日)


池の近くの草に止まっていた。雄。(同上)


同上。(同上)




外来種のラッピングマスタ- アレチウリ

2013-12-26 06:50:19 | 日記
    クズは国産の繁殖力チャンピオンだが、外来種ではこのアレチウリということになるのかもしれない。ウィキペディアによれば日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているとのことである。アレチウリはどちらかというと湿気のあるところを好むようであり、どこにでも生えるという訳ではない。クズとは微妙に生育環境が異なるようだ。しかし、生育している場所では正に一面アレチウリだらけになってしまう。土手一面をすべて覆ってしまったり、木を丸ごと包んでしまったりするのは朝飯前のようだ。このことから朕はこの植物に外来種ラッピングマスターの称号を授けることにした。花は白くてそれなりに綺麗で、実は毛むくじゃらで金平糖のような面白い形をしている。

釜石の大きな下水溝の脇で大量に繁殖していた。(釜石市中妻、2013年8月14日)


土手を一面にアレチウリが覆っていた。(花巻市南城、2013年9月3日)


土手の脇にある木を丸ごと覆ってしまっていて何の木かさえ分からない。(同上)


雄花。白くて綺麗。(同上)


果実。毛むくじゃらな金平糖のような面白い形。(釜石市中妻、2013年9月13日)