和歌山県の那智山にある“陰陽の滝”です。3年前に奈良の写真クラブの仲間と橋杭岩の撮影に行った時に連れていって貰いました。先日の豪雨の影響で滝の両壁面が幅数十メートルにわたり崩落していたそうです。厳かな滝だったので、あちらに行く事があったらもう一度訪れて撮影したいと思っていたので残念です。
9月17日付の朝日新聞に記事と写真が載っていました。滝つぼは落石でほぼ埋められているそうです。南方熊楠が英米で勉強したあと、滝周辺でシダ、こけ、菌類などの採取、研究に没頭し、世界的な植物学者として知られる地位の基礎を築いたそうです。土永知子・南方熊楠顕彰会学術部委員は「周りは針葉樹が増えて保水力が下がり、豪雨に耐えられなかったのではないか。周辺の木を切るなと地主らに訴えていた熊楠の予言が当たったようだ」と語った。(直井政夫) と報道されていました。
迷走していた台風15号が発達し速度をあげて四国、紀伊半島に接近しています。この前の台風12号で出来た土砂ダムが満水になりそうで決壊の恐れがあるとか・・・。
【後日談】
9月29日付、朝日新聞に「南方熊楠ゆかりの滝」は無事 との見出しで
「崩落」と報道おわびします
事実と異なる内容を掲載したことを読者と関係者の皆様におわびします。15日に記者とカメラマンが誤認した場所は、滝から東へ数百メートルの岩場の急斜面でした。住民らの話を頼りに現地に向かいましたが、別の沢をたどってしまいました。この記事の全文と写真を、見出しを含めて削除します。併せて、現在の陰陽の滝の写真を掲載いたします。
と、記事が載っていました。陰陽の滝が崩落してなかったのは朗報でした。
しかし、台風12号、15号で紀伊半島や日本各地でおきた事は、土永知子・南方熊楠顕彰会学術部委員が「周りは針葉樹が増えて保水力が下がり、豪雨に耐えられなかったのではないか。周辺の木を切るなと地主らに訴えていた熊楠の予言が当たったようだ」と語られた事がほんとうの事だと思えるのでこのブログでは、【後日談】を載せることでこのままとします。
今日は、473回目(左腿)のエンブレル注射をしました。