七転びあおき

時にゆるゆる、時に必死!30越えしても、一人ぼっちでも、全く気にしない開き直り役者青木律によるアオキリツの観察日記

ファンさん。

2021-03-03 23:29:58 | Weblog
ン・マンタのおっちゃんが亡くなったことが、ずっとショックで、ここ数日、ずっと動揺してる。
ン・マンタさん、てのは、「少林サッカー」のコーチ役のおっちゃん、が、有名かな。
彼の訃報自体、「少林寺サッカー」主演で監督のチャウシンチーのFacebookで知った。
律氏、チャウシンチーのファンだから中国語わかんないけど写真が見たくてフォローしてるの。

チャウシンチー映画が大好きで、学生時代から「食神」や「喜劇王」を観まくって今に至る私にとって、マンタのおっちゃんは役者として、中年像や悪役像の見本だった。決して見本にしてはいけないタイプの役者なんだろうけど。私は大好きだった。
もっと、おっちゃんの映画が観たかった。笑ってムカついて、学ばせて欲しかった。寂しい、悲しい。

日本の片隅で、マンタのおっちゃんの影響をモロに受けた役者が、その死を悼んで、これからも、昔の映画を観続けて、笑い続けて、それがまた役者の糧になる。
そのことが、少しでも天国への土産になるといいけど。
なにせ、香港では追悼番組が組まれるレベルの国民的俳優だからな。
それでも、この日本で、私はおっちゃんを忘れない。

私がガチで影響受けてる映画「食神」。
チャウシンチーもまた、(たぶん)「ミスター味っ子」や(たぶん)「料理の鉄人」の影響を受けてこの映画撮ってる。
何回観ても笑える。開始1分で笑える。もうホント観てほしい。

もう、おっちゃんの芝居が観れないのは悲しいけど、彼を観て育った人がきっとまた、誰かを、私を、楽しませてくれるはず。
それはそれで楽しみなこと。

私の中にも、おっちゃんの芝居が生きてる。
残念ながら、私は彼のような偉大な役者にはなれないけれど、私なりに一生懸命、誰かを楽しませるよ。

と、前向きな発言をしたところで、悲しみの日々は続く。
この悲しみも、おっちゃんが名俳優だった証。
たくさん悲しんで、忘れないでいるよ。

悲しいよ。
悲しいよ。
コメント
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