○ プロローグ
美しい日本の自然といったら、富士山と桜。
富士山と桜といったら、美しい日本の自然です。
この二つを一緒に見ることって、そうそうありません。
それでも思い出せるのは、千円札の裏に描かれているからでしょう。
見ていないのに見慣れた光景になっている富士山と桜なので、自分たちでは、わざわざ観にいこうとは思いつかなかったかもしれません。
今回は、サウジアラビアの友人兄弟(愛称:ブラザー)が、日本の桜を観に来日すると聞いて、アッコさんと「どこか日本らしくて桜がきれいな場所に連れて行ってあげたいね」と話をしたのがきっかけでした。
アッコさんが探してくれた中に、富士山と桜が写ったきれいな写真があり、「ここに行きたいね!」と盛り上がります。
でも肝心のブラザーは、関西から少しずつ北上する途中、白川郷に寄ることにしたため、上京は遅くなるとのこと。
そろそろ桜も散り際なので、「ブラザーはいなくても、私たちだけで行こう!」ということになりました。
○ スタバのドライブスルー
朝は割とゆっくり目に、10時過ぎの出発。
車に乗って早々に、コーヒー好きのアッコさんは「ちょっと寄っていい?」とスタバに車を入れました。
車を停めて買ってくるのかな?と思ったら、そこはドライブスルー。
わー、スタバにもドライブスルーがあるなんて!初めて体験です。
○ 変な天候
東京インターから高速を飛ばしていきます。
この日は、大気が不安定で変な天気だという予報なので、着る服に迷いました。
時々暗い雲が出てきますが、まだ雨は大丈夫のドライブ日和。
快調に車を走らていくと、パラシュートに乗っている人が見えました。
○ 高速の橋
高速道路で出会う橋が好きです。
つり橋が好みですが、モダンなこの形も好き。
普通の道では見られないデザインです。
Super-RC構造というのでしょうか?
同じ形の橋がいくつも重なって見える場所がありました。
○ 吉方位
それぞれせわしなかった今年の春。
アッコさんは体調を崩し、私はバタバタが続き、お互いにふだんの調子ではありませんでした。
「今日の目的地はね、私たちにとってすごくいい方角みたい」とアッコさん。
方位学的にラッキーな場所なんだそうです。
ちょっと疲れがたまって、本調子ではない時なので、期待できそう。
○ 富士山本宮浅間大社
ちょうど正午に、富士山本宮浅間大社に着きました。
ここは駿河国の一ノ宮。初めての参拝です。
風格がある長い参道の両側には、桜が咲いていて、きれいです。
5月に流鏑馬が行われる、桜の馬場なんだそうです。
狛犬もビッグでした。
すでに参拝している両親に頼まれて、預かった御朱印帳に御朱印を頂きます。
境内で、なにもしていないのに突然シャッターが「カシャカシャ」と連続写真を撮影しました。
(わわ、なに?)と驚く私に、「神様パワーじゃない?」とアッコさん。
超自然現象ね!
拝殿上には色つきの狛犬がいます。上から見下ろしているため、脚の肉球が見えましてん。
なぜ足の裏だけ、真っ白なの?見えやすいからいいけど。
初めて眺めた狛犬の肉球に、テンションが上がりました!
○ 湧玉池
富士山の麓近辺には、山からの湧き水がたくさん流れています。
この神社にも、雪解け水がこんこんと湧き出ていました。
底まで見える、澄んだ池。
かつての富士山登山者は、この池で禊ぎをしてから山に入ったそうです。
特別天然記念物に指定されている霊水ですが、飲んでいいとのこと。
もちろん、いただいてきました。
江戸時代の頃に富士山に降り、ゆっくり地中を通る間にミネラルを存分に含んだ水です。
まろやかでくせのない、自然のおいしさでした。
池のそばの桜の横で、写真撮影をしている晴れ着の女性がいました。
「成人式かな?」「この時期に?」
「じゃあお見合い写真かな?」「外で?」
わかりませんでしたが、桜も着物もきれいで、(やっぱり日本のものどうし、絵になるわ~)とうっとりしました。
○ 春雷とヒョウ
車に戻ると、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきました。
おや、と思っているうちに、パラパラと音を立てて雨が降ってきました。
私はここの絵馬を求めに、ふたたび参道を通って本殿へと向かいます。
富士山が描かれた日本らしいもので、家に持ち帰りたくなったのです。
社務所へ着いたときには、雨というよりヒョウが降っていました。
さっき野点が行われていた場所は、あっという間に片付けられており、巫女さんが拝殿の軒下で立ち尽くしていました。
参拝客も、みんな雨宿りをしていましたが、私は絵馬を抱えて車へと走りました。
境内を出るときに、それまで雲に隠れて見えなかった富士山が、姿を現しました。
大きくてびっくり。普段見ているものとはぜんぜん違う、臨場感たっぷりのワイドサイズ。
この神社は、山の女神コノハナノサクヤヒメをお祀りしているので、参拝をした私たちに姿を見せてくれたのかもしれません。
女性の守り神、女神様~!ちょっと元気がない私たちにパワーをくださーい!
○ 富士宮市から富士市へ
「このあたりではシラス丼も食べれるんだよ」とアッコさん。
シラス丼?意外です。
富士山麓(オーム鳴く)のイメージなので、山菜ものならわかりますが、シラスというのはちょっとびっくり。
でも、駿河湾に近いので、山の幸と海の幸が楽しめる場所なのでしょう。
雨が降って空気も冷えてきたし、温かいものがいいな、と思います。
「ここまで来たら、本場B級グルメの富士宮焼きそばかな」
でも、ぜんぜん富士宮焼きそば屋を見かけません。
本当に土地の食べ物なの?
ナイナイと言いながら、おなかをすかせて次の目的地へと向かって行ったら、いつしか富士宮市を抜けており、もはや食べ物屋さえ見かけなくなりました。
新富士駅近くにならあるかな?と、新幹線駅をぐるりと一周してみますが、見当たりません。
「この辺の人は、みんな外食するとき、どうしてるんだろう?」と二人で呆然とします。
そのうち、巨大なイオンモールを発見。
「もうここに入っちゃおう。食べるところもあるし」と車を停めました。
地方のイオンはメガサイズですよね。町中の人が集合しているんじゃないかと思うくらい、中はにぎやか。
和食店に入り、「春野菜と二色寿司セット」を食べました。
春らしくって満足~。
大盛況のイオンは、遠くの駐車場しか空いていませんでしたが、戻る途中できれいな桜(かな?)を見かけました。
食事の間に雨も上がり、雨のしずくをたたえた花びらがきれいでした。
その2に続きます。
美しい日本の自然といったら、富士山と桜。
富士山と桜といったら、美しい日本の自然です。
この二つを一緒に見ることって、そうそうありません。
それでも思い出せるのは、千円札の裏に描かれているからでしょう。
見ていないのに見慣れた光景になっている富士山と桜なので、自分たちでは、わざわざ観にいこうとは思いつかなかったかもしれません。
今回は、サウジアラビアの友人兄弟(愛称:ブラザー)が、日本の桜を観に来日すると聞いて、アッコさんと「どこか日本らしくて桜がきれいな場所に連れて行ってあげたいね」と話をしたのがきっかけでした。
アッコさんが探してくれた中に、富士山と桜が写ったきれいな写真があり、「ここに行きたいね!」と盛り上がります。
でも肝心のブラザーは、関西から少しずつ北上する途中、白川郷に寄ることにしたため、上京は遅くなるとのこと。
そろそろ桜も散り際なので、「ブラザーはいなくても、私たちだけで行こう!」ということになりました。
○ スタバのドライブスルー
朝は割とゆっくり目に、10時過ぎの出発。
車に乗って早々に、コーヒー好きのアッコさんは「ちょっと寄っていい?」とスタバに車を入れました。
車を停めて買ってくるのかな?と思ったら、そこはドライブスルー。
わー、スタバにもドライブスルーがあるなんて!初めて体験です。
○ 変な天候
東京インターから高速を飛ばしていきます。
この日は、大気が不安定で変な天気だという予報なので、着る服に迷いました。
時々暗い雲が出てきますが、まだ雨は大丈夫のドライブ日和。
快調に車を走らていくと、パラシュートに乗っている人が見えました。
○ 高速の橋
高速道路で出会う橋が好きです。
つり橋が好みですが、モダンなこの形も好き。
普通の道では見られないデザインです。
Super-RC構造というのでしょうか?
同じ形の橋がいくつも重なって見える場所がありました。
○ 吉方位
それぞれせわしなかった今年の春。
アッコさんは体調を崩し、私はバタバタが続き、お互いにふだんの調子ではありませんでした。
「今日の目的地はね、私たちにとってすごくいい方角みたい」とアッコさん。
方位学的にラッキーな場所なんだそうです。
ちょっと疲れがたまって、本調子ではない時なので、期待できそう。
○ 富士山本宮浅間大社
ちょうど正午に、富士山本宮浅間大社に着きました。
ここは駿河国の一ノ宮。初めての参拝です。
風格がある長い参道の両側には、桜が咲いていて、きれいです。
5月に流鏑馬が行われる、桜の馬場なんだそうです。
狛犬もビッグでした。
すでに参拝している両親に頼まれて、預かった御朱印帳に御朱印を頂きます。
境内で、なにもしていないのに突然シャッターが「カシャカシャ」と連続写真を撮影しました。
(わわ、なに?)と驚く私に、「神様パワーじゃない?」とアッコさん。
超自然現象ね!
拝殿上には色つきの狛犬がいます。上から見下ろしているため、脚の肉球が見えましてん。
なぜ足の裏だけ、真っ白なの?見えやすいからいいけど。
初めて眺めた狛犬の肉球に、テンションが上がりました!
○ 湧玉池
富士山の麓近辺には、山からの湧き水がたくさん流れています。
この神社にも、雪解け水がこんこんと湧き出ていました。
底まで見える、澄んだ池。
かつての富士山登山者は、この池で禊ぎをしてから山に入ったそうです。
特別天然記念物に指定されている霊水ですが、飲んでいいとのこと。
もちろん、いただいてきました。
江戸時代の頃に富士山に降り、ゆっくり地中を通る間にミネラルを存分に含んだ水です。
まろやかでくせのない、自然のおいしさでした。
池のそばの桜の横で、写真撮影をしている晴れ着の女性がいました。
「成人式かな?」「この時期に?」
「じゃあお見合い写真かな?」「外で?」
わかりませんでしたが、桜も着物もきれいで、(やっぱり日本のものどうし、絵になるわ~)とうっとりしました。
○ 春雷とヒョウ
車に戻ると、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきました。
おや、と思っているうちに、パラパラと音を立てて雨が降ってきました。
私はここの絵馬を求めに、ふたたび参道を通って本殿へと向かいます。
富士山が描かれた日本らしいもので、家に持ち帰りたくなったのです。
社務所へ着いたときには、雨というよりヒョウが降っていました。
さっき野点が行われていた場所は、あっという間に片付けられており、巫女さんが拝殿の軒下で立ち尽くしていました。
参拝客も、みんな雨宿りをしていましたが、私は絵馬を抱えて車へと走りました。
境内を出るときに、それまで雲に隠れて見えなかった富士山が、姿を現しました。
大きくてびっくり。普段見ているものとはぜんぜん違う、臨場感たっぷりのワイドサイズ。
この神社は、山の女神コノハナノサクヤヒメをお祀りしているので、参拝をした私たちに姿を見せてくれたのかもしれません。
女性の守り神、女神様~!ちょっと元気がない私たちにパワーをくださーい!
○ 富士宮市から富士市へ
「このあたりではシラス丼も食べれるんだよ」とアッコさん。
シラス丼?意外です。
富士山麓(オーム鳴く)のイメージなので、山菜ものならわかりますが、シラスというのはちょっとびっくり。
でも、駿河湾に近いので、山の幸と海の幸が楽しめる場所なのでしょう。
雨が降って空気も冷えてきたし、温かいものがいいな、と思います。
「ここまで来たら、本場B級グルメの富士宮焼きそばかな」
でも、ぜんぜん富士宮焼きそば屋を見かけません。
本当に土地の食べ物なの?
ナイナイと言いながら、おなかをすかせて次の目的地へと向かって行ったら、いつしか富士宮市を抜けており、もはや食べ物屋さえ見かけなくなりました。
新富士駅近くにならあるかな?と、新幹線駅をぐるりと一周してみますが、見当たりません。
「この辺の人は、みんな外食するとき、どうしてるんだろう?」と二人で呆然とします。
そのうち、巨大なイオンモールを発見。
「もうここに入っちゃおう。食べるところもあるし」と車を停めました。
地方のイオンはメガサイズですよね。町中の人が集合しているんじゃないかと思うくらい、中はにぎやか。
和食店に入り、「春野菜と二色寿司セット」を食べました。
春らしくって満足~。
大盛況のイオンは、遠くの駐車場しか空いていませんでしたが、戻る途中できれいな桜(かな?)を見かけました。
食事の間に雨も上がり、雨のしずくをたたえた花びらがきれいでした。
その2に続きます。
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