風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

ちょっと都心の古墳まで-2

2014-05-03 | 東京
その1からの続きです。

○ 田園調布倶楽部 

古墳めぐりをして、当時の人々の暮らしについて学んだら、そろそろお昼時になっておなかが空いてきました。
近くの田園調布倶楽部でランチにします。



ここは、ウエディングパーティもおこなわれるという場所。
雰囲気抜群でした。
頼んだのは、ふわふわオムライス。





ケーキも美味しそうだったので、デザートにいただきます。
るなちゃんは、子供の日風のクマのケーキ、私は母の日風の、バラのケーキ。


バラだから、母の日は関係ないのかも。


ここで彼女に、バレンタインデーのチョコレートのお返しをしました。
ホワイトデー期間に会えなかったため、かなり遅いプレゼントになってしまいました。
のんびりできる、夜も来てみたいお店でした。

○ 丸子川沿いに散策

食後、おなかがいっぱいになったので、また散策を始めました。



先ほどの公園内の赤い虹橋の下を通って、多摩川沿いに出ました。
車道を避けて、多摩川の隣を流れる細い丸子川沿いに散策することにします。
長い石段を登って、田園調布八幡神社をお参りしました。
ここの手水舎は、赤外線サーチで、近づくと龍の口から水が流れます。



この前自転車で通った道をトレースしているので、不安はありません。
程よいところで曲がって、等々力不動に向かいました。
入り口の門には「山笑う」と書かれています。





東京23区内で唯一の渓谷は、もうすっかり新緑の中。大勢の人が散策していました。

○ 等々力渓谷にも古墳あり

暑い日ですが、石段を降りて水際まで行くと、涼しさを感じます。



鬱蒼と生い茂った緑が日光をさえぎっている渓谷では、空気がひんやりしているのです。
みんなが集まるわけですね。
ところどころから湧水が出ているので、遊歩道もしっとりした感じ。
あまり手が入っていない自然に出会えます。



この渓谷にも、都指定史跡の横穴古墳があります。
本当に、このあたりは古墳がたくさん。
ガラス越しに見学できますが、今回は古墳のある逆側に小川を渡ってしまったので、(まあいっか)とパスしました。



玉沢橋のところで環八通りに上がり、今度はUターンをして自由が方面へと戻ります。
帰りは電車にしようかなと思いましたが、二人ともまだ歩けそう。
「この道は、いつも車で通るからわかるわ」とルナちゃん。

○ 九品仏の青髪阿弥陀

環八通りから左に道をそれ、九品仏へと行きました。
ここも緑が深くてきれい。



「五重相伝会開筵」となっています。
なんのことでしょうか?
浄土宗の信徒向けに、念仏の教えを五つの順序にしたがって伝える法会のことだそうです。



3つある阿弥陀堂の1つが開いており、青い髪の鮮やかな阿弥陀如来像を拝見することができました。
ただ、境内は大掛かりな工事中で、あまり写真は撮れませんでした。



ここのお寺では、3年に一度、「お面かぶり」という行事が行われます。
本堂と阿弥陀堂の1つ、上品堂の間に渡された橋を、菩薩の面をかぶった僧侶たちが渡るのです。
ちょうど今年がその3年目。8月に行われるとのこと。
過去2回、暑さに負けて行けずじまいでしたが、一度は見学したいものです。

○ Robeks Juice

九品仏から自由が丘まではすぐ。東横線沿いに戻ってきました。
暑い中、等々力まで行って戻ってきたので、さすがに足もちょっと疲れてきています。
でも、連休の午後のカフェはどこも人でいっぱい。



彼女に連れられて、ロベックスジュースに行ってみました。
このお店に入るのは初めて。
「ここ、前は何のお店だったっけ?」
移り変わりの早い自由が丘、二人で考えても思い出せません。



ここも店内は混んでいましたが、ちょうど席があいたので、ラッキーとばかりに座ります。
アサイーパワーのスムージーを飲みました。
ふう、よく歩いたわー。

○ お菓子の家

自由が丘駅前には、お菓子の家が準備されていました。
本当にお菓子で出来た家です。
スイーツフォレストがあるので、翌日展示されるんでしょう。



「私もお菓子の家、買ったの」とルナちゃん。
へえ~。今では市販で売っているんですね~。
「今度一緒に作ってみる?」
でも私の場合、作りながらつまみ食いをして、材料が足りなくなって完成できなさそうだわ。

たくさん歩いてカフェにも入り、おしゃべりをしたささやかながら満足の一日。
古墳がこんなに身近だったなんて、知りませんでした。
楽しかった一日も、もうすぐ終わり。



帰りの電車が多摩川に差し掛かって視界が開けたときに、大きな夕日が西の空に沈んでいくのが見えました。
古墳時代の人も、同じような夕日を眺めていたんだろうなあと、大昔に思いを馳せました。


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