風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

都心川沿い橋巡り【日本橋、住吉、銀座】

2013-02-03 | 東京
○ 金子半之助
○ 川沿いウォーク
○ 隅田川大橋から
○ 青い清洲橋
○ 緑の萬年橋
○ のらくろード商店街
○ クローバー橋
○ ユンケルさんトーク
○ せんとくんと2ショット
○ にほんばし島根館
○ またウォーク
○ 吹き矢レッスン@銀座
○ 台湾の大根餅?
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○ 金子半之助

2月最初の日曜日の朝、三越本店前でpinoと待ち合わせをしました。
といってもお買い物が目的ではありません。まず向かったのは、近くにある「金子半之助」でした。
天丼好きの母と、毎年正月七福神巡りで日本橋を通るたび、この店が開いていないか確認しますが、お正月はいつも閉まっていて、食べられたことがありません。
いつも外から眺めるだけなので、そろそろトライしたくなりました。
とても人気店で、何時間も行列に並ばないといけないと聞いていたため、今回は早めに集合しました。

開店直後くらいに行きましたが、もう店の外には順番を待つ人たちがいました。
私たちは5組目。それでも椅子に座れて、あたたかいお茶もいただきました。
20分くらい待って中に入ります。いよいよです。
おかあさーん、お先~♪

通された一階は、引き戸を開けるとすぐにカウンター。
お店の中はとても狭く、肩を寄せ合うように座りました。

待っている間に注文を済ませていたため、じきに天丼が目の前に出てきした。



おおお~、大きい!おいしそう!
人気の高さも、ひと目見て納得です。
江戸風アナゴに大きな海老。
食欲をそそるユズの香りに引き込まれるように、いただきました。
見た通りのなかなかのボリューム!かなり一生懸命いただきました。



お値段もなかなかリーズナブル。とっても満足しました。
食べるのが遅い私。周りの回転の速さに驚きます。
食べ終わり、外に出て、びっくりしました。
先ほどとは比べ物にならないくらいの長い行列ができています。
それはもう、ずらーーっと。列はとぐろを巻いていました。
まさに行列ができる店。

さっそく「日本橋の金子半之助に入ってきたよー!やったあ。」というメッセージと画像を母親に送ったら、こーんな返事が届きました。



笑ったり泣いたり、まさに悲喜こもごも(笑)。

○ 川沿いウォーク

おなかがくちくなったところで、さっそく歩き始めます。
次の目的地は、住吉駅。
天気もよく、時間もあり、おなかもいっぱいなら、もちろん次に来るのは散歩タイム。
歩いていくことにしました。

途中、黒天丼の「中村」の前を通ります。休日なので閉まっています。
ここにもいつか行きたいわー。(そして母に自慢する→親子間がギスギスに、笑)
水天宮にさしかかりました。
いつもの正月七福神巡り以上になんだかワサワサして、混んでいます。
参拝時は、神主さんによる、笙の生演奏中でした。どうしたのかしら?



ようやく気が付きました。この日は節分だったんですね。
豆も売られていましたが、先を急ぐ私たちは、鬼の登場を待たずして先へと進みます。

○ 隅田川大橋から



新大橋通り沿いに行けばまっすぐの道のりですが、それだとつまらないので、なるべく川に沿って行くことにしました。
隅田川大橋を渡りながら、清洲橋とスカイツリーを撮っていると、「逆の方には永代橋が見えるよ」とpino。
ああ、永代橋!12月に、月島の端巡りをした時に渡りました。
たしかに、永代橋の向こうには、あの時と同じ月島で二手に分かれた川と、白い中央大橋が見えました。
隅田川は本当に、それぞれの橋が特徴的で、散歩のし甲斐があります。



川を渡り終わって左折すると、「平賀源内電気実験の地」と書かれた石碑がありました。
わー、エレキテル!この辺りで実験をしたなんて。
てっきり長崎で活躍した人だとばかり思っていましたが、江戸でも活動していたんですね。



○ 青い清洲橋

先ほど隅田川大橋から見た清洲橋にさしかかりました。
青い鉄橋が、青空に映えてきれいです。
曲線を描いた橋の形に見とれます。
世界で最も美しいと言われる、ライン川沿いのケルンの吊り橋をモデルにしているとのこと。
この橋を通ると、また日本橋の方に戻ってしまうので、渡らずに右折をします。



この辺りは工場街ですが、そのうちのひとつでは大手百貨店の会員セールをやっていました。
誰でも入れたので、のぞいてみました。
さすがは工場出荷価格、寝具やお酒が安いー!でもどれも、かさ張るか重いかで、散歩にはとても持ち歩けないものばかりでした。

○ 緑の萬年橋

今度は小名木川ぞいに歩いて行きました。
すると、また印象的なフォルムの、萬年橋がかかっていました。



ずいぶん前に、一人で芭蕉ゆかりの場所を巡ったときに、この橋は通ったことがありますが、当時はまだ目覚めていなかったので、特に印象には残っていませんでした。(もったいない~、笑)
この小名木川、川沿いの遊歩道がないために、残念ながらそばの車道を通ることになりました。

○ のらくろード商店街

地図を見ながら気ままにあるいていたところ、歩行者天国の商店街がありました。
車が来ないので、喜んで通ります。
開いている店が少なくて、とても静かな商店街。
その真ん中に、なぜかのらくろの絵がありました。
顔ハメパネルです。
なぜのらくろ~?



しかもパネルはいくつもありました。
手作り感満載で、あたたかみがあります。
が、それにしても人が少なくて、まさに昭和のまま取り残されたような感覚。



なぞだらけでしたが、あとになってわかりました。
ここは森下の「高橋商店街」で、別名「のらくろード」と言われているそうです。
のらくろの作者、田河水泡が青年期までこの辺りで過ごしたからだとのこと。
お店があいている時には、通りはもっとのらくろグッズにあふれかえるようです。

○ クローバー橋

てくてく歩いて、目的地住吉に辿り着きました。
今回の散歩の目的地は、「小名木川クローバー橋」だったんです。
この画像(↓江東区サイトより)を見てから、(渡ってみたい~!)と思っていました。



さあ、ワクワクしながら真ん中へと向かいます。
この辺に住んでいたら、必ず待ち合わせはここにするんだけどなあ。



だって幸せのクローバーの真ん中ですもの。
橋脚が全くないスマートなデザインが、水に映えてカッコイイです。



パノラマ写真で撮ったのが、これ。
iPod touchのパノラマ機能、初めて使ってみました。おもしろーい!
橋のたもとのマンションの人は、いつでも眺められて気持ちがいいでしょうね。
スカイツリーも望めます。



しばらくいろいろな角度から橋を楽しみました。
すぐ横には、横十間川親水公園があり、子供たちが遊んでいました。
こーんな橋があるなんて、いいなあ、私も混ざりたかった!



クローバー橋を大満喫したところで、メトロで三越前に戻ります。

○ ユンケルさんトーク

目下、奈良県アンテナショップの「まほろば館」では、十津川村×奈良交通の観光キャンペーン中。
「日本一長い路線バス『八木新宮特急バス』と日本一広い村『十津川村』の今昔物語」というタイトルで、名物ベテランバス車掌、ユンケル上條(上條正幸)氏の講演会を聞きました。

次の週には十津川村に旅行するため、土地を知る人からの話はとてもためになったし、ユンケルさんのトークはとても楽しくて、旅へのウキウキ感がまた一層膨らみました。
十津川村の道路地図ももらえたし、旅先で役立ちそう。参加してよかったわ。

世界遺産の果無集落に住むおばあちゃんは、お二人おいでで、「果無のトップ2」と言われているそうです。カッコヨス!
あとで、十津川村観光課のマツミンさんから「ユンケルさんのトークはどうでしたか?」と聞かれたので、その話をしたら、「そのうちの一人は僕のおばあちゃんのお姉さんです」と教えてもらいました。
トップ2の一人とそんな繋がりがあったなんて。
これはなんとしても行かなくてはー(笑)。

○ せんとくん2ショット

トーク終了後、入り口でせんとくんに会いました。
前に2ショットは撮ってもらっていますが、実はせんとくんって、肌触りがすごーくいいんです。
すべすべのするするで(笑)。
というわけで、せんとくんに触りたいために(コラ)、また2ショットを撮ってもらいました。



○ にほんばし島根館

まほろば館の近くには、島根アンテナショップ「にほんばし島根館」もあります。
出雲参りをしたいなあと思っていますが、まずは直前に迫った奈良・和歌山旅行で頭がいっぱいのため、情報収集はせず、チェックだけにとどめます。
鷹の爪の吉田君がここの主だと思っていたら、この日は三國シェフの全身パネルが置かれていました。
わんこの表情がいいですね!「好きぃ~♪」みたいで。



さらに近くには、新潟のアンテナショップ「日本橋NICOプラザ」もありました。
ここでは「笹川流れ」のパンフをもらって帰りました。

○ またウォーク

トークのあとはウォーク、とヘタなオヤジギャグを言いたくなるような夕暮れに差し掛かっています。
雪池忌に参列したいとも思いましたが、北風の冷たさにあえなくあきらめました。
もちろんこのまま電車に乗るという選択肢はなく(なぜ?笑)、ビル風に震えながらも、銀座へと向かいました。
途中、かわいい服を着て暖かそうなわんこたちに出会います。



○ 吹き矢レッスン@銀座

以前、銀座で吹き矢のレッスンを受けた話をしたら、pinoが「やりたい!」と言ったため、歩行者天国を歩きながら予約を取ります。
ウィンドウショッピングをして、時間が来たら教室へと向かいました。
これまで2回、吹き矢は体験済みですが、ちょっと久しぶりです。
会場には、ほかにも自習練をしている方がいました。

3回目ということで、経験者の余裕をみせたいところでしたが、なぜか初めてのpinoの方が、スイスイと的に当たります。
私は的まで届かずに、矢が途中でポトッと落ちてしまいます。
まあ、先輩かたなし・・・

そばについて教えてくれる講師の方が、「フーッ」じゃなくて「フッ」って吹くんだよ、と何度もアドバイスしてくれるのですが、それがなかなかできません。
息切れが悪いのかしら。
画像は、矢が届かない私のふがいない的を見つめる講師の先生(すみません…)。



途中から、息の吐き方を変えられるようになったら、みるみるうちに的に当たるようになりました。
この、赤いところにささっている矢は、ダブルになっているんです。
つまり、同じ場所に吹き込んだということです。
吹き矢も奥が深い世界なんですよー。



それでも、pinoの真ん中命中率には叶いません。華麗な必殺技を次々と繰り出していく様子を見守ります。
埋もれていた才能が開花する様子をまのあたりにしました。
この人は、竜巻でアフリカに飛ばされても、狩猟民族としても生きていけそうだわ。

○ 台湾の大根餅?

吹き矢を終えた頃には、もうすっかり夜でした。
今日はたくさんアンテナショップをのぞいているため、勢いで交通会館にある和歌山のアンテナショップにも行ってみましたが、もう閉まっていました。

腹筋を使って、なかなかいい運動になったため、空腹を感じます。
紅虎餃子房で中華にしました。



この前台湾に行ってきたpinoに「台湾といったら大根餅!」と、その美味しさを主張していたため、オーダーしてみます。
うーん、でも現地で食べた味とは違っていて、残念。



そのあとお茶をして解散。イルミネーションを眺めて帰りました。



都心と下町を訪れたこの日。
おいしいものを食べ、旅の情報を集め、いい橋をたくさん通った、満足の一日でした。


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