澄んだ空気に満ちた醍醐寺から離れがたくて、のんびりしていたら、コミュニティバスに2分遅れて間に合えず、30分待つはめになってしまいました。
京都の中心から外れると、一気に時刻表がスカスカになることを、つい忘れてしまいます。
バスがやってきて、随心院へ向かいました。
随心院横にある、塔頭の大乗院の紅葉があまりにも美しかったので、足を止めて参拝しました。
こぼれるほどの紅葉。太陽の恵みを存分に受けたような、鮮やかな赤です。
随心院は、小野の小町ゆかりのお寺。最寄りの駅名も「小野駅」です。書院の中を見学しました。
各部屋に、狩野派の金背景の豪華なふすまがあり、色あせてはいますが、当時の華やかな雰囲気を残していました。
もうすぐ公開される映画『最後の忠臣蔵』のロケに使われたそうです。
真言宗で、空海の銅像がありました。
部屋の中で、一人写経をしている人がいましたが、ほとんど貸し切り状態でゆっくり堪能できました。
京都の中心地は、観光客でごった返していますが、少し郊外に出るだけで、一人占め気分を味わえて贅沢な思いができるものです。