風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

2012-9 横浜銘菓直売ウォーキング

2012-09-22 | 神奈川

 

ようやく暑さが落ち着いてきた先週の土曜日、よこすか京急沿線ウォークに参加しました。
夏は暑くて、歩くどころではなかったので、ウォーキングは久しぶり。
このイベントは初参加ですが、今回は「金沢産業団地内の食品工場直売所などをめぐるお買い物ウォーク」とのこと。
横浜を代表する有名どころのお菓子工場直売所に、7社寄れるようなので、とっても楽しみ。
まさに「鼻先のニンジン」状態です。

京急杉田駅でエヴァと待ち合わせをしました。
杉田商店街をてくてく歩いて、JR新杉田駅へ。
そこで大がかりに受付をしていました。
(あれ、なぜ京急じゃなくてJRで受付してるの?)と不思議に思いましたが、それはルートに近いからでしょうね。
でも、京急が主催なので、開始地点は京急杉田駅からになっているんですね。

受付では大勢の人たちがひしめき合っていました。総じてリュックを背負ったご高齢の方々で、私たちは荒波の中の子船のように人波に揉まれます。
京急カードを持っている人は、別のブースになっていました。
私「東急カードじゃだめかしら?」エ「こっそりしまっときなさい」

エヴァは生粋の京急っ子ですが、私は京急は久しぶり。
「横浜から急行に乗ったら、エアポート急行になっていたんだけど、こっち方面に空港はないよね?どういうこと?まさか横須賀の軍用空港のことじゃないでしょう?」
「急行なのに、井土ヶ谷も弘明寺も止まったよー。前は各駅のみの駅だったのにー」
と、いろいろ疑問をぶつけます。
数ヶ月前に乗った時には、金沢八景に快速が止まったことに驚きました。
京急はどんどん停車駅が増えていっているんですね。

受付を済ませて、ウォーキング開始です。
初めのうちは、人もいっぱい。地図を見なくてもグループになって歩いて行けます。
シーサイドラインに沿っていく感じですが、初めの辺りはなにも見るところが無くて、普段だととても退屈な道。
でも、今回は大勢の人が一緒だし、歩くことが目的なので、楽しく歩を進められます。

 

「横横道路」の表示が見えます。
この前、北海道で「道東道」の看板を見て、なんだか笑いたくなったけれど、考えてみれば横横も、けっこう妙な名前ね~と思いながら眺めました。

早起きしたため、歩いていたらおなかがすいてきました。エヴァも朝食を食べていないということ。
始めの直売工場は、中華街の有名なブタまん店、江戸清。
「早く江戸清のブタまん食べたいなー」と二人でブタまん気分になりながら、到着しました。

 
 
長蛇の列ができていましたが、その先で売られていたのは、冷凍のおまんじゅうだけでした。
「これじゃあ食べられないね」とがっかりして、次へと向かいます。
「ここでふかしたものも売っていたら、かなり売り上げが違ったと思うのに」と、エヴァは、本職のマーケティング専門家の顔になっていました。

「じゃあ長峰製茶で、ソフトクリームを食べよう」と、パンフレットに載っている抹茶ソフトクリームの写真を眺めて、すっかりソフトな気分になりながら、次の工場に辿りつきました。
ここも入り口前に長い列ができており、じりじりと店内に入ったところで、「ソフトクリームは只今交換中で、30-40分かかりまーす」という声が聞こえました。
えー、そんなにー?
めったにまとめて人が来ることもないので、すぐに中身の入れ替えが必要になったのかもしれません。

「じゃあ諦めようか」という話になりましたが、ここでトイレを借りようとしたら、そこにも長い列ができており、エヴァの元に戻った頃には、もうレジ近くまで進んでいたので、注文をして、出来るまでの間、しばらく辺りを散策しました。
がらんとした工業地帯。ひと気がなく、ゴーストタウンのようです。

うろうろしていたら、次の場所、霧笛楼の工場に辿り着きました。
ここも長ーい列になっていましたが、売られていたフォンダンショコラは、ちょっと私には濃すぎるものだったので、ここもスルーすることに。
長峰製茶に戻り、待ってようやく手にした抹茶ソフトは、待った甲斐あって、お茶の香りと味が濃厚な、とってもおいしいものでした。

 

それから、カステラの文明堂に着きます。
あれ、文明堂って長崎カステラじゃなかったかしら?と思いましたが、今や全国規模で展開しているので、あちこちに工場があるのでしょう。

 

できたての「窯だしカステラ」を試食させてもらいました。
う~ん、あったかくておいしい!
「あれ、カステラって冷やすんじゃなかったっけ?」とエヴァ。
なんにせよ、作りたては雲のようにふわっふわで、もう格別です。

 

それから、佃煮の南部フーズ、洋菓子の喜友、かをりの工場が固まってありました。
かをりのレーズンサンドを楽しみにしていましたが、私たちが行った時には、お客さんの行列向こうに、商品がもう数えるほどしか残っておらず、売り子さんが
「かをり終了でーす!」と叫んでいました。
がっかりしましたが、かをり終了という響きが、なんだか会社の終わりのようにも聞こえて、なんとなくおかしくなりました。

エヴァは、パンフレットに載っていた喜友のオレンジケーキを買いました。
ママレード的な甘露煮が少し苦手な私は、ほかのケーキを買いましたが、一口いただいてみたら、甘漬けにされすぎていない、新鮮な爽やかさが口に広がる、おいしいものでした。

さて、これで楽しい工場直売めぐりはおしまい。
全てのお店で買いまくるつもりで、大きなエコバッグも持っていったのに、その場で食べられなかったり、苦手なものだったり、すでに売り切れていたりと、思ったよりも買いませんでした。

場所は柴漁港の近く。穴子丼の看板を見て、お昼を食べたいね、と港の食堂に行ってみましたが、同じことを考えている人だらけで、ルートから外れているのに、ここも長蛇の列だったので、諦めました。
ここから八景島シーパラダイス経由で、金沢文庫に出てゴールかな…と、地図を確認してみたら、ゴールは文庫駅ではなく、八景駅でもなく、その先の追浜駅になっていました。
今いる地点から6キロだと、さりげなく書かれています。
「6キロってー!なぜ追浜まで歩かないといけないのー?」
曇りの日でしたが、それでも日中は日が出て暑くなっており、足も少し億劫になってきた私たちは、ブーブー言いました。

「あ、今回は、横須賀が主催だから、ゴールは横須賀にしないと企画が成り立たなかったのでは?」と気がついたエヴァ。
・・・なるほど、そうにちがいありません!
「だってルートはほとんど横浜だもんねー」と言いながら、まあいっかという感じで、地図通りに歩き始めます。

歩くのは好きですが、さわがしい車通り沿いを歩くのは好きではありません。
でも、この辺りは母校のそばの懐かしい界隈なので、少し横道にそれたりしながらのんびり散策しました。

 

釣りが趣味のエヴァは、平潟湾に糸を垂らす、大勢の釣り人たちの獲物をチェックしていました。
バケツの中にはハゼがたくさんいました。
・・・あれっ(二度見)。

 

途中、運河の真ん中にいる5人組を発見。
あれはいったい・・・?と、二人で首をひねりました。
いったいなにをしているの? 母校の後輩かしら? きっと関東学院の人たちでしょう。

 

シーサイドラインは横浜市営なので、金沢八景が終点。私たちは横須賀へ向かうため、ここでお別れです。
海の上に描かれた美しいカーブ線に見とれました。

 

この白い橋は、野島公園にかかる夕照橋。この辺りの橋は、帰帆橋とか雪見橋とか、すてきな名前のものが多いです。
形も珍しくてすてき。このごろではすっかり橋に目が行くようになった私です。いい趣味を見つけたわ(自我自賛)。

 

橋を越えたら、ようやく横浜から横須賀に入りました。
絵のようにかっこいいマンホールにときめきます。
「ペリーだ!」「あめ!」

 

水路にそって歩き、ようやく駅に着きました。
ゴール~!缶バッジをもらいました。
食事を取ろうと駅前のお店に入り、ようやく座りました。さすがに疲れたわー。

この日はまだ帽子が必要な暑い日でしたが、少しずつ散歩向きの気候に変わってきています。
考えてみたら、横浜シーサイドライン沿いに、ほぼ全線を踏破したことになりました。
チャレンジしたことがなかったので、これは嬉しいです。
全行程12km。なかなかいい運動になりましたが、この日買ったお菓子をおいしくいただいたので、きっとプラマイゼロ!

金沢工業団地を訪れたのはこれが初めてでしたが、私が好きな横浜スイーツ工場がたくさんあるということがわかりました。
定期的に直売をしているそうです。
ありあけの工場もあったので、ハーバーの直売もあったらよかったなあ。

食事をして元気を盛り返した私たち。
歩き足りないということは全くありませんでしたが、数年ぶりの再会で話足りないところはあったので、横浜に移動して、さらにおしゃべりしながら散策しました。
そのお話は、日記ブログの方でまた別の日に。
この日歩いたのは、40508歩。我ながらびっくりです。
お菓子はもっと買ったんですが、すでにおなかの中。食べちゃう前に写真を撮るんだったわ…

 

来月はスイーツお買いものウォークから一転、「観艦式記念 艦船見学ウォーク」だそうです。
ご興味がある方はぜひ挑戦してみて下さいね。


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