風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

なにわビギナー まち歩き 3-2

2016-12-31 | 近畿(兵庫・大阪)
その1からの続きです。 

● お初天神

難波橋を渡って北へ。
向かったのは露天(つゆのてん)神社、通称お初天神。
繁華街の細道の中にあって、またもや道がわからなくなり、人に場所を教えてもらいながら辿り着きます。
境内には参拝客がたくさんいてとてもにぎやか。
ここの茅の輪は、四角い形でした。
丸くないと、あまり輪をくぐっている気にはなりませんが、足に引っかからないようなユニバーサルデザインなんでしょうか?



● 心美人の手鏡

見目よりも心美人を目指しましょうと、手鏡が置かれてありました。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰~?」という白雪姫のまま母ごっこはNGです。



手鏡を持ってみると、ずっしりと重く、たおやかな美人よりも力のある男性向けのよう。
裏を返すと、青銅面で、自分の顔は見えませんでした。
美人じゃないと映らないのかも。鏡よ鏡・・・。



● 悲恋の恋愛スポット

近松門左衛門「曽根崎心中」は、1703年にこの神社で実際に起こった事件を題材にした物語。
今ではここは、女性の恋愛成就祈願スポットになっています。



境内のあちこちにびっしりと奉納された絵馬の数に圧倒されます。
そのほとんどが、女性の恋愛祈願です。



「ジャニーズの誰かと結婚できますように」と書かれたものもありました。
ジャニーズなら誰でもいいのかいぃ~。



● 心中と縁結び

日本語を含め五か国語で解説がされています。インターナショナル!
恋人たちの聖地として大人気ですが、個人的にはなんだか少し引っかかりました。
近松の心中ものですよね。悲恋なんですよね。うーん。
縁結び祈願とは、テンションが違うような…?

さらに、外国の方々に、日本の心中ものの「もののあはれ」や「滅びの美」のような感じを理解してもらえるのでしょうか?
英語だとダブル・スーサイド(Double suicide)ですからね~。
日本人でも時代が変わって、こうした感覚はわかりづらくなっているのに。
こういう時、モヤモヤとした自分の気持ちを話せる旅の連れがいないのが、残念です。



ところでここも、先ほど訪れた御霊神社と同じく、大坂三十三所観音巡りのひとつでした。
神社だけど観音さま…。

● 2回目の茨木

お昼が近づき、日差しが強くなってきました。
大阪駅前の駐輪所に自転車を置いて、茨木へ向かいます。
この日も、スクールバスに乗って、追手門学院大学へ。
午後はみっちりセッションに参加しました。



● ミクジュー飲めず

夕方に会が終わり、参加者と「大阪に来たからには、やっぱり粉もん食べないと」と、新大阪のぼてぢゅうに入りました。
(大阪ではミクジュー[ミックスジュース]を飲もう!ほかで飲むよりも美味しいっていうし!)
と楽しみにしていましたが、「置いていません」と店員さん。
なんと!大阪のお店には必ずあるものと思っていたらー。

「ミクジューサワーならあります」
えっ?
ミクジューサワーがあって、ミクジューがないとは、これいかに?
私の頭では理解不能です。
でも、郷に入っては郷に従え。サワーを頼みました。

● 大阪のネギ焼き



ネギ焼きにはネギがこんもり。ソースもおいしくて、満足ー。
でもやっぱり、サワーはない方がよかったな~。



● 御堂筋チャリ走

参加者とお別れして大阪まで戻りました。
さきほどのサワーがきいて、顔がポッポと熱く、このまま自転車に乗ったらふらついてしまいそう。
駅のカフェで酔いを醒ますことにしました。
やっぱりミクジューはなく(残念~)、酔い覚ましに紅茶を飲んで、自転車で一路ホテルへむかいます。
御堂筋をまっすぐ南下。どんな通りか、もうわかります。



● 心斎橋と道頓堀

ひたすら直進していくと、そのうちに賑やかな界隈になりました。
心斎橋の辺りに来ました。有名な地名ですが、心斎橋っていう橋は、もうないようですね。
道頓堀です。ちょうどグリコの看板が見える場所で、楽しげな水上観光バスが通っていきました。



さらに南下すると、南海の大きな駅が見えてきました。なんばです。
大阪駅から飛ばして30分。
この日は自転車であちこち動いたので、大阪の町の地理がわかってきたようです。



けっこう動いた一日なので、ちょっとお疲れ。夜は早めに寝につきました。
4日目に続きます。



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