4月10日

 金井美恵子『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』を再読した。
 
 ──“そこに夢見るものなんか、何もないけれど”。
 『小春日和(インディアン・サマー)』からほぼ10年後の、桃子、花子、小説家のおばさんたちを描いた姉妹作。
 少し本整理をしようとして目に留まり、懐かしさについ読み耽ってしまった。(フローベール『紋切型辞典』が出てくるとにやにやしてしまう)
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