レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド デッドリー・カラー・エディション

2024年03月26日 19時11分36秒 | ホラー

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド デッドリー・カラー・エディション」
原題:NIGHT OF THE LIVING DEAD
1968年 アメリカ 96分
■監督:
 ジョージ・A・ロメロ
■出演:
 ジュディス・オディア
 デュアン・ジョーンズ
 カール・ハードマン
 キース・ウェイン
 ジュディス・リドリー
 マリリン・イーストマン
 ビル・ハインツマン

●あらすじ
いまや古典となったロメロのゾンビ映画第一作。
死者が蘇り生者の肉を喰うというプロットは“ゾンビ”に新しい定義を作り、多くの亜流を産んだ。
一軒屋に立て篭った七人の男女と怪物の死闘というストーリーはさして目新しいものではないが、
ロメロの客観的で冷徹な演出と白黒画面が醸し出す恐怖感は他に類がない。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「フレッシュ・イーター ゾンビ群団」が、割と面白くなかったのと、
ビル・ハインツマンのゾンビ含め、オリジナルが気になったので、続けて観てみる事にした。
昔一回観た事があるのだが、その後に3枚組のDVD-BOXを買っていてそのままになっていたのがあるので
久しぶりに引っ張り出してきて、未開封だったのでシュリンクを剥がすところから。
購入したのは2006年らしい。
それでこのBOXには、白黒の映画に対してフィルムに色を付けたカラーライズ版が入っていたので
今回はそのカラー版を観てみた。
白黒の映画って色が無い分、観る人に作り手が意図した色をどうやって見えるかについて考え抜かれているのがほとんどである。
その辺も踏まえ照明の使い方も画面の雰囲気作りに踏まえられているので、どこか芸術的なところも感じられる。
そんな名作の雰囲気も感じさせるオリジナルに対し色を付けてしまうと、一気に凡庸な作品になってしまうのが不思議だ。
色を付ける時に設定を考慮していないのか、冒頭の墓場のシーンで明るいとは言え夜の20時の設定なのに
色を付けてみたら、完全に昼のシーンになっているんだけど。
恐らくオリジナルの方は、明るい夜を表現したくて昼に撮影したのかも知れないが
それをそのまま色を付けてしまったもんだから、昼のシーンになってしまったのではないかと思われる。
まあストーリーの方は結構忘れていたので、ゾンビが道具を使って人を襲うシーンとかはちょっとビックリした。
冒頭に登場するビル・ハインツマンのゾンビも、のろのろではなくて、ちょっと小走りとかするしね。
従来のゾンビのイメージは、むしろ「ゾンビ」の方で出来上がったのかな。
まあオリジナルが名作なので面白かったけど、白黒バージョンのオリジナルが観たくなったな。
もう一度オリジナルを観るよりも、30周年記念の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 最終版」でも観ようかな。
あのビル・ハインツマンも関わっているが、ロメロ本人は関わっていないいわくつきの作品だし。
また本作はカラーならリメイク版の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀」が面白かったから、
そちらも含めつつ、久しぶりに残りのゾンビ三部作も観ようかな。

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