レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ポリス・ストーリー REBORN

2021年08月31日 23時52分34秒 | SF/ファンタジー

「ポリス・ストーリー REBORN」
原題:機器之血/Bleeding Steel
2017年 中国/香港 109分
■監督:
 張立嘉(レオ・チャン)
■出演:
 成龍(ジャッキー・チェン)
 羅志祥(ショウ・ルオ)
 歐陽娜娜(オーヤン・ナナ)
 夏侯琪譽(スン・ホンタオ)

●あらすじ
ジャッキー・チェンが製作総指揮と主演を務めたポリス・アクション。
共演は「西遊記~はじまりのはじまり~」「人魚姫」のショウ・ルオと「疾風スプリンター」のオーヤン・ナナ。
監督は本作が長編2作目のレオ・チャン。
国際捜査官リンは、危篤に陥った娘を病院に残したまま、証人警護作戦に急遽駆り出され、ある陰謀に巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまう。
13年後、かつての事件をもとにした小説『ブリーディング・スチール』の出版をきっかけに、
正体を隠して暮らしていたリンは再び過去の因縁と向き合うことを余儀なくされ、
いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていくのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
結構面白かったよこれ。但し別の意味で!
本作はちょくちょく登場する往年の超傑作「ポリス・ストーリー/香港国際警察」からタイトルだけパクってきた
なんちゃってポリス・ストーリーのような出だしだった。
主題歌も「ポリス・ストーリー/香港国際警察」のあの超有名曲を、北京語で歌ったバージョンとか言われれば
内容的にも現代版ポリス・ストーリーとも言われ評価された「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のような内容かと思っていた。
ところが観てみたらビックリ!
「ポリス・ストーリー」と言うよりマーベル映画じゃん!
「ポリス・ストーリー」シリーズと言えばご存知の通り、決して常人ではない人間が
超人以上のスタントとアクションで敵と周囲を大破壊しながら、誰よりも大暴れする映画なのだが
本作では人造人間とか不死身の心臓とかマーベルっぽい設定と、マーベル映画みたいなカー・アクションや風景の撮り方をし
まるでハリウッド映画のような作りをする。
と言ってもマーベルのように全然こなれていない感が画面からも強く感じてしまうのが残念だ。
だが冒頭からタイトルロールまでのアクションと緊張感は群を抜く出来栄えで、
これだけで一気に本作の虜になれそうだ。
そしてやっとタイトルが始まったかとおもいきや、動作設計に懐かしの「成家班」の名前が見えたり
監製に息子の房祖名(ジェイシー・チェン)の名前を見つけると、それだけで大興奮!
さらに往年のデッドリー・スタントを彷彿とさせるような、オペラハウスの頂上でのアクションや
エンドロールではNG集のようにメイキング映像をこれでもかと流してくれているなど
良い感じに新しい要素と懐かしい要素が程よくブレンドされていて素晴らしい作りである!
娘役の子も見事な胸と共に、最高に可愛かったね。
若い頃の舒淇(スー・チー)にも似てるが、名前からも分かる通り彼女の伯母さんはあの欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)である!
とまあ色々と語ってみるとまるで世紀の超傑作のようだが、ここ最近のジャッキー映画としてはだよ(笑)
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少林功夫

2021年08月26日 00時02分06秒 | 功夫/空手/武侠片

「少林功夫」
原題:少林功夫/Shaolin Kung Fu
1974年 台湾 91分
■監督:
 郭南宏(ジョセフ・クオ)
■出演:
 聞江龍(マン・ゴンロン)
 易原
 魯平
 劉秀雲
 易虹
 陳森林(チェン・サムラム)

●あらすじ
リンはかつて少林拳の道場で腕を磨いた門下生で、今は盲目となった道場主の娘と結婚し
貧しいながらも車夫として毎日を一生懸命生きていた。
しかし街に悪徳車夫会社が出来、真面目に商売をしているリンたちに嫌がらせをするようになった。
喧嘩はしまいと我慢していたリンであったが、ある日とうとう堪忍袋の緒が切れ大暴れをしてしまう。
だがそれは復讐が復讐を呼ぶ悲劇の幕開けであった。

★感想など
かつてレレレで紹介した台湾の功夫スター(?)、聞江龍(マン・ゴンロン)
彼の主演作がもう一本あったので鑑賞してみた。
内容的にはレレレでも紹介した「リキシャクリ」と似たような内容。
と言ってもどちらも職業が車夫なんだが、内容的には「リキシャクリ」の方がまだ面白かったかなあ?
とは言ってもどちらも主人公以外の登場人物がばたばたと死んでいくのは、当時の功夫映画の流れか。
全編に渡って功夫シーンは多いが、特筆すべきものが無いため以外と辛い。
脚本の破綻ぷりは、いかにも当時の香港功夫映画なので、まあその辺はヨシナに。
途中「燃えよ!ドラゴン」の音楽のパクリが出てくるのがいかにもだね。
まあ超マニア向けなのはいなめないかな。
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白昼の大列車強盗団

2021年08月18日 23時35分43秒 | 西部劇

「白昼の大列車強盗団」
原題:UNO TRENO PER DURANGO
1967年 イタリア 95分
■監督:
 ウィリアム・ホーキンス
■出演:
 アンソニー・ステファン
 マーク・ダモン
 エンリコ・マリア・サレルノ
 ドミニク・ボシェロ

●あらすじ
アンソニー・ステファンとエンリコ・マリア・サレルノがW主演を務めたマカロニウエスタン。
メキシコ革命の最中、一攫千金を求めて放浪するグリンゴとルカ。
列車で革命軍による襲撃事件に遭遇したふたりは、騒ぎに紛れて金庫の鍵を手に入れる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いや、これはかなりの傑作だったね。
ただしマカロニ・ウエスタンとしては、だけど!
本作が傑作たる要素として、多彩なキャラクター、次々とかわる舞台。
どんどん話が転がっていく脚本と丁々発止のキャラクターたち。そして以外なオチなど、観ていて飽きない。
それでいてコメディ・タッチで彩られているもんだから、正に肩の凝らない一品に仕上がっている。
何だかアンソニー・ステファンもいつもより爽やかな感じなのが珍しい。
マカロニのファンにこそオススメできる作品ですね!
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ロード・オブ・モンスターズ 地上最大の決戦

2021年08月15日 12時05分53秒 | 怪獣/モンスター

「ロード・オブ・モンスターズ 地上最大の決戦」
原題:APE VS MONSTER
2021年 アメリカ 88分
■監督:
 ダニエル・ラスコ
■出演:
 エリック・ロバーツ
 アリアナ・スコット
 ケイティ・セレイカ
 シェイン・ハーティガン

●あらすじ
謎の外宇宙物質が生んだ“猿型巨大生物”と“トカゲ型巨大生物”の戦いを描いた怪獣バトルアクション。
北米の砂漠に30年以上前に打ち上げられた宇宙探査船が墜落する。
船内には実験動物として乗っていた猿が生存しており…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これ前作と全く関係ない単品の映画だぞ!
あの前作の終わり方は何だったんだと言いたくなるくらい、全然別もの。
キャストも全く違うかと思いきや、一人だけ続投していた。
エリック・ロバーツと言うおじいちゃんで、役柄は違うけど何故か黒電話の受話器で電話するとこだけどちらもやっていた。
この電話に何か意味があるのかは分からないけど、別に面白くない。
ちなみにジュリア・ロバーツの兄きらしい。
さてこのパッケージだけで絶対に観る価値はあるが、前作に比べても面白くない。
コング役の猿怪獣は本当にでかくなったチンパンジーで、ビジュアルがコング感が弱すぎてダメ。
しかしコングっぽいことはいくつかするけどね。
一方トカゲ怪獣は結構格好いい!
最初に本物のトカゲが出てきた時は、懐かしのトカゲ特撮っぽくて楽しかったが
あれがあそこまで格好良くなるとは想像できなかった。
だが主人公の女科学者の性格が歪んでて共感できなったのが、観ていてつまらなかったポイントかな。
まあ総じていつものレンタルビデオ屋にある、観たら騙された系の作品ですよ。
特にこのパッケージとかね!



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ロード・オブ・モンスターズ

2021年08月15日 12時05分17秒 | 怪獣/モンスター

「ロード・オブ・モンスターズ」
原題:MONSTER ISLAND
2019年 アメリカ 90分
■監督:
 マーク・アトキンス
■出演:
 エリック・ロバーツ
 クリス・フィッシャー
 トシ・トダ

●あらすじ
南太平洋の海溝で深海採掘ロボットが消息を絶った。
海洋開発会社社長のフォードと、国際海底機構のサラは、調査のため海底に向かうが、
そこに海底火山の活動で覚醒した伝説の巨大怪獣が現れる。
人類滅亡を阻止する唯一の方法、それはもう1頭の大怪獣を蘇らせ、2体を戦わせることだった・・・。
(ムービープラスより)

★感想など
パクリ映画を進んで製作している、レレレ専門会社であるアサイラム社。
本作は「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のパクリとして製作された。
結果はかなり面白かった!
ただしレレレ的にって意味でね(笑)
登場人物は少ないけど、素早いカット割。常に流れて盛り上げに一役かっている音楽。
細かいことは気にせずどんどん展開していく脚本。
そしてモンスターがそこそこ登場してくれるので、安い映画に良くあるモンスターが全然出てこないと言う
フラストレーションもそんなに感じない。
出てくる怪獣は”テング”と言う名前で、ヒトデが大きくなったような怪獣でビジュアル的には珍しい。
ラストがあっさりし過ぎている感があるが、あの終わり方は完全に続編を睨んでのことなのかな?
そうでなければ到底納得できる終わり方ではないけどね。
それでもトータル的には全然合格。レレレ好きなら観て損はなし!
それにしても怪獣のことを「カイジュウ」と発音したり、日本語で「攻撃をやめろ」と言わせてみたりしてるのは
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の渡辺謙を意識したのか
それともアサイラムは日本からの依頼で映画を作ったりもしているから、サービス精神なのか?
不明だけど、まあ不要な要素だったかな(笑)
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