レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー

2022年05月31日 18時31分28秒 | 功夫/空手/武侠片

「チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー」
原題:武状元蘇乞兒/KING OF BEGGARS
1992年 香港 100分
■監督:
 陳嘉上(ゴードン・チャン)
■出演:
 周星馳(チャウ・シンチー)
 張敏(チョン・マン)
 呉孟達(ン・マンタ)
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 林威(ラム・ウェイ)
 袁祥仁(ユエン・チョンヤン)
 苑瓊丹(ユン・キンタン)

●あらすじ
武芸だけは一流のツァンは親の金で遊びたい放題の日々。
だが、科拳の試験で不正を働いたがために、財産を没収されてしまう。
路上生活をするまでに身を落とした彼は、前代未聞の睡眠拳法を武器に、どん底人生からの一発逆転を狙う!
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
チャウ・シンチーがジャッキー・チェンの「ドランクモンキー/酔拳」で袁小田(ユエン・シャオティエン)が演じた師匠
蘇乞兒を演じた映画。
と言っても映画の構造が「カンフーハッスル」とほとんど同じだったことに驚いた。
というよりか「カンフーハッスル」がほぼ本作と同じ作り方をしただけか。
袁祥仁(ユエン・チョンヤン)が主人公に功夫を伝授する役回りとか、
主人公が寝て起きたら達人になっているところとか。
チャウ・シンチーの功夫映画はそこが納得いかないよね。修行もせず一晩寝たら強くなるところが。
まあコメディだからと思えばいいのか。
本作で使う拳法も『酔拳』じゃなくて『睡拳』だしね。
『睡拳』と言えば有名な「スリーピングモンキー/睡拳」て映画があるんだけど未見。いつか観たいなあ。
まあ本作はチャウ・シンチーのファン向けかな。
途中きちんと李小龍パロディを入れてきたのは嬉しかったが(周星馳は李小龍の大ファン)
あ、後、徐少強(チョイ・シウキョン)と苑瓊丹(ユン・キンタン)の二人が共演してたのが懐かしかった。
この二人は「霊幻道士 キョンシー・マスター」のメインキャストだったからね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新・猟奇島

2022年05月30日 18時17分21秒 | ホラー

「新・猟奇島」
原題:BLOODLUST!
1961年 アメリカ 65分
■監督:
 ラルフ・ブルック
■出演:
 ウィルトン・グラフ
 ロバート・リード
 ジューン・ケニー
 ジョーン・ローラ

●あらすじ
ジョニーとベティ、ピートとジェニーの2組のカップルが海上のバカンスを満喫していた。
ふと見慣れない島を発見した4人は、泥酔した船長を残し、軽い気持ちで上陸する。
ところが、ジョニーが落とし穴にはまり負傷。そこにバーロウ博士とその部下が現れ、彼らを助ける。
しかし、このバーロウ博士は、人間狩りの果てに、仕留めた獲物をオブジェに見立てて飾り立てることが趣味という狂人だった!!
(キネマ旬報映画データベースより)
(Amazonより)

★感想など
前に観た1932年版の「猟奇島」とプロットが似てるなあと思ったら、同じ原作だったんだね。
3度目のリメイクとのことで、それなら同じ話になるのも納得。
ただ人間狩りをテーマにしておきながら、博士が獲物となる若者たちと至近距離で会話するとか割と隙だらけ。
非情なように見えて実はかなりの甘ちゃんだったりと、どこか抜けた感じが面白い。
地下の洞窟に仕留めた人間を飾ってさらにライトアップまでしている辺りも、かなり良い感じのマッド具合。
ちょっと古臭さは否めないけど、逆にそこも魅力的に思えれば楽しめるかも。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デモンズ3

2022年05月28日 12時29分54秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「デモンズ3」
原題:LA CHIESA
1989年 イタリア 102分
■監督:
 ミケーレ・ソアヴィ
■出演:
 トマス・アラナ
 バーバラ・クピスティ
 フェオドール・シャリアピン・Jr
 アーシア・アルジェント

●あらすじ
ダリオ・アルジェントが製作・脚本を手掛けた「デモンズ」シリーズ第3作。
中世イタリア。
悪魔崇拝者とされた村人の虐殺が行われ、死体の上に封印として教会が建てられた。
時は移り現代。
古文書を解読した司書が誤って封印を解いてしまい…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
超満足した!
ミケーレ・ソアヴィはセンスの塊だね!
まず映像が素晴らしい! 予算もそこまで潤沢ではないだろうが、世界観がきちんと作られている。
それをさらに観たこともないようなカメラワークで映し出す!
正直この撮り方は度肝抜かれた!
今まで観た事ない映像だった!
そして音楽も完璧!
これがゴシック・ホラーなのだとしたら、十分に堪能した。
そしてダリオ・アルジェントの娘であるアーシアの可愛いこと!
この時まだ13歳か14歳くらい。
イタリアのホラー映画には、何故か14歳の美少女が多い気がしているが、本作のアーシアも正にそう。
このまま成長してくれれば良かったんだけどねえ(笑)
とにかくこのミケーレ・ソアヴィが描く映像・世界観だけで超満腹になれた!
大満足!
こうなると「デモンズ95」も観たくなるなあ。でもVHSしか無いのかな?
それでもいいけど。

などと超オススメみたいに書いてますが、本作は好き嫌いは凄いあると思います。
まずタイトルが「デモンズ3」となっているが、シリーズ作ではないです。
まあ最初はデモンズの3として作ろうとしたとか、閉鎖された空間に悪魔が出てくるとかで似てると指摘する人もいますが。
そもそも100分近くあるうち、90分くらいはストーリーが進まないからね!
先日色々書いた「トマホーク ガンマンvs食人族」よりも進みは遅いかもしれないくらいだし。
なにせイタリア映画だから、辻褄があわないストーリーをぶつ切りに繋いでいるような印象もあるしね。
私は映像美に感動してずっと楽しく観てられたけど、そこがあわない人は超ツマンネーと言うだろうなと。
そう考えるとこれって
私がジョニー・トーが嫌いな理由と全く同じだなと!
あれくらいミケーレ・ソアヴィはクソだ。中身が無いと批判する人が居ても不思議はないかも。
そう考えるとジョニー・トーのファンの人はこういう感覚でジョニー・トーの映画観てたのかな?
まあ正直全く共感できないけど。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪物宇宙船

2022年05月26日 18時42分47秒 | SF/ファンタジー

「怪物宇宙船」
原題:LA NAVE DE LOS MONSTRUOS
1960年 メキシコ 82分
■監督:
 ロヘリオ・A・ゴンサレス
■出演:
 ラロ・ゴンサレス
 アナ・ベルサ・レペ
 ロレーナ・ベラスケス

●あらすじ
2人の地球外女性があるミッションを遂行するために地球に緊急着陸する。
1人はある男と恋に落ちるものの、もう1人は宇宙船に乗っている醜い怪物たちと共に地球征服を企てる。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
メキシコ映画だとは思わなかった。
ここ40年くらいはどうだか知らないが、当時のメキシコ映画は展開がゆるい感じ。
唐突に歌うシーンやひたすら喋るシーンが多く、観ていて結構長く感じる。
金星人の美女二人の衣装が水着なのは、当時としてはやたらセクシーには映っただろう。
造形は良くないけどデザインが特徴的な怪物たちも中々で、相当なマニアであれば楽しめそう。
メキシコみたいに大らかに笑いながら観ることができれば、OKかも?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビキニの悲鳴

2022年05月25日 17時56分36秒 | 怪獣/モンスター

「ビキニの悲鳴」
原題:THE BEACH GIRLS AND THE MONSTER
1965年 アメリカ 66分
■監督:
 ジョン・ホール
■出演:
 ジョン・ホール
 スー・ケイシー
 エレイン・デュポン

●あらすじ
カリフォルニアビーチでサーファーたちが残酷に殺害される事件が発生した。
果たして、恐ろしい海の怪物の仕業なのか、それとももっと人の仕業なのか?
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
『Amazon Prime』の担当者は絶対に『映画秘宝』系の愛読者だな!
本作や「大蜥蜴の怪」「宇宙からの暗殺者」などの未公開系映画は
洋泉社の『あなたの知らない 怪獣㊙大百科』を読んで決めたとしか思えない!
「シェラ・デ・コブレの幽霊」もしかりだね(これは違う本だけど)
こうなるとロジャー・コーマン御大の、ムック怪獣ポンキッキのあの映画もそのうち配信するね?
そちらは同じく『あなたの知らない 怪獣㊙大百科』を読んでDVD購入済みだから(おそらく10年以上前に)
今年の夏が終わるまでには観ておくこととしよう。
あ、そういえば本作は真夏にピッタリな感じでしたよ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする