レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

やくざと抗争

2024年05月05日 18時23分44秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「やくざと抗争」
1972年 日本 93分
■監督:
 佐藤純弥
■出演:
 安藤昇
 菅原文太
 渡瀬恒彦
 藤浩子
 室田日出男

●あらすじ
昭和初期、帝国陸軍が満州平野へ侵入した頃、東京の新宿には
通称爆弾マッチと舎弟分のオートンの勝、フーテンの政、小光らの愚連隊が羽振りをきかせていた。
ある日、過激左派党員の坂野・吉川・坂本は、Mと呼ばれる政界の黒幕・高橋にそそのかされて銀行を襲う。
これは過激左派党をつぶすために特別高等警察と高橋のしくんだ罠であった。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
安藤昇の原作小説を基に制作された、実録路線の走りとなった映画らしい。
と言っても昭和初期が舞台だったり、着物にドスと、いわゆる任侠映画路線なのかな?
そう考えると、安藤昇のキャラクターも菅原文太のキャラクターも、ふくみがある訳ではなく
一つの個性で描かれている感じは、任侠路線ってそういう感じなのかなと妄想してみる。
これは後の「仁義なき戦い」のような、現代やくざ実録路線のキャラクター達との比較で
現代を舞台にしたやくざたちは、沢山の顔や喜怒哀楽を見せてくれて、人間くささ満開なところが最高だったんだが
本作もそうだけど、いくつかしか観ていない任侠映画のキャラクターって、様式美のような美しさを持ち
実録路線のキャラクターのような泥臭さとは対極だなあと、勝手に思ってたりします。
まあそうは言っても、安藤昇、菅原文太の二人は素晴らしい演技で観ていて楽しいが
一番やくざらしい演技だった、室田日出男が一番活躍していた印象が残るな。
と言っても彼だけは「仁義なき戦い」の時と、まんま同じ演技だったように映ったけどね(笑)
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食人族

2024年05月05日 18時23分22秒 | ホラー

「食人族」
原題:CANNIBAL HOLOCAUST
1980年 イタリア 92分
■監督:
 ルッジェロ・デオダート
■出演:
 フランチェスカ・チアルディ
 ルカ・バルバレスキー
 ロバート・カーマン
 ペリー・ピルカネン
 ガブリエル・ヨーク

●あらすじ
ドキュメンタリー撮影のため南米アマゾン奥地の「グリーン・インフェルノ」と呼ばれる秘境を
探索していたアメリカ人男女4人組が消息を絶った。
現地へ向かった救助隊は未開のジャングル奥地で食人族の村にたどりつき、白骨化した遺体を発見。
持ち帰った撮影済みフィルムを確認すると、そこには想像を絶する地獄絵図が記録されていた。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
食人物界隈の「燃えよ!ドラゴン」と言ってもよい、「食人族」を観てみた。
後から作られた「人喰族」に比べて、食人シーンがあったかなと思わせるくらい、印象が薄かった。
アマゾンで何が起こったかのドラマ部分が非常に長くて、全体の3/4くらいを占めていたような気がする。
それでいてクライマックスのシーンでも、食人のシーンが無かった気がするので、食い足りない印象。
食人物なら本作よりも「人喰族」の方が満足出来るかも。
ただ大きい亀を生きたままバラバラに切り裂いて調理するシーンとかは気持ち悪かった。
あと本作は何故か男も女も良く全裸になるシーンが多いので、無駄なエロシーンを期待する人はこちらかな。
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