佐賀県武雄市武雄町まで。
恋焦がれた佐賀ラーメンへ遠征です。
「名店 来久軒」。
なぜ名店かというと、誰にでも分け隔てなく美味しい豚骨ラーメンを提供しているからです。
そりゃ人によってはここがダメだという方もいらっしゃるでしょうが、ぜひうちの近所に欲しお店。
ただし最近ちょっと値上がり。しかしそれはお国の政策もあってのこと。
今さら文句言っても仕方ないんだ。すべて国民が選んだ選択の末なのだからね。
替え玉はありませんってのが良くも悪くも佐賀ラーメンなんだな。
オーダーはチャーシューメンにご飯。
白く濁ったスープは優しくまろやかでクリーミー。
正直インパクトは少ないけれど、ずっと日常のそばにいて欲しい味わい。
決して贅沢ではなく、毎週の様に、少なくとも毎月の様に食べて、自分の人生の一部に添えて
いけたらいいという、そんな味わい。ほんと、インパクトじゃないんだよ。
滋味あふれる優しさというワードが良いだろうか。褒めてるけど、近所だったらあまり褒めないと思う。
そんな家族や身内のような空気的存在に近い気がする。
佐賀県民が世界最高峰の佐賀ラーメンを自慢しないのはそんな感覚なのかも?と思う。
さあ、スープを飲んですべてが完結する。
スープを全部吸うためにはごはんとかおにぎりが良い。
実はここに海苔があると最高なんだけど、反則だけど次回はこっそり持参したい気が。
家系ラーメンの様に、スープに浸した海苔でごはんを巻いて食べた後、すぐに
またレンゲでスープをかき込むのは最高じゃないかと思う。
いずれにせよ佐賀ラーメンは素晴らしいんだよ。偏愛と言われてもいい。
いろんな人生の風景が溶け込むような広さと優しさがある。
夜のワインは大人しく。
サンクリスピーノ ビアンコ オーガニックで。
ささやかだけどこれも美味しい。