らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

エシカル消費

2016-05-22 | 時事

エシカル消費と言う言葉を聞いたことがありますか?
最近カタカナ言葉がよく出てくるので年寄りはついて行けません。
今日は、耳慣れないこの言葉について調べました。

「エシカル消費」とは、環境や社会に配慮した製品やサービスを選んで消費することだそうで、「エシカル(ethical)」は倫理的・道徳的の意味です。
エシカルは「人・社会や地球のことを考えた『倫理的に正しい』消費行動やライフスタイルを指して使われる言葉であり、日本で「エシカル」が聞かれるようになったのは2009年ごろからのようです。

エシカル消費はエコだけでなく、フェアトレードや社会貢献等も含んだ考え方と定義しています。
フェアトレードとは、「開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す『貿易のしくみ』」で、購入が児童労働や貧困の撲滅につながると期待されているものです。

これは、安くて良いものをたくさん欲しいという従来型の利己的な消費ではなく、気候変動問題や生物多様性問題、拡大する貧富の差が生み出す人権問題などのグローバルな課題にも目線を向けた、サステナブル(持続可能)な消費スタイルのことのようです。

これと似たようなコンセプト(概念、発想)にエコ消費やグリーンコンシューマー(環境にやさしいライフスタイルを実践する消費者)があります。
これは、食品や日用品などの製品ごとにそのメーカーの環境や社会的な対応をランク付けしたガイドブックで、スーパーではこれを参考に買い物をしようというものです。 
このグリーンコンシューマーは日本でも90年代になると環境保全対策の一環として注目された時期がありました。
しかしグリーンコンシューマーは省エネ商品などエネルギー費用の節約やオーガニック食品など自分の健康につながるものは買うが、森を保全する森林認証製品など自分に直接メリットがない商品は買わない、エコではなくエゴなコンシューマーだと言われました。

これに対してエシカル消費は、アパレルやアクセサリーなどのファッションアイテムやオーガニック(有機栽培)、フェアトレードの食品などが主流で、環境だけでなく人権にも配慮している点が特徴となっています。

「エシカル消費の例」
日々の暮らしの中で、以下の事例をひとつでも実践している方はエシカルな消費行動だそうです。
・長寿命でエネルギー効率の良いLED電球を選ぶ
・燃費の良いエコカーを購入する
・太陽光パネルの付いた省エネ住宅に住む
・風評被害にあっている地域の農産物を購入する
・地元の農家さんから、直接オーガニック野菜を購入する
・フェアトレードと呼ばれる公正な貿易によって適正価格で輸入されたバナナやコーヒー、チョコレート、紅茶などを購入する
・オーガニックコットンで作られた洋服を着る
 ひとつでも当てはまれば、皆さんがそれと気付かずに実践されているエシカルな消費行動だそうです。

カタカナ言葉の難しいことを長々と書きましたが、エシカル消費とは、要は、買うことで環境や社会問題の解決に貢献できる商品を買い、そうでない商品は買わない消費活動だそうです。