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異世界転職NPC体験記その十一・勇者伝説

2023-04-29 18:03:44 | 異世界転職NPC体験記本文
 日差しを受け白銀に輝く機械竜。

 地上に大きな影を落としながら空に佇む巨大竜を見上げ、現創界の勇者ガルド・ベルクさん、そのお付きの女魔導師メルレーンさん、元魔王ドラグ・セプトさんと四天王たちの巨大ロボたち、そしてボク、如月マトと元勇者の神屋サイトさんは、互いに顔を見合わせながら天空の巨竜へと向かうための確認をしていた。

「あそこに真駆がいるんだな?」
「情報ではね」

 サイトさんの低い声にドラグさんが軽い口調で応える。

「しかしか頭部だけでも巨大だったのに、合体したら頭から尻尾まで500mは超えてるぞ」
「ちょっとした宇宙戦艦並みの大きさですねぇ」

 怪訝な思いを唸るように絞りだすガルドさんの声にメルレーンさんも神妙な面持ちで続く。

「あの口が開いてるのってボクたちを誘ってるんですかね?」

 今にも火を吐きそうな輝きを放ちながら開け放たれている竜の巨大な口を見上げ、ボクは疑問を声にした。

「真駆が自分の居城で待ちかまえるってか?」
「ゲームじゃよくある話じゃないですか」
「だが真駆の居城である以上、奴がどんな罠を張ってるのかわからんな」

 サイトさんとボクの日常的な軽口にドラグさんが重々しい口調で釘をさし、ボクもサイトさんにも重い感情が滲みだす。

 それもそうだ。敵は真王の一人である真駆。
 ボクは問題外としても、勇者のガルドさんや元魔王のドラグさん、元勇者のサイトさんたちが束でかっても勝てるかどうかわからないし、前に戦った真歌だって、サイトさんの半ば非常識ともいえる超常能力によってどうにかなったくらいなんだから。

「それじゃあ、今のところなにも動きもなさそうだし、もう少し様子を見てからに」

 サイトさんが吹っ切れたような明るい声で声を上げた途端、

「あ、あれを!」

 メルレーンさんの驚きの声と共に閃光が竜のセより四方八方に光の矢が放たれ着地と同時に爆発した!

「なっ!?」
「爆弾、いやミサイルか?」

 ガルドさんとサイトさんが声を上げ、王城や城下町では爆発音が聞こえたのかどよめきと悲鳴が轟く!

「待たせてもくれねぇってか!」

 サイトさんが苦り切った表情で言葉を吐きだす。

『ドラグ様、ここは私たちが防衛にあたります』
『どの道この巨体じゃ竜の中では戦えねぇしな』
『だ・か・ら、真駆を倒しちゃってください』
『ここは護るから……行って』

 ボクたちの周りに佇んでいた四天王の巨大ロボたちから次々と声が上がる。

「ありがとう、ロン、スーク、ターガ、ケーブ。その気持ちに感謝するよ」

 四天王の創造主であり主でもあるドラグさんがしなやかな右手を挙げ、輝く笑みを浮かべながら礼を述べる。

『感謝だなんて……』
『ドラグ様いての俺たちだし!』
『スッゴく嬉しいです!』
『もう……なにもいらない……』

 四天王たちの弾けるような歓喜の声。

「……さっさか行って真駆を倒してこようぜ……」

 その声に背を向け、何故か周囲に暗いものをまとわりつかせながら暗い声でボソッと呟くサイトさん。

 目元が座り口元が少し歪んだ表情に、ボクは二人の真王たちの間で綱渡りの日々を送るサイトさんの日常を思い出し、少し胸に痛みが走る。
 きっとこの暖かくも優しい光景に耐えられないんだ。

「そうだな。敵が城で待ちかまえているなら赴くのが流儀!」
「お供します、ガルド様」

 漆黒の鎧をまとい黒騎士然としたガルドさんと体の線にそった真紅の法衣に身を包んだ美貌の女魔導師のメルレーンさんが青空に舞う。

「それじゃぁ皆、私の留守は頼んだよ」

 その絵になる二人に続き、幾何学的な美しさを魅せながら金色の装飾が映える漆黒の細身の鎧をまとうドラグさんが軽やかに空を駆ける。
 最後に革鎧を身にまとうサイトさんとボクは、飛行の呪文により中に浮かぶ。

「あの口からまた火を吐くなんてことはないだろうな?」

 サイトさんが疑問を口にするが、

「その時は魔法でどうにでも対処できますから安心してください」

 メルレーンさんが凛とした声で応える。

 上空に浮かぶ真駆の居城、巨大な機械竜こと竜宮城ドラゴンパレスからは先ほどのような攻撃はない。

「神屋サイトくん」
「ん、なんだよ?」

 ドラゴンパレス目指して飛ぶ中、ドラグさんがサイトさんに声をかける。

「もし私になにかあったら、あの子たちのことは頼む」

 眼下で街を守る体制で待機する四天王たちに目をやり、ドラグさんが少し寂しそうな表情で言葉を紡ぎ出す。

「……なにいってんだお前? あの子たち置いて先に逝く気かよ」

 サイトさんがなにかを察した、少し険しい表情で応えるが、

「君にしか頼める人がいないんだ。あの子たちも君になら……」

 なにかを決心したドラグさんの顔には、どうしようもないことに対しての精一杯の優しさが溢れだす表情が浮かんでいる。

「……先に逝かせるなんて真似はさせねぇ。絶対にな」

 サイトさんは険しい顔はそのままで手短に応える。

「すまないね」

 ドラグさんの口元から笑みがこぼれる。


 やがてボクたちの体はドラゴンパレスの口元の高さへと到達した。

「やけに静かですね?」

 迎撃や炎の攻撃も考えていたボクたちだけど、ドラゴンパレスからはなんの攻撃もなかった。

「お出迎えはなしってか?」
「油断するな。あの中は真駆の領域だ。なにがあるかわからん」

 口の中へと侵入するために静かに近づきながら、サイトさんとガルドさんが互いに呟く。

 中は暗い輝きを放つ金属的な材質の壁で覆われ、青白い光が随所に放たれる、まるでホラー系のSF映画にでてくるような感じだ。
 足元には霧か靄みたいなものが流れ、いやが上にも不気味さを煽る。

「足元になにかあってもこれじゃわからんな」
「この中を移動中も浮いている方が得策でしょう」

 ガルドさんの言葉に的確に応えるメルレーンさん。
 確かに落とし穴なんかあったらたまったもんじゃない。

「敵影はない。じゃあ奥に進むか」
「ちょっと待ってくれ」

 周囲の状況を確認後、サイトさんが奥に進もうとするが、ドラグさんが声を上げた。

「……なんだよ?」

 不満げな声で応えるサイトさん。

「サイトくん、君、今でも真王の短剣を出せる?」
「ああ、いつでも出せるけど」

 ドラグさんの質問にサイトさんが事もなげにいうと、差しだした両手それぞれに奇怪な形状の真王の短剣が突如出現する。

 真王の短剣、それは唯一真王の命を絶える武器でもある特殊アイテムで、サイトさんが持っているのは真姫ちゃんと真歌さんのものだ。

「一つ貸してくれないか」

「なんでだよ?」

「一人が二つ持っていてもそのものが倒されてはもう真駆に対抗する術はなくなってしまうが、一本づつ別のものが持てば、たとえ一人が倒されても万が一にでももう一人が真駆を討てる」

 一人を犠牲にしても目的を達しようという残酷なドラグさんの提案。

「お前……」

 その提案の意味するものに言葉を失うサイトさん。

「頼むよ」

 少し寂しさのこもった優しい笑みを浮かべ懇願するドラグさん。
 サイトさんは目を伏せ、少し考えたあと、ドラグさんの片手に一本の短剣を手渡した。

「あ!」

 突如目の前から消え失せる短剣にボクは声を上げた。

「なんで?」

 サイトさんも理解できない表情で今確かにドラグさんに真王の短剣を手渡した手を怪訝な顔で見つめる。

「くくく……」

 ボクたちの驚愕の横でくぐもった笑い声をドラグさんが上げる。

「なにがおかしい?」

 笑い声が癇に障ったのか、サイトさんがむっとした声を上げドラグさんを睨むと、

「いや、君はつくづくあの方たちに愛されているな、と。そんなことをね」
「どういうことだ?」

 噛みつくようなサイトさんにドラグさんは笑うのをやめ真面目な表情で、

「真王の短剣は、真王たちを唯一倒せる武器だ。その武器を他者に託すというのは、半ば生死の選択権をそのものに預けるといってもいい」

「確かその話、前に……」

「サイトくん、君は真姫様と真歌様にとって、いつ自分を倒してもいい、自分の運命を預けるような存在と認められたんだ。だから君にはその短剣を自在に使いこなすことができる。さっきなくなった短剣をまた出してみろ」

「こうか?」

 その言葉にサイトさんが軽く念じると、空の手に再び短剣が現れた。

「今君は短剣と一心同体の身となっている。もし君が手放そうとしても君はすでにあの方たちに受け取るという了承を与えてしまった。だから君の一存で手放すことはできない」

「つまりはどういうことだ?」

「サイトくん、君は色々と誤解しているようだが、あの方たちは君をいたく気に入っている。むしろ愛しているといっても過言ではない。だから君がどんなに拒んでも、あの方たちからの束縛から逃れることはできない」

「………………」

「考えてもみたまえ。真王であるあの方たちがもし本気で君を倒そうと思えばいつでもできた。そんな青痣ではすまない程度にね。その痣はあの方たちの愛情の証でもある。いわば子供が駄々をこねて甘えてるのと同じだ」

 ドラグさんの言葉に青痣の残る頬に手をやり複雑な表情で俯くサイトさん。

「選ばれなかった私としては、正直君が羨ましいよ」

 爽やかな笑顔のドラグさんの言葉には影があった。


 竜の口から入り首の中と思しき通路を歩いている中、観測機械のようなものと戦い手応えもなく簡単に撃退できた。だけど通路はまだ続いている。

「しかし本当にこのまま進んでいいものなのか?」

「私の魔法感知ではこの先に高エネルギー反応がありますが、途中には全く反応しません」

「そこが真駆のいる場所ということか?」

「そのようです」

 ガルドさんの言葉にメルレーンさんが的確に答える。この二人もいつもは凸凹感が凄いけど、こうやって実務になると適材適所な活躍を見せるのは凄いと思う。
 メルレーンさんが探索、支援を行い、目標と定めた箇所にガルドさんが的確に攻撃。
 このコンビネーションなら早々は崩れないし、相手を撃破しやすい。

「この先から冷気が流れこんでくるけど、それも関係あるのか?」

「確かに前よりも肌寒いですよね」

 サイトさんが言うように前よりも気温が下がってる。

「マト、無理すんなよ。お前は一般人なんだからな」

 そう言うとサイトさんは軽くボクに触れる。
 すると体の周りになにかが張られたように、寒さを感じなくなった。

「あれ、寒くない? なにやったんですか?」

「対冷気呪文。よくゲームにも出てくるだろ。冷気攻撃から守るああいうの」

「なるほど! 便利なものですね」

「魔法だって戦闘時以外使っちゃいけないわけじゃないしな。使える場面では使えるものを使ってこうぜ」

「そうですね。ありがとうございます!」

 サイトさんの言葉に少し嬉しくなった僕も笑顔で応える。少しはにかむサイトさんが頼もしくも可愛く見える。

「この先巨大空間、高エネルギー反応あり!」

 通路を凝視するメルレーンさんの口から鋭い声が走る。

「この先に真駆がいるのか」

「可能性は極めて高いです」

「じゃあ、俺たちも覚悟を決めるか」

「はい!」

 ガルドさん、メルレーンさん、サイトさん、そしてボクが声を上げる。いよいよ決戦の時だ!


 狭く暗い通路に先に、突如開けた空間が現れた。

 そこはドーム天井を持つ広大な場所だ。まるでドームのスタジアムにきたような感じ。
 周りは客席の代わりに奇怪な機械が収まっている無数のカプセルが置かれ、不可思議な蒼い光が放たれている。
 そして対面の、ちょうどスクリーンがある場所には高台の上に鎮座する澄んだ藍色の輝きを放つ宝石のようなものでできた玉座が置かれ、そこにいるのは……

「よく余の居城へときてくれたね」

 凛とした、でも愛らしい口調の少女らしき声が響く。

 細く伸びた白い手足、ほっそりとした体を覆う白衣は冷気と共に漂う微風に優雅にたゆたう。
 ボクたちに向けられた少しつり気味の眼には黒真珠のような輝きを放つ瞳が輝き、小ぶりな整った鼻と余裕に微かに歪む口元には愛らしい薄紅が塗られている。

 その愛らしくも小悪魔的な雰囲気を醸し出す顔はセミショートの黒髪に彩られ、いやが上にも大物感を漂わせている。

「余が真駆だよ、勇者さんたち」

 この子が真駆……

「あの小娘が真駆、だと?」
「外見に惑わされてはいけません、サイトさん。元々真駆には固定の姿はない、と、真姫様がおっしゃっていましたから」

 サイトさんの問いにメルレーンさんが答える。
 そういえば、少し真姫ちゃんに似てなくもないな。

「たぶん、私たちを動揺させるために誰かの深層意識にある、愛しいものの姿を借りているだけかと思われます」

 冷静な声で自身の分析をのべるメルレーンさん。

「誰かの愛しいもの、かぁ?」
「そういえば真姫様に似てなくもないね」

 サイトさんの呟きにすかさず突っこむドラグさん。

「い、いや! それはないでしょ、絶対!」
「じゃあサイトさんって真姫ちゃん嫌いなんですか?」
「そうじゃなくってさぁ!」

 ボクの問いに必死になって抗弁するサイトさん。

「でもあれって、サイトさんの深層意識を読んだ結果なんですか?」

 険しい表情のメルレーンさんが怪訝な声で呟く。

 そういえば、真姫ちゃんみたいな娘が好きな人が……

「……可愛い……」

 ドスの利いた低い男らしい声の呟きが聞こえる。

 ボクとサイトさん、ドラグさんと、傍から見ても険しいのがわかるメルレーンさんの視線が、ある一点に集中する。

「……尊い……これぞ……」

 呆けたように呟き続ける身長2m越え、全身黒光りの重甲冑に身を包んだ黒竜の化身、黒騎士でありこの世界の勇者でもあるガルド・ベルグさん年齢不詳。

「おい……」

 サイトさんが呆れたような声をだす。

「……一つの美の……形……」

 その声を無視して恍惚に浸る武骨なおっさん。

「いい加減目を覚ませ堕竜!」
「うっ! うごぉぁぁぁぁぁ」
 サイトさんの一撃が呆けた表情で立ち尽くすガルとさんの下っ腹へと炸裂する。ガルドさんの口元から溢れるキラキラと輝くなにか。

「あれはお前を油断させるために作った外見だっていうのに気づけよ!」
「な、なんだと……?」

 サイトさんの怒鳴り声に我に返るガルドさん。

「そう、余の姿は勇者、君が好きそうなものの姿を借りたんだよ。君、真姫のことが気に入ってるようだから、同じような姿にしたんだ」

 楽しそうにはしゃぎながら得意気に話す真駆。

「つまり……我を弄んだ、と」

 俯いたままのガルドさんから深く沈んだ声が轟く。

「だって君、まともにぶつかりあったら派手に壊しそうだし万が一もあるしさぁ。だ・か・ら、少しでも全力出させないようにしようかなって」

 玉座にふんぞり返りながらボクたちを見下し、真駆がケラケラと笑う。

「そもそも真姫なんて相当な年増だっていうのにあの外見だからって可愛いふりしちゃってさぁ。まぁ、余のように姿がない存在だとそんなの関係ないけどね!」
「……待て……」

「は?」

「我の好みに対しての侮辱は敢えて聞き流そう……だがな……今のは聞き捨てならん」

 調子に乗りベラベラと喋りまくる真駆の言葉を遮るようにガルドさんの重々しい声が巨大な空間に響き渡る。

「真駆、お前の外見のことなどどうでもいい。だがだ、今貴様は真姫様のことを侮辱した! あの愛らしくも神々しい方を罵り、あまつさえその姿を我を弄ぶための道具として使った!」
「だからなんだよ」

 ガルドさんの非難の声に憮然とした声の真駆。

「今我は勇者としてではなく、一人の男として、そして真姫様の純粋なファンとして、今ここで貴様を討つ!」

 ビシッと真駆へと指を突きだし、高々と声を上げる勇者ガルド・ベルグ!
 一見するとかっこいいけど、口上セリフがどうみても熱烈なファンがアンチに喧嘩を売っているようにしか聞こえないのが残念すぎる!

「だと思ったよ。だからここまで君たちを誘いこんだんだ。通路で各個撃破されるのもやだからね。出てこい、余の下僕たち!」

 真駆の声に反応し周囲のカプセルから一斉に煙が噴き上がり白銀に輝くロボットたちが解き放たれた!

 白銀に輝く翼をもつ機体や多数の足で歩行する機体、手が刃物でできてる機体とか様々な外見だけど、そのどれもがボクたちに向きを定め、今にも襲いかからんと歩みを進めてくる。

「一度にこれだけの数を相手にするのですか?」

 少し動揺したメルレーンさんの声にサイトさんが、

「安心しろ、奥の手がある。少しの間、時間稼ぎ頼むぜ」

 そういうと一歩前に出て、右手を上げる。

 悠然とした表情で見下ろす真駆。

 サイトさんはその姿を凝視し、深く息を吐く。

「鬼甲!」

 前に突きだした右腕がほとばしる焔に包まれ、武者がつける赤い手甲へと変わり、焔は胸に、胴に、左腕に、脚へと走り赤い鎧へと変わり、最後の額から一対の焔の角がほとばしる。

 ボクとメルレーンさんは空中へと退避し、ガルドさんとドラグさんはそれぞれに武器をかまえる。

 その様子に真駆は周りの機械群に号令を下すべく右手を挙げ、

「鬼族、将来!」

 右手を上げ高々と号令の声を上げるサイトさんに応えるように、微かに流れる雅楽の音と共に、サイトさんの背後には無数の人魂たちが現れる。
 真駆はつまらなそうな視線を送り、号令のために上げていた右手を振り下ろす。
 その動きに反応し、周りの機械群は一斉にサイトさんたちへと襲いかかる!
 刃を振りかざし襲いかかる機械をガルドさんのパワーフィストの一撃が粉砕しドラグさんの剣が地を這う機械を串刺しにして機能停止に追いこむ。
 メルレーンさんが無数の火球を撃ちだし翼をもつ機械を墜とし、ボクはメルレーンさんを防御シールドでカバーする。

 でも次の敵がボクたちに襲いかかる。

『数が違い過ぎる!』

 ボクは心の中で叫んだ刹那、目の前の機械が何者かに射抜かれる。
 ボクは眼下に目をやる。
 そこには頭に一本の角を宿した青白く半透明の武者が今しがた弓を放った姿でボクを見ている。

 それだけじゃない。

 至る所に幻とも亡霊ともつかないものたちが機械群相手に戦っている!
 あるものは鎧武者の姿で、あるものは騎士然とした甲冑を着こみ、あるものは現代武装と銃で武装し、あるものは毛皮をまとい戦斧を手に、陣太鼓や銅鑼、ホルン、様々な楽器の音を背景に、激しい戦いを繰り広げていた!

「間に合ったな!」

 サイトさんが声も荒げて叫ぶ!
 この状態のサイトさんは一歩間違えれば自我を失い暴走する危険性もある。
 だけど、今のサイトさんなら大丈夫。

 鬼の戦士たちはサイトさんの指揮の下、機械群の攻勢を防ぎつつ真駆への近づいていく。

 でも……

「おかしい……」

 ボクは以前の鬼族将来の時とは違うことに気がついた。

「敵が倒されても亡霊にならない」

 それはサイトさんも気づいているようだった。

「ようやく気づいたんだ。なんで余がこの場を選んだのかってね」

 真駆がケラケラ笑いながらサイトさんに嘲りの視線を投げる。

「余の下僕は機械。そしてサイト、君の力は鬼、つまり亡者を自らの手勢として甦らせ味方にする力。魂のない機械を味方にすることはできないよ」

 ケラケラと真駆は笑う。

 確かに鬼の戦士たちに機械は倒されているけど、次から次へと新手が出現し、戦力バランスが一気に変わることはない。
 むしろ戦士たちがやられている姿も……

「だったらぶち壊せばいいのだろう! より効率的にな!」

 前衛で拳を振るい多数の機械を倒しているガルドさんが雄叫びを上げる!

「こんなのをチマチマ倒すよりも、我が力により一掃してくれるわ!」

 そう叫ぶとガルドさんの体が渦巻く黒紫のオーラに覆われ巨大な渦へと膨張し、光を放ち一気に弾け飛ぶ!
 微かに漂う黒紫のオーラの残糸に佇む巨大な影。
 全身を漆黒の鱗に覆われ、背中には蝙蝠を思わせる一対の巨大な翼、大地を踏みしめる頑強な両手足、無数に生えた鋭い角と、すべてのものを噛み潰せそうな牙を備えた暗黒の竜、ガルドさんの本来の姿ともいえる黒竜そのものだった。

「ちっ!」

 その時初めて真駆の顔が歪んだ。

『これは……純粋な破壊力に対して真駆は弱いんじゃぁ』

 ボクはそう考えた。

 眼下ではサイトさんの呼んだ鬼の戦士たちが黒竜となったガルドさんの加勢の下、勢いを取り戻していた。
 ガルドさんが地上の機械たちを蹂躙して進む中、周囲の敵を各個撃破しながら鬼の戦士たちも善戦している。
 機械群の加勢は現れるが、そのたびにメルレーンさんが上空から火球を飛ばしては粉砕し、ガルドさんたちを援護する。
 ドラグさんも鬼の戦士たちの陣頭に立って戦い、サイトさんは戦士たちの指揮をしながら、自らも剣を振るい機械を倒していた。

「お前、前よりも技の切れがいいな」

 以前よりも勢いもスピードもあるガルドさんの戦いぶりにサイトさんも賛辞を贈る。

「そうよ! 我は日々鍛錬を怠らず、己が力を蓄えつけてきた! 以前とは違うのだよ、以前とは!」
「どっかのおっさんかよ」

 戦いながら軽口を上げる二人。

「もうすぐだ! 我が黒焔の射程に真駆を捉えさえできれば、奴の動きを封じることくらいはできる。その時は神屋サイト、頼むぞ!」
「ああ、任せろ!」

 黒竜ガルドさんと赤き鎧をまとったサイトさんが並んで戦い続ける。

「あと一歩!」

 ガルドさんが一歩進めようとするが、真駆は機械群の壁を作りそれを阻む!

「私が!」
「えっ? メルレーンさん!」

 メルレーンさんが上空を離れ、壁の近くまでおり、

「この距離からなら、たとえ大呪文ではなくても!」

 そう叫ぶと、杖の先端からは無数の火球が放出され、壁となった機械群をことごとく粉砕し、

「でかしたメルレーン!」

 ガルドさんは一言叫ぶと、体内に凝縮した黒焔を、一機に真駆へと放射する!

「やっ! ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 黒き焔の直撃を浴び絶叫する真駆。

「やったな!」
「やりましたね!」

 互いを見て微笑むガルドさんとメルレーンさん。

 だけど……

 真駆はまだ完全に身動きがとれないわけではなかった。

 近くにある機械から棒状の刃を奪い、ガルドさんではなくメルレーンさん目がけて投げつける!
 その光景を目にしたガルドさんが一瞬なにかを叫ぶ!
 振り返り事態を知ったメルレーンさんが驚愕の顔で凍りつく。

「ぐっ!」

 次の瞬間、メルレーンさんの腕からは血が流れ、そしてもう一人の体からも血が……

「ガルド様!」

 ガルドさんはメルレーンさんをかばう姿勢で真駆の攻撃を受け、その傷は額を傷つけ、右目を貫通し、その突端がメルレーンさんの腕をかすめていた。

「だ……大丈夫か、メルレーン……」

 意識が朦朧としているのか、ガルドさんの声には力がない。

「大丈夫です……ガルド様のお蔭で……」

 メルレーンさんは今にも泣きそうな表情でガルドさんの大きな頭に縋りつく。

「お前はいつもこうだ……だから前に出るなと……」

 ガルドさんの声が次第にかすれていく。

「でも、今回はわざとじゃないんです……」

 すすり泣く声でメルレーンさんが呟く。

「今までのはわざとだったんかい!」

 突如生気を取り戻し大声を上げるガルドさん!

「……いや、でもお前が無事でなによりだ……」
「ガルド様……」


 黒焔に飲まれ、全身が焼けただれた真駆の指揮を失った機械群は沈黙し、、今誰も真駆を守る者はいない。

「悪いがこの世界を救うためだ」

 真駆の元へと昇っていったサイトさんの手には真王の短剣が握られている。
 体の半分が消失に、まだ再生しきれていない部分も黒い影が随所に見える姿で、真駆は憎らしげにサイトさんを睨みつける。
 短剣を握るサイトさんの表情には色々なものが浮かび、やがて意を決したように一歩前に出るが、

「待ってくれ」

 真駆とサイトさんの間に一つの影が舞い降りる。

「……どういう意味だ、ドラグ?」

 サイトさんが目の前に降り立ったドラグさんを睨みつけ、言葉を吐きだす。

「真駆の討伐は私が許さん」

 ドラグさんはいつもの笑みを浮かべることなく、生真面目な表情で言葉を述べた。

「なに考えてんだ、テメェ?」

「私はね、サイトくん。真王の短剣が必要なんだ」

「はぁ?」

 ドラグさんの言葉に困惑するサイトさん。

「私はね、ただ真歌様のために勇者候補となり、様々な冒険を繰り広げ、そして破れてその任を解かれた」

「以前マトが話してくれてたアレか」

「そうか、聞いていたのならば話は早い。私は私を捨てた真歌様を倒したい。以前は君にその希望を託していたが、君ではそれができないとわかった。だから私は自らの手で真王の短剣を手に入れる」

 ドラグさんの声に凄味が増し、白く端整な顔が一瞬憎悪のために歪む。

「だから真駆に取り入ろうってか?」

 サイトさんが侮蔑の色がこもった言葉を投げつけるが、

「君だって真歌様を助けたからこのような関係になったのだろう。ならば私とて」

 ドラグさんとサイトさんの会話。なんか聞いてるとムカムカしてきた。
 別にサイトさんは真歌に取り入ろうとしたんじゃなくて、ただ真姫ちゃんの命令で真歌を倒すのが嫌だっただけで、好かれたのはただ結果論なのに!

 そんなどうにも計算づくな会話がなされている横で、真駆が熱い瞳でドラグさんを見つめている。

 まさか、この子も……

 真駆の様子はドラグさんもサイトさんも気づいたようで、二人も視線を真駆に向けるが、その最中でも真駆の瞳はドラグさんに釘付けとなり、

『!?』

 凄まじく激しい光が真駆の目から迸りはじめ、二人が不可解なものを見つめる視線の中、

「チーン! 出ました~!」

 そう叫んだ真駆の目にはハートマークが浮かび上がる!

「……昔のロボットものかよ……」

 サイトさんの呆れ声と、ドラグさんになすりつけるように身を寄せる真駆。引きつった表情でそれを見つめるドラグさん。

「これは……どういう……」

 さすがに困惑の色を隠せないドラグさんを前に、そのあまりにも現金な様子の真駆をみて、サイトさんがなにやら気づく。

「ほぅ、なるほどぉ」

 ニヤニヤ顔のサイトさんに困った顔のガルドさんは、

「なにか思い当たることでもあるのか?」

 真剣な声で尋ねるが、サイトさんはニヤついて声で、

「真駆な、現創界の侵略に乗り出したのは、この世界の様々な製造技術に目をつけてのことだっんだ。こいつにとってはデーターが重要らしいからな」

「それが私と関係あるのか?」

「ただな、この現創界の技術レベルっていうのは、ドラグ、お前よりも全般的に低いんだ」

 サイトさんの言葉の意味がわからず、困惑した表情のドラグさんだったが、なにか察した表情となり、

「つまり、現創界の侵略とお前一人を手に入れるならどちらが得かを計算したんだろう。よかったな!」

 サイトさんの言葉に驚きの表情を浮かべ、その身に縋りつく真駆をマジマジと見、なにかを懇願する顔でサイトさんに視線を戻すドラグさん。

「やはり世の中は計算通りにはいかんなぁ……いやぁ、大変大変」

 サイトさんは他人事のように空中を見ながら呟くが、

「待て。私にはまだ心の準備が!」

 縋りつく真駆から離れようとするドラグさん。

「四天王たちへの伝言は任せてくれ。お前は現創界を救うため真駆にその身を捧げた。そういっとくから」

 サイトさんがわざとらしい悲しみの表情を浮かべながらそういうが、ドラグさんはどうにも言い切れない顔で、

「神屋サイト、君を決して許しはしないぞ!」
「なんかここ薄れてねぇか」

 ドラグさんの怒号を無視し周りを見回すサイトさん。
 確かに周囲の壁が薄くなり、青空が透けて見える。

「真駆の力が弱まってるのか。メルレーン、ガルドはどうだ?」

 サイトさんはメルレーンさんとガルドさんに目をやる。
 すでに人間態に戻っているガルドさんを愛おしそうに抱きかかえるメルレーンさん。
 ガルドさんの意識はまだあるみたいだ。

「飛行の魔法、大丈夫か?」

 優しい声で尋ねるサイトさんの声に静かに頷くメルレーンさん。

「じゃあ任せた」

 世界の危機が去ったことに穏やかな表情を浮かべるサイトさん。

「あ、やめて! ちょっ、ちょぉぉぉぉぉぉ!」

 その後でドラグさんの絶叫が響き渡った。



 次第に上空を覆う巨大な機械竜の影は消え去り、そこから勇者たちの一行が大地へと厳かに降りたった。

 地上では国王をはじめ王城や王都の人々が集い、四天王たちの巨大ロボが片膝をついて勇者の帰還を出迎える。

 大地へと降りたった勇者ガルド・ベルグは、深く傷つき、すでにその意識は消え去ろうとしていた。

 勇者は遠巻きにした人々の中、ただ世界を一瞥し、眠るように瞳を閉じた。


 伝説ではこんな風に語られる場面なんだろうけど、ボクはサイトさんとガルドさんのやりとりを聞いていた。

「我は……勇者であったか……」

「ああ、俺より立派な勇者だよ」

 ガルドさんの問いかけに真面目に答えるサイトさん。

 するとガルドさんからはくぐもった笑いが漏れ、

「ならば今回は我の勝ちだな……」

 ガルドさんはそういうと言葉を閉じた。

「そうしとくよ」

 苦笑い気味に応えるサイトさん。

 こうしてボクたちの現創界の冒険は終わった。


 真姫ちゃんと真歌のいる部屋に戻ってから大変だった。

「なんで真駆を倒さないばかりか、ドラグくんまで寝返っちゃったのよ!」

「あのものは所詮そのようなもの」

「そもそもアンタがドラグくん捨てなきゃこんなことにならなかったんだからね!」

「おお怖い。これだからただ狂暴なものは困る。それに比べてサイトは……のぅ」

「あんたも少しはビシッとしなさいよ!」

 そういうと真歌は正座で俯きつづけるサイトさんにしなだれかかる。それを見てさらに怒る真姫ちゃん。
 真姫ちゃんと真歌の喧嘩の非難を一身に受けるサイトさん。ただその表情が以前ほどゲンナリはしていない様子なのが少し腹が立つ。

「そうだ! 伯父様に相談さればいいんだわ!」

 真姫ちゃんが閃いたといわんばかりに顔を輝かす。

「伯父様って、あの?」

 真歌が不安げな表情で尋ねる。

「そう! だから二人ともお使いよろしくね」

 にこやかな顔の真姫ちゃん。

 ボクたちに安らぎの時はないようです。

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スペースウォーリアーRPG・新規実装人種ゴウバント人

2023-04-05 12:40:53 | スペウォーRPG記事
 今回はパンプキンファームで展開している宇宙冒険もの企画"スペースウォーリアーRPG"の新規実装人種のお知らせです。

 新規実装人種、その名もゴウバント人!

 獣人族のガンバント人の亜種ですが、男女ともに俊敏そうな体躯の直立した肉食獣タイプ。

 戦士点に+1で速度は速で寿命は60歳前後です。

 人種スキルとして"戦闘センス"の獲得も可能です。

 なお"戦闘センス"の内容は以下の通り。

◎戦闘センス タイミング:常時 回数:なし スキルなし:不可 重複:不可
・系統:戦士  効果:白兵攻撃点と防御点に1点を常時加算できます。

 ガンバント人が頑強なのに対してゴウバント人は攻防共に優れた白兵戦型の戦士系です。

 その性質から前衛の戦士や兵士として活躍できる素質があります。

 後日新規データーとしてルールブックの方にも追記しておきますので、使いたい方は使ってください。

 ではでは~☆

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【ゲーム制作】GATE NO./・制作怪調!

2023-04-01 07:51:04 | ゲーム制作
 ロボット好きなミンナ~☆

 ロボットがかっこよく活躍するゲームは好きかなぁ?

 そんな君にはこれ!

 "GATE NO./(ゲートナンバー・スラッシュ)"! 

 

 え?

 "/"部分が1にしか見えないって?

 
 ……そんなこと気にすんなよ、俺たちの仲だろ?


 というアホな戯言はいいとして、ロボゲーですわよお兄様☆

 そう、ロボゲーだ。

 パッケージの雰囲気から某コアとか某ミッションとかヴァルってたりなにかが落ちた地みたいなものを連想するだろうが、このゲームは一味違う。

 ロボを使った街開発型のビルドゲーなのだ!

 

 うちの宇宙冒険もの企画"スペースウォーリアー"をご存知の方ならこのロボットがなんなのかおわかりですね。

 そう、作業ロボ"アクト・モビル"の小型機体"ダグダック"です。

 作業ロボ故に作業するのは当たり前。

 建設のために使われる大小様々な作業ロボ"アクト・モビル"たちを使い、惑星クースクの開発都市"ガリバラング"の番号もない"/"地区の都市開発担当者として就任した君により、自分好みの街を作っちゃおうというゲームなのです。

 「そんなのなんちゃらメーカーとか某シムとか色々あったじゃねぇか?」

 という方もおいでだろうが、このゲームは作るだけで管理丸投げでOK!

 最初に補修整備予算さえぶちこんでおけば助手が勝手に補修や整備をしてくれるために君は建設や製造、そして生活に専念できるのだ。

 もし予算がなくなれば助手がそのことを報告するだけで、あとは追加予算を投入するかどうかは君の判断1つだ。

 ちなみに補修費をケチれば街は見る間に荒廃していくので、その衰退っぷりを眺めるのもよし。

 そして超美麗な3DCGで描かれた建設可能な建物は、一般住宅からオフィスビル、商業ビルに工場など多岐に渡り、それも階層化できる様々な土台や建築資材によって、多層構造を持つ街にも、見晴らしのいい住宅街にもできるのだ。

 さらに建設で使える機体は最初は"ダグダック"などの小型機体だけだが、資金獲得により高所での建設も可能な飛行機体やより重量物の建設、運搬が可能な大型機体なども購入でき、建設できる幅も広がる。

 建築物の内容により住民となる様々な移住希望者たちが集まってくる。

 住宅街なら夫婦ものや親子などの家族連れが多く、歓楽街ならバーテンダーやホスト、ホステスさんなどが多く、犯罪都市ならマフィアやより物騒な人たちが集まってくるため、建てる建築物によっては/地区は天国にも地獄にも変わる。

 またゲームを進めるうちにも地区内法律の制定をはじめ、扱える物品の是非や食堂などのメニュー開発、ファッションから住める住民の種類の限定と様々な事柄が決められるため、まさに君好みの街を作り出すこともできる。

 時おり街を襲う天災や襲撃者などの存在もアクセントになるが、天災においては発生の有無や種類も決められるし、襲撃者に対してはなんと!

 襲撃者と交渉し、金品や物資、人材を取引して手を引いてもらうことも、むしろ襲撃者を他のプレイヤーの地区を襲わせる手駒として使うこともできる。

 さらにこれまだ超美麗な3DCGを駆使した一万人に及ぶ初期設定キャラクターの他、200人まで住民を自作することもでき、まさに君好みの外見、性格、声などを備えた住民たちを住まわせることもできるのだ!

 ちなみに住人のCG傾向もリアルタイプとアニメタイプ、萌え型など様々なタイプへの切り替えも可能で、君の好みに合った住民たちを眺めながらのシティライフも満喫できる。

 作った街の中ではその街の傾向に合わせた様々なイベントが発生し、中には住人たちとのロマンスや刃傷沙汰、犯罪事件、決闘なども起こりうる。

 だがなによりこの街では君が法だ。

 「スタープっ!」と大声を上げ止めるにかかる衛兵さんはいないのだから、君の好きにしたまえ。

 そんなこんなで作られているロボもの街建設型RPG"GATE NO./"!

 2024年後リリース予定!

 ちなみに作ってるのはこんなヤツです。

 

 みんな、それまで元気で待っててね☆


















 今日は4月1日、エイプリルフール!

 ウソついてすまん!
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