パンプキンズ・ギャラリー

パンプキンヘッドの日々の創作活動やあれこれを記したブログです。イラストなども多く、見て楽しめるかもしれません。

【ウィザード】ウィザード設定話・シー兵器その1

2016-11-17 21:04:29 | ウィザード
 今回は、以前ご紹介した夢幻世界”ウィザード”より、ウィザードたちを支援する乗り物”シー兵器”について。

 シー兵器、という名称ではありますが、必ずしも戦闘用の乗り物ばかりではありません。

 その外観、大きさは多岐にわたり、10m級人型ロボットもあれば、大小様々な船、空を飛ぶ小型戦闘機や小型ポッド、反重力で走行する地上車やキャンピングカー、果ては巨大潜水艦など様々で、一概にどれがシー兵器、という形状は断定できません。

 ただ便宜上ウィザードが搭乗でき操縦できる乗り物全般がシー兵器と呼ばれています。

 このシー兵器はいわばウィザードのための移動拠点ともなりうる乗り物です。

 多くのシー兵器にはラウンジと呼ばれる居住空間が備えられており、また内部空間を異空間にあるより広い空間へと接続させた”シフト空間”というものを持つものでは、その内部に小さな家並みの空間や、果ては都市を内包することもでき、外観が必ずしも内部の広さと比例しているとは限りません。

 ただこのシフト空間はややデリケートな性質を持ち、広ければ広いほどその管理などに労力を使うために、あまり力の強くないウィザードには手に余る存在であり、多くのウィザードはシフト空間を接続させても小さな家程度の広さのものが少なくありません。

 そしてこれらシー兵器はウィザードが得てきた経験値と交換によって獲得でき、そしてそれを整備、維持、発展させていくにも経験点を要します。

 そのため旅をあまりしないウィザードなどはシー兵器を持つことも少なく、自然とシー兵器を持つものは夢幻世界を旅したり、ナイトメアやドリーマーとの戦いに馳せ参じ経験値を貯めることになります。

 シー兵器は大別すると以下の種類に分けられます。

●シーウォーリアー……10m級の人型ロボットです。丸い肩アーマーと半球状の頭部、太い四肢と頑丈そうな胴体部分をもち、コクピットは頭部にあります。腹部にはラウンジが設置されており、この中で一人のウィザードであれば長期間活動できるようになっています。
 比較的戦闘用に作られた設計で、その戦闘力は高く、多くの戦場で見受けられます。またシーウォーリアーだけで組織した冒険パーティーなども珍しくなく、キャラバンなどを守る傭兵団としても活躍しています。
 バリエーション機として、格闘戦に特化したシーグラップラー、水中戦闘に特化したシーネプチューンなどがあり、シーウォーリアー自身もシフト空間を搭載しない通常型とシフト空間を搭載した二型に分かれます。

●シーボクサー……10m級の人型ロボットです。シーウォーリアーと性質は似ていますが、こちらはより居住性を重視した設計となっており、確かに太い四肢を持ちますが、胴体部分は前面にキャノピーを配したボックス型の形状をしており、若干シフト空間とも接続しており、4人が余裕を持って暮らせる空間を持っています。
 長期の旅をするものや移動拠点として使いたいものが所有しています。戦闘に関しては射撃戦がメインとなり、シーウォーリアーほどではありませんがそれなりの強さを発揮するため、やや危険な探検などにも向いています。

●シーガル……7m級の小型戦闘機です。機体は三角形のデルタ翼となっており、機体後部に球形状のコクピットが配置されています。このコクピットに搭乗者がじかに乗るか、ウィザードを着た状態で搭乗したりしますが、多くはシフト空間を持たないので、長期活動には不向きです。
 戦闘力は空戦と宇宙戦に限っては高速で飛べることから艦載機、あるいは追撃機や迎撃機として使われ、数もそろえられるために、多くのキャラバンや艦隊などに配備されています。
 シーガルは改造度合いが激しく、初期型である一型、軽量化を図り搭乗者の足などが露出した二型、分離式のコクピットにした三型、四型は詳細不明、合体機能を持たせシーレギオンへの合体を可能とした五型、シフト空間を搭載し部屋程度の居住空間を得た六型、人型ロボットへの変形を可能とした七型があります。
 またバリエーション機として水中戦に特化した水中型シーガルなどもあり、獲得や扱いも容易なことから愛用者が多い機体です。

●シーポッド……直径3m、高さ5m程度の飛行する小型ポッドです。シーガルと似ていますが、飛行能力や戦闘力は格段に下がり、こちらは飛行、というよりは浮遊に近い速度で空や宇宙を飛行します。
 その多くの目的は居住可能な移動拠点として意味合いが強く、装甲も厚いことから攻撃を受けても致命傷になりにくい、シフト空間を内部に常時持っているので快適な長期生活が営める、獲得も扱いも容易なことから愛用者は多いです。
 一見シーガルと違い戦闘用ではないと思われがちですが、厚い装甲のために撃墜されにくい特性を活かし、移動砲台としても活躍する機体も少なくなく、また高い居住性から緊急脱出用ポッドとして艦船に配備される機体も少なくありません。
 またバリエーション機として水中用に特化した水中型シーポッドもあります。

●シーレギオン……全長10m、全高全幅ともに5mの小型高速戦闘機です。元々は翁と呼ばれる能力者のために作られた機体で、三機のシーガル五型が合体することによってシーレギオンとなり、シーレギオンが緊急時は即座に三機のシーガル五型に分離できる機構を有していました。
 このオリジナルともいえる機体では、内部にシフト空間を持ち、かなりの居住性を有していた機体ではありましたが、量産化による簡易化と扱い易さを優先し、内部にシフト空間は持つものの分離機能を廃した型と、三機のシーガル五型の合体分離機能は残したものの著しく居住性がなくなった型の二つの系統に分かれました。
 戦闘力はシーガルほどの速度ではありませんが高速で飛行でき、火力も三機のシーガルを合わせた以上のものがあり、また装甲も強化されていることにより、それなりの戦闘力は期待できます。艦隊戦では突撃艇として使われることも少なくありません。
 しかしどちらもそれなりに経験値を要するので、艦隊戦主体で戦いたいものや移動拠点として使いたいもの以外はあまり使いたがらない機体として知られています。 

●シーホーク……全長20m、全幅20mの高速飛行機です。機体各所に砲台を設置しており、空の要塞としても機能するよう作られています。シーガルほどではありませんが高速で飛行し、4人各自が暮らせる専用室やラウンジを持ち、高い居住性も兼ね備えています。
 さらにシーウォーリアー一機、またはシーガル二機を搭載するなどの母艦機能も持ち合わせており、空を飛ぶ移動拠点としても活躍しています。
 ただ惜しむらくはその獲得には多くの経験値を必要とするために、一般にはあまり普及していない機体ともいえます。

●シーデルタ……全長100m、全幅100mの三角形のデルタ翼を持つ大型の戦闘飛行機です。かなりの大型ですが飛行速度はシーホーク並みにあり、多数の火器を備えていることで、空を飛ぶ大型移動要塞としての機能を果たします。
 そしてその最大の特徴は、この機体が大型の人型ロボットへと変形できる、という点にあります。
 全高100m近い巨体のロボット形態は、機体各所の砲台や素手による攻撃、またエーテルで作られた巨大な剣、エーテルブレードなどによって戦闘を行います。この形態では移動力が激減するので、かなり接敵した状態でなければ変形しない場合が多いです。
 シーデルタは何度か大きな改造がされており、小さなコクピットロボットが変形し、中型ロボットにドッキングし、さらにそれが変形しシーデルタの艦橋となる多段階変形合体システムを持った一型、この複雑な機構を廃し、最初から艦橋を設け、そこで三人の搭乗者が操縦するようにした二型、さらに二型を改造しシフト空間を設置し、より居住性を増した三型があります。
 どの形態であれ、莫大な経験値を必要とするため、シーデルタ自体を所有しているものは限りなく少なく、その雄姿を見ることができたものは幸運ともいわれています。

●シースピナー……全長3mほどの小型半重力車両です。その移動速度はウィザードよりは早いですが、風などの影響を受けやすいので、その場合は速度を落とした走行となります。搭乗可能なのは一人で、街から街、あるいは市街地の中を移動するために所有しているものが大半です。
 戦闘能力はウィザードと大して変わらず、居住性もあまり変わらないので、ウィザードの代わりに使うものも少なくありません。
 これといった経験値も必要なく、望みとあればウィザードの代わりに夢幻世界の初めての機体として支給されることも可能なので、愛用者はかなりの数に上ります。

●シーキャンパー……全長10m、全幅4mほどのバスのような乗り物です。内部は快適な居住が可能な空間となっており、キッチンからシャワー、風呂、トイレ、さらに複数のベッドなどもしつらえており、複数名がこの中で長期生活ができるようになっています。
 機体によってはエーテルから物質を作り出す元素変換装置を搭載しているものもあり、メンテナンスとエーテル補給以外では無補給で長期旅に出ることも可能な作りとなっています。
 また内部にシフト空間を持つ機体はさらにその居住性が増し、小さな家と同等の暮らしが可能となっています。
 獲得にはさほど経験値を必要としませんが、その性質上戦闘向きとはいいがたいために、探検のための移動拠点として所有しているものが多い機体です。

 と、ここまで説明してきましたが、まだまだシー兵器に関しては他にも種類があります。

 でも今日はここまでとします。いずれ他のシー兵器をご紹介できたら、と。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました☆
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【ウィザード】ウィザード設定話・夢幻世界その1

2016-07-19 22:24:01 | ウィザード
 今回は、以前掲載した夢幻世界”ウィザード”の世界観の説明を。

 ”ウィザード”の世界は、現実の世界とは異なり、夢、あるいは黄泉の世界の物語です。

 それは現世での生活に疲れ、あるいは絶望した者の行きついた世界ではありますが、決して陰惨なものではなく、むしろ現実世界との接合点なども多い、あくまで現代的な世界観に基づいています。

 世界は全体的にほの暗い色彩で彩られ、いわゆる昼というものがありません。

 朝焼け、あるいは黄昏、そして夜の闇が世界を支配し、その世界は全体的に色彩を描いたモノトーン調の世界です。

 そこでは様々な者たちが生活しています。

 多くは夢幻世界の住人ですが、中にはウィザードや”翁”と呼ばれる能力者、また翁ほどではないけれど、特殊な能力を持つ者もいます。

 それらの住人たちは、多くは夢幻都市や夢幻街と呼ばれる市街地で暮らしています。

 この夢幻都市や夢幻街は、多くはキャラバンと呼ばれる施設を中心にして作られます。

 キャラバンの多くは、エーテルと呼ばれるエネルギー源が湧きだす泉の上に作られ、そこで得たエーテルをエネルギー源に、あるいは物質に変換する材料として使い、キャラバンや都市の活動を維持しています。

 多くの都市や街には結界が張られ、人々は敵勢力であるナイトメアやドリーマーの脅威から守られています。

 またこれらの都市や街は夢幻世界各地に点在し、それをエーテルロードや、夢幻列車と呼ばれる夢幻世界を走破する列車のレール、一般名称”夢幻軌道”によってつながれています。

 エーテルロードは都市や街のほか、いたるところに延びていますが、夢幻軌道は基本的には街々をつなぐために敷かれており、夢幻軌道の通っている都市や街には、夢幻駅という駅舎が建設されています。

 この夢幻駅は現在の駅舎とあまり大差なく、中央の駅ともなれば、いくつものホームが備えられた巨大ステーションともなりますが、地方や田舎では、廃駅と見まごうばかりの簡素な駅や無人駅なども存在し、様々な様式を見せています。

 ただし多くの駅にはキャラバンが併設されており、そこで旅の者たちの宿泊やエーテルや物資の補給、ウィザードやシー兵器のメンテナンスが行えます。

 また夢幻駅からは、各地に向かうための乗り合いバスである夢幻バスや環状バスが発車しています。

 夢幻バスは時には長距離移動などにも使われますが、環状バスは定期ルートを巡回するルートをとり、いわゆる市バスなどに近い作りとなっています。

 また都市や大きな街などには空港や港なども作られており、飛行型のシー兵器の発着や、船舶型のシー兵器の停泊などにも使われます。

 これらの施設が夢幻世界の大まかなものですが、夢幻世界は広大で、その世界には様々な世界が存在しています。

 まず夢幻宇宙。

 これはいわゆる宇宙空間ですが、そこにはエーテルと呼ばれる物質が充満しており、呼吸はおろか音も聞こえ、また従来であれば慣性の法則で減速することなく進む真空の理論とは異なり、エーテルによる減速も起こり、そのため夢幻宇宙を航行するシー兵器は、絶えずエーテルエンジンを動かし推力を噴射しなければならない状態となっています。

 またこの夢幻宇宙では、エーテルの補給が容易なために、多くはエーテルを吸入しながらの航行となり、そのため夢幻宇宙を航行するシー兵器の多くは、エーテルを集めるための収集装置と、エーテルから様々なものを作成する元素変換装置を搭載しています。

 この夢幻宇宙に浮かぶ様々な天体や居住区は、夢幻惑星や夢幻衛星、夢幻コロニーなどと呼ばれています。

 この夢幻惑星や夢幻衛星、コロニーなどは、様々な時代背景や技術力、そして様々な環境を持っています。

 ただ夢幻世界自体の技術レベルの差異はさほどないために、せいぜい都市部と田舎の技術格差、という程度が実際です。

 多くの夢幻惑星などは、前述のように暗く、昼のない世界となっています。

 これは夢幻世界自体に、巨大な恒星と呼ばれる存在が稀有なために、そのため夢幻世界には昼がないのです。

 夢幻宇宙では星自体が光を発します。

 それはたとえ惑星であれ衛星であれ変わりません。

 そして大気自体が朝焼けや黄昏、夜を作り出し、それが大気に乗って移り変わります。

 この惑星や衛星上に、夢幻都市や夢幻街が点在しているのです。

 また各惑星などには、”深海域ダグダラン”と呼ばれる海域へとつながる海洋や洞窟が広がっています。

 この深海域ダグダランとは、夢幻世界に共通して存在する海域であり、たとえどの惑星であろうと、海に潜り深海に辿り着いたものは、ダグダランへと至ります。

 ダグダランは深度10万メートルでも足りない深い海域を持ち、その中には様々な種族や怪物が生息し、また夢幻都市などが築かれています。

 ダグダランへの道は様々で、海に潜っていたら辿り着いたり、また都市部の水路の暗渠に入ったら辿り着いていた場合などもあり、一概にどことはいえません。

 ただ、ほぼ潜ればここに辿り着くとされているために、多くの者はあまり気に留めることなくダグダランへとやってくるそうです。

 そんな世界観から構成されている夢幻世界。

 いつかこの夢幻世界に点在する街々についても語れれば、と思います。

 そんな感じで今回はここまで。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました☆
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【ウィザード】ウィザード設定話・乗り物としてのウィザード編

2016-06-30 22:00:32 | ウィザード
 今回は、この前掲載した設定話”ウィザード”に登場する乗り物についてでも。

 ”ウィザード”に登場する夢幻世界には様々な乗り物が登場します。

 その代表は、題名にもなっている”ウィザード”。今回はこの説明をします。

 ウィザードは魔術師という意味でもありますが、その外観は、ややローブとマントをまとった人物の姿に似ていないでもないです。

 というのも、そのシルエットの多くは全高2m、幅90cmほどの縦型に立った棺桶、あるいは小型ポッドという外観をしており、その奥行きも1m歩かないかの小型のもので、一見するとそのシルエットだけ見ると、何かをまとった人影に見えなくもありません。

 その内部は快適な生活ができるよう温度調整、空気調整などがされており、たとえ外部の温度が高熱でも零度以下でも、内部では快適に過ごすことができます。

 また重力場の制御が行き届いているので、急発進急停止、急上昇、急下降でも内部では一切Gを感じることがなく、まるで動いていないかのような錯覚さえ覚えます。

 内部は一種の寝台となっており、そこで搭乗者は過ごすこととなります。

 機体内部の前面に設置されたモニターには外部の光景が映し出されたりもしますが、必要とあれば別の映像や、映像自体を浮かばせないようにすることも可能です。

 防音設備も充実しており、外部音声のカットも可能で、内部では非常に静かな状態で過ごすことも可能です。

 いわゆる文字通りの揺り籠であり棺桶でもあるような存在であり、現世での生に疲れたものの行きついた場所、ともいえる存在です。

 ウィザードは反重力装置によって、常に空中に浮いている状態をキープしています。
 
 この移動装置によって、空中を自在に飛行したり、地面すれすれを滑走したり、様々な移動を行うことが可能です。

 動力源はエーテルと呼ばれる流体物質ですが、このエーテル自体は夢幻世界の大気中にも拡散されているために、もしエーテル圧縮装置という装置を搭載しているのであれば、大気中からエーテルを補給でき、ほぼエネルギー不足には困ることはありません。

 そのほかトイレとして用がたせるトイレパックや食料や備品などを収納しておく小型収納庫などを内蔵していますが、これらは補充が必要なため、多くのウィザードは補給のために、宿泊施設でありエネルギー補給や物資補給、メンテナンスに利用できるキャラバンという施設を使うこととなります。

 キャラバンの概要は先の記事で紹介しましたが、キャラバン自体はウィザードたちで運営されている施設で、その利用に必要なのは、今までの夢幻世界で旅をしてきたり戦闘、探索したり生活した経験値で、その経験値はウィザードのコンピューターに記憶されていますから、そのデーターと引き換えに利用可能となります。

 キャラバンに定住している者には、この経験値による支払いは免除されており、代わりにキャラバンでの労働に従事することになります。

 夢幻世界にはウィザードのほかにも様々な乗り物が存在します。

 まずウィザードと同サイズでありながら、より高火力化を目指した戦闘用の”ソーサラー”。

 このソーサラーは、ウィザード以上の武装と防御力を誇り、強力な戦力としてキャラバンなどの防衛やナイトメア、ドリーマーとの戦闘に臨みます。

 そしてウィザードのバリエーション機として”ハイ・ウィザード”や”トライ・ウィザード”などが存在します。

 ハイ・ウィザードはウィザードの高級機で、性能の底上げがなされていて、先のエーテル圧縮装置やそのエーテルから物資を作り出せる元素変換装置を搭載しており、メンテナンス以外では、ほぼ無補給での旅が可能となっています。

 トライ・ウィザードは三人乗りのウィザードです。

 元来ウィザードは一人乗りですが、内部にシフト空間という、一種の異次元を作り出し、通常の空間以上の空間を確保することによって、複数名の搭乗と生活を可能としています。

 そしてそのウィザードたちを支援する装備としてユニットと呼ばれる存在があります。

 ユニットには、よりウィザードの性能を上げる機能があり、またその機能は各ユニットによって限定されており、格闘戦闘能力を上げたり、飛行能力を上げたり、水中航行能力や長距離旅行を可能としたりと様々です。

 代表的なものは、格闘戦闘能力を高めた人型の支援装備”ウォーリアーユニット”に、高速飛行を可能にする大きな飛行翼が特徴の”スカイユニット”、地上を高速で移動できる車輪が特徴の”ホイールユニット”、速度は遅いですが、いかなる環境でも移動を可能とする無限軌道型の”クローラーユニット”、水中航行を可能とする潜水艦型の”タグユニット”に長期間生活できる小さな部屋が魅力の”キャンパーユニット”。

 これらはウィザードを中心として装着するタイプで、その大きさは決して大きくなく、現在の乗り物でいえば、大型のバンくらいの大きさです。

 これらのユニットを”シフトアップ”という、その場に呼び出す能力を使うことによって召喚し、装着、使用します。

 そのため、地上ではホイールユニットで移動しながら、いざ港に着いたらタグユニットに換装して旅を続けることも可能です。

 多くのウィザードたちは、”エーテルロード”という、エーテルでできた道を使うことになっています。

 このエーテルロードは、いわば安全地帯でもあり、このエーテルロード自体に結界壁が張られているために、外部のナイトメアやドリーマーから襲われる心配は、まずありません。

 そのためあまり経験を積んでいなかったり、装備が弱いウィザードたちは、このエーテルロードを伝って各街やキャラバンを行き来します。

 またエーテルロードは光り輝いているために、常に薄暗い光景が広がっている夢幻世界では、いい道標ともなっており、そのためエーテルロード自体が各街へのガイドラインともなっています。

 ただ中にはエーテルロード以外の場所に赴いたり、夢幻世界で点在している遺跡や謎の場所にはエーテルロードが通じていないため、わざとエーテルロードを外れ襲われる危険に身をさらすものも少なくありません。

 そんな彼らにとって、ウィザードは我が家であり、冒険のための武器であり鎧です。

 彼らとウィザードは切っても切れない仲のため、仲にはウィザードと運命を共にするものも少なくありません(とはいえ、ウィザードが破壊されるような事態に陥れば、中にいるものもかなりの危険に晒されますので、結果は同じです)。

 今回はウィザードについて記述しましたが、いずれ夢幻世界の乗り物”シー兵器”についても書きたいな、と思います。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました☆
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

【ウィザード】ウィザード設定話その1

2016-06-19 21:29:27 | ウィザード
 あれはそう……

 何年も前になりますが、体を壊し仕事を辞めていた時期がありました。

 色々なものに絶望し、ただ毎夜寝る前につけていた、誰に見せるわけでもない長い話。

 それを私は”ウィザード”と呼び、毎夜、それこそ私の体が最終局面を迎えるまで書き続けていました。

 ウィザードとは、ある存在の名前でもあり、またそのものが乗る乗り物の名前でもあります。

 ウィザードと呼ばれるものになるには、いくつかの条件が必要となります。

 まず第一に、現世に絶望しているもの。

 第二に、しかし精神的にはまだ死んでいないもの。

 この二つが必要な条件で、それ以外は年齢性別種族の別なくウィザードへと転生することが可能となります。

 この転生時にはいくつかのものを失うこととなります。

 まず現世での命。

 ウィザードは転生時、現世を捨て夢幻世界と呼ばれる異空間への転生を行います。

 この夢幻世界は広大で、小さな街規模の場合もあれば、遥かな宇宙を越え、他の惑星やそれよりも遠い世界へと旅立つことも可能です。

 しかしその代償は大きく、現世での命は失われ、ウィザードの魂は夢幻世界に捕らわれることになります。

 そして夢幻世界に転生した際に最初に出会うのが、先霊翁と呼ばれる老人です。

 この老人は浅黒く痩せた体に、頭には土気色と赤色などがない混ざったターバンを巻き、その体は幾重もの青系統のローブでおおわれています。

 この先霊翁と出会うことにより、ウィザードに転生したものの多くは、夢幻世界での乗り物を与えられることとなります。

 乗り物の多くはウィザードと呼ばれる全高2mほどの一人乗りのカプセルのようなものですが、中にはシー兵器と呼ばれる、それこそ戦闘機や空中機動ポッド、中には大型航空機や10m級ロボットを与えられるものもいます。

 このシー兵器の説明はあとにするとして、多くのものは最初、ウィザードと呼ばれる乗り物に乗ることになります。

 このウィザードは、反重力装置により常時空中に浮かび、レーザーアームと呼ばれる光線状の触手によりモノを動かしたり攻撃したりもできます。

 またウィザードは一人乗りではありますが、その内部は快適で、冷暖房を完備し、重力場制御装置によって、たとえどういった姿勢であっても中に乗っているものにはその姿勢による不便さを受けることはありません。

 またトイレキットや食料などを備蓄しておく簡易収納庫も搭載しており、トイレはこのトイレキットを使えば解消でき、お腹がすけば簡易収納庫から食料を取り出せばいい、という仕組みとなっています。

 内部は極めて快適に作られており、肌触りのいい内壁はベッドに寝ているような感覚すら覚え、極めて居住性のいいものです。

 またウィザードは基本的に長時間活動できることを目的とした作りとなっているために、搭乗者はソファやベッドでくつろいでいる感覚さえ覚えます。

 内装前面部分は大型壁面モニターとなっており、ここに外部の映像やデーターなどが表示されます。

 そのためウィザードとなったものは、この中に身を預けながら世界を旅することが可能となっているのです。

 とはいえウィザードも機械である以上、定期的なメンテナンスを必要とします。

 その場合、各施設やより大きな乗り物に設置してあるメンテマシンという装置に入れておけば、数時間でメンテナンスや清掃、エネルギーであるエーテルの補給やトイレキットや食料の補充が行われます。

 ウィザードたちが宿泊、滞在する施設はキャラバンと呼ばれ、その多くは地下に存在していますが、地上にある場合もあります。

 キャラバンは幾筋も延びた通路で各部屋がつながり、小さなものも宿泊や滞在ができ、大きなものになるとその内部に街や都市規模の空間を持つものも存在します。

 また大きなキャラバンではウィザードやシー兵器の生産、開発など行われ、それらによるキャラバンの防衛も行われています。

 夢幻世界にはウィザードのほか、夢幻の住人と呼ばれる一般的な住人もいます。

 これらの住人は特殊な能力を持たない一般人で、ウィザードに乗ることもできません。

 ウィザードには防衛機構として結界というものが張れる能力があります。

 この結界は文字通り他の侵入を防ぐ役割をしていて、多くは防御のために使われます。

 結界は軽いものであれば結界膜、中程度であれば結界壁、最強クラスは結界鎧と呼ばれ、結界膜程度では軽い攻撃しか防げませんが、結界壁であれば大型兵器クラスの攻撃さえも、結界鎧であれば都市一つを破壊できるほどの強力な攻撃さえも防げます。

 ただ結界にも弱点があり、結界と結界が触れ合うことで相互干渉作用が働き無力化するという状態が発生します。

 しかし現在結界を張れるのはウィザードとそのほかの一部の敵だけで、多くの敵は結界を持たないために、ウィザードの圧倒的な強さがそこに発生しています。

 夢幻世界にもウィザードや夢幻の住人の敵となりうるものが存在します。

 ナイトメアとドリーマーです。

 ナイトメアは悪夢の残滓が生まれた怪物たちで、いわゆる悪夢の中に出てくるような醜悪な怪物の姿をしているものたちで、知能程度が低い代わりに頑健で、また強い格闘戦闘能力を持っています。

 ナイトメアは夢幻世界のいたるところで生まれ、また存在しているために、多くのウィザードたちはその討伐に駆り出されたりもします。

 そしてドリーマーは、これも悪夢の残滓から生まれたものたちですが、より人間的思考と技術力を持ち、シー兵器と同等の戦闘力を持つ兵器を駆使してウィザードや夢幻の住人たちを襲います。

 その姿は黒い影のような極めて細身の人間の姿をしているほかは誰とも区別がつかず、また使う兵器群も影のような黒い機体が多いです。

 ただナイトメアもドリーマーも結界を持たないために攻撃を受けたらそのままダメージを受けるため、結界による防御を得たウィザードと戦えば、圧倒的にウィザードの方が有利で、そのためウィザード一機で数体から数十体のナイトメアやドリーマーを相手にすることなど珍しくありません。

 しかし中にはハイドリーマーと呼ばれる存在がおり、どういった作用でか彼らだけは結界を張れるために、これらがでてくるとウィザードであっても苦戦は免れません。

 ただハイドリーマーの数は極めて少なく、その多くはドリーマーの軍団の軍団長クラスなので、一般的なウィザードがそこいらで遭遇する機会はほとんどありません。

 彼らと遭遇するのは、それこそドリーマーの一群と相まみえる戦場が一般的です。

 ですがドリーマー自体もナイトメア同様どこからも発生するために、多くのキャラバンや夢幻街では、シー兵器による警備と警戒を怠りません。

 そんな感じで作られているウィザードたちの世界。

 これからはこんな記事を気が向いたら書き綴っていこうかな、と思います。

 では~。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加