※この記事はまだ未調整のため、若干御見苦しい部分があると思います。調整には多少のお時間を頂きますので、その点を割愛してお読みください。
ここでは『ロウ・ガード』世界で戦う宇宙船についてお話します。
宇宙船とは、キャラクターが搭乗し大宇宙で戦いを演じる乗り物のことを指します。
宇宙船は大別すると特殊戦艦、戦艦、空母や巡洋艦などがありますが、それは後述するとしましょう。
なにはともあれ、宇宙船がなくては大宇宙を舞台とした戦闘はできません。
ここでは、その宇宙船の製作方法をお教えします。
●宇宙船の能力の説明
宇宙船には基本能力値とユニット能力値の2つの能力値が存在します。
また基本能力値には、体力点、戦士点、魔術点、盗賊点、商人点、砲塔点、出力、レベル、乗員、容積の10のメイン能力値と、攻撃点、防御点、移動点、シフトの4つのサブ能力値があり、製作した宇宙船ごとに異なる場合があります。
ユニット能力値には、中距離火力、長距離火力、格闘火力、防御力、移動力、旋回力の6つの能力値があり、それぞれの能力値は製作した宇宙船の基本能力値から割り出されたものを適用します。
基本的に製作設計に使うのが基本能力値、ゲームとして使うのがユニット能力値と考えてください。
それでは、各能力値の簡単な説明をさせていただきます。
・体力点……宇宙船の耐久力を表わします。宇宙船の大きさや重さも表わします。
・戦士点……宇宙船の基本戦闘力を表わします。攻撃点や防御点、移動点に影響します。
・魔術点……宇宙船のセンサーのよさなどを表わします。搭載しているコンピューターのよさも表わします。
・盗賊点……宇宙船の機敏さ、運動性能を表わします。ユニットの旋回力などにも影響します。
・商人点……宇宙船の威容や見た目を表わします。発見されやすいかなどにも影響します。
・砲塔点……宇宙船がどれほどの武装ができるかを表わします。高いほどより多くの武装を搭載できます。
・出力………宇宙船が産出、消費するエネルギー量を表わします。搭載するプラントによって出力は異なります。
・レベル……宇宙船がどの程度のパーツで構成されているかを表わします。月々の維持費にも影響します。
・乗員………宇宙船の運航に必要な乗員の数を表わします。
・容積………宇宙船がどの程度の装備や物資を搭載できるかを表わします。
・攻撃点……宇宙船の実質的な攻撃力を表わします。ユニットの各火力に影響します。
・防御点……宇宙船の実質的な防御力を表わします。ユニットの防御力に影響します。
・移動点……宇宙船の移動力を表わします。ユニットの移動力、旋回力に影響します。
・シフト……宇宙船のシフトできる距離を表わします。宇宙を旅するのに必要となります。
ここからはユニット能力値の説明です。
・中距離火力……3~5ヘクスまでの火力を表わします。
・長距離火力……6~8ヘクスまでの火力を表わします。
・格闘火力………0~2ヘクスまでの火力を表わします。
・防御力…………ユニットの防御力を表わします。
・移動力…………ユニットが1回の移動で移動できるヘクス数を表わします。
・旋回力…………ユニットが1回の移動で角度を変えられる回数を表わします。
以上の能力値を、これから説明する宇宙船の製作方法に従って決めていきます。
●宇宙船の創造
宇宙船を作る場合、まず宇宙船を構成する各パーツを選択することとなります。
宇宙船のパーツには、宇宙船のボディとなる船体と、宇宙船で使用される出力を生産するプラント、宇宙船のエンジンともなる移動機関ドライブ、また宇宙船を運航する際にさまざまなアシストとなるコンピューターを選択する必要があります。
各パーツには、先ほど説明した基本能力値のメイン能力値が決められており、それらを足していくことによって宇宙船の基本能力値が決定されます。
各パーツにはレベルというものが設けられており、これら各パーツはキャラクターの艦隊指揮能力以下のレベルのパーツしか選ぶことができません。
キャラクターの艦隊指揮能力より上のパーツでは、そのキャラクターでは把握することができず、基本的には指揮することができないのです(例外はありますので、基本的には、ということです)。
非戦闘行動の副官などを獲得しているキャラクターであれば、その修正値を加えて考えることができます。副官がサポートしてくれるからです。
各パーツが決定すれば、それを元に産出出力やシフト能力も決まると思います。
●船体パーツの説明
宇宙船を構成するパーツは前述のとおりですが、ここでは船体の簡単な説明をさせていただきます。
・超小型……15m前後の戦闘機や連絡艇などの超小型船体です。
・小型………30m前後の小型輸送艦や大型戦闘機などの小型船体です。
・中型………100mまでの輸送艦や小型戦闘艦などの標準船体です。
・大型………200mまでの巡洋艦や大型輸送艦などの大型船体です。
・超大型……500mまでの戦艦や空母などの超大型船体です。
・要塞型……500mを超える特殊旗艦や要塞などに使われる巨大船体です。
サイズ 体力 戦士 魔術 盗賊 商人 砲塔 レベル 乗員 容積
超小型 6 5 4 7 4 1 1 1 5
小型 8 6 5 6 5 2 1 1 25
中型 10 7 6 6 6 3 2 3 50
大型 12 8 7 5 7 4 3 10 100
超大型 14 10 9 4 9 6 4 20 300
要塞 16 12 10 3 10 8 5 50 600
注)船体の乗員とは、その船体を動かす際に必要な最低乗員数となります。この他にプラントやドライブ、砲塔などを動かす乗員が必要となります。
●プラントの説明
プラントは宇宙船のエネルギーを産出する重要な機関です。
大きければより多くのエネルギーを産出しますが、その分重くなります。
また、プラントの大きさに比例して乗員を必要とします。
必要容積は、船体の容積に対してのパーセンテージです(端数切り上げ)。
サイズ 体力 産出出力 レベル 必要容積
超小型 ±0 6 0 1%
小型 +1 9 1 5%
中型 +2 12 2 10%
大型 +4 15 3 15%
超大型 +6 18 4 20%
巨大 +8 22 5 30%
●ドライブの説明
ドライブは宇宙船の移動力に影響する重要な機関です。
早いドライブほど、より多くの消費出力を必要とします。
また、プラント同様、早いドライブほど乗員や容積を必要とします。
必要容積は、船体の容積に対してのパーセンテージです(端数切り上げ)。
ドライブ レベル 必要容積
超遅 0 10%
遅 1 20%
並 1 30%
速 2 40%
超速 2 50%
なし 0 0%
○ドライブによる消費出力とシフト
船体の大きさとドライブの早さに比例して、消費する出力はより大きくなってきます。
また、ドライブの速さはシフトできる能力にも影響を与えます。
以下の表を参照し、船体とドライブによる消費出力とシフト能力を決めてください。
船体/ドライブ 超遅 遅 並 速 超速
超小型 1/0 2/1 3/1 4/2 5/2
小型 2/1 3/2 3/2 4/3 5/3
中型 2/2 3/2 4/3 5/3 6/4
大型 3/2 4/3 5/3 6/4 8/4
超大型 4/3 5/3 6/4 8/4 10/5
要塞 6/3 8/4 10/4 12/5 15/5
注)左の値が消費出力/右の値がシフト能力
○機関部の必要乗員の決定
プラントとドライブが決定したら、運行に必要な乗員を決定します。
プラントとドライブの容積×0.5(端数切り上げ)が、機関部を運行するのに必要な乗員数となります。
なお、小型と超小型の船体では、船体に必要な乗員のみでの操作が可能なので、機関部の運行に必要な乗員は必要ありません。
●コンピューターの説明
宇宙船を運航するためには、最低限の機器などを積んでいれば大丈夫ですが、よりその性能を高めるために、コンピューターを搭載することもできます。
コンピューターは戦闘用、巡航用、偵察用に大別され、それぞれにメイン能力値への修正や搭載した際に受ける特典などがあります。
コンピューターを動かすのには乗員を必要としません。
ですので、資金と条件が許す限りのものを積んでもかまいません。
コンピュータ 体力 戦士 魔術 盗賊 商人 出力 レベル 特典
なし ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 - 0 なし
戦闘壱型 +1 +2 +1 +1 +1 1 1 攻+1、防+1
戦闘弐型 +2 +3 +2 +2 +1 2 3 攻+2、防+2
戦闘参型 +3 +4 +3 +2 +2 3 5 攻+3、防+3
巡航壱型 +1 +1 +1 +2 +1 1 1 移+1、旋+1
巡航弐型 +2 +2 +1 +3 +1 2 3 移+2、旋+2
偵察型 +1 +1 +2 +3 +2 2 1 索+1、隠+1
注)出力は消費出力を、攻とは攻撃点への修正を、防とは防御点への修正を、移とはユニット移動力への修正を、旋とはユニット旋回力への修正を、索とは索敵などを行う際の行為判定への修正を、隠とは隠密などを行う際の行為判定への修正を表わします。
以上のパーツを組み合わせることにより、宇宙船の雛形は作られます。
この雛形を元に、様々な武装やオプションを搭載し、初めて一隻の宇宙船が完成するのです。
各パーツの能力値修正を合計し、宇宙船の基本能力値を産出しておいてください。
以後の武装やオプションなどを積む際に、この能力値が大きく関係してくるものがあります。
特に体力点と戦士点などの関係、砲塔点や産出出力と消費出力の関係、必要な乗員数などは、このあとに積む武装やオプションの数にも影響を与えてきますので注意が必要です。
それでは、まずは武装の説明から入るとしましょう。
●宇宙船の武装
宇宙船には様々な兵器を搭載することが可能です。
それらは宇宙船の攻撃力を高め、結果戦闘に勝利しやすくなります。
宇宙船の武装には一般兵装とアームウェポン、特殊兵装が存在します。
ユニットなどに記載されている艦船は、一般兵装のみで作成されていますので、もしより強力な、あるいは特殊な艦船を使いたい場合などは、このルールを用いたオリジナルな艦船の自作をお勧めします。
○一般兵装
一般兵装とは、ビーム砲やミサイル、ビーム主砲など、基本となる武装のことを指します。
これら一般兵装には、攻撃点修正、消費出力、必要砲塔点、重量、価格、ユニット火力、属性、運用に必要な乗員数などが決められています。
特に重量と必要砲塔点、消費出力は重要ですので、後述の移動点の決定(→ P52)なども参照し、決めていってください。
一般兵装 修正 出力 砲塔 重量 価格 火力 属性 乗員
ビームバルカン ±0 1 1 1 0 1/0/0 ビーム 1
ビーム砲 +1 1 1 1 500 1/1/0 ビーム 1
大型ビーム砲 +1 2 2 2 1500 2/2/1 ビーム 1
ミサイル +2 - 1 1 1000 1/1/0 実体 1
対艦ミサイル ±0 - 1 2 3000 0/1/1 実体 2
光子魚雷 -1 - 2 2 5000 0/2/2 実体 4
小型主砲 ±0 3 2 3 4500 0/3/2 ビーム 6
主砲 ±0 5 3 4 9000 0/4/3 ビーム 9
要塞砲 -1 8 4 6 15000 0/5/4 ビーム 15
注)修正は攻撃点への修正、出力は消費出力、砲塔は必要砲塔点、価格は必要なレート(通貨単位)、火力は左から格闘火力、中距離火力、長距離火力、属性はビームはビーム兵器であることを、実体は実体弾兵器であることを、乗員はその兵装を動かすのに必要な乗員数(1の場合で超小型、小型の艦船は、パイロットが兼任するので余分な乗員は不要)を表わします。
属性、という耳慣れない言葉が登場しましたが、これはその兵器がビーム光線によるビーム兵器なのか、それともミサイルや剣などのような実体を持った兵器なのかを表わします。
ビーム兵器は手軽で安いのですが、オプションにある防御兵器であるABフィールドの影響を受けることにもなり(その場合、火力が半減(端数切捨て)されます)、重く割高でも実体兵器のほうが有効な場合もあります。
○アームウェポン
アームウェポンとは、超小型、小型の艦船にのみ装備可能なパワーアームという機械の腕に装備可能な兵器たちです。
すべてのアームウェポンは格闘火力のみを持ちますが、これらはいわゆる剣や斧などの白兵戦用武器で、これを振るうことによって、大型の艦船にすら立ち向かうことを可能とします。
パワーアームは、超小型と小型用の2つのサイズのものが存在しますが、アームウェポンは同じ規格で作られており、これも一般兵装同様に各種の数値が存在します。
・パワーアーム
船体 砲塔 重量 価格
超小型 1 1 500
小型 1 2 750
アームウェポン 修正 出力 重量 価格 火力 属性
ビームソード +2 1 2 1000 4 ビーム
ビームアクス +1 1 1 500 3 ビーム
ビームランス +1 2 3 2000 5 ビーム
ロングソード +2 - 2 500 2 実体
バトルアクス +1 - 1 250 2 実体
ランス +2 - 3 750 3 実体
ハルバード +1 - 3 1000 4 実体
注)修正は攻撃点への修正、出力は消費出力を、火力は格闘火力のみを表わします。
また、運用に必要な乗員はパイロットが兼ねるので不要です。
○特殊兵装
特殊兵装とは、従来の攻撃兵器とは異なり、特殊な使われ方をする兵器の総称です。
その特異な能力のために、使用回数などが設けられていますが、使う時と場所さえ選べば、強力な効果を発揮する可能性すらあります。
特殊兵装 出力 砲塔 重量 価格 属性 乗員
次元波動砲 4 2 4 10000 ビーム 10
・次元間に存在する波動エネルギーを放射し、目標を破壊する。自艦の前方5ヘクス以内に存在する全ユニットに対して、火力14で攻撃できる。使用回数1。
ショートシフト砲 2 2 2 6000 - 4
・光線を照射したものを短距離ながらもシフトさせることができる。周囲2ヘクス以内に存在する目標に対して難易度7(戦士ボーナスをダイス目に加算できる)で成功すれば、10ヘクス以内ならどこにでも再配置できる(方向も自由)。使用回数3。
牽引ビーム砲 2 1 2 3000 - 3
・光線を照射したものを自艦に誘き寄せることができる。自艦の前方5ヘクス以内に存在する目標に対して難易度7(戦士ボーナスをダイス目に加算できる)で成功すれば、自艦との間のヘクスであれば自由に再配置できる(方向は前と同じ。自艦とスタックさせることも可能)。使用回数3。
機雷散布装置 - 1 2 1500 - 1
宇宙機雷や機動機雷を搭載し、放出させることができる。放出する機雷は搭載している機雷に限られるが、その中であれば自由に、前方以外の周囲の1つのヘクスに放出できる。使用回数なし。
機雷回収装置 1 1 1 2000 - 2
宇宙機雷や機動機雷を安全に回収、処分できる。機雷とスタックした際、使用を宣言し難易度7(魔術ボーナスをダイス目に加算できる)で成功すれば、無事に機雷ユニットを排除できる。使用回数なし。
○宇宙機雷
機雷散布装置によって放出される機雷には、宇宙機雷と機動機雷があります。
宇宙機雷は放出された場所から動けませんがその火力は大きく、機動機雷は火力こそ宇宙機雷には及びませんが目標を追尾することが可能です。
これら機雷は、宇宙船の余剰スペースに搭載されるために容積をとります。
戦闘の際には、自分の攻撃時に放出することが可能です。
機雷 火力 価格 容積 その他
宇宙機雷 12 100 5 散布後その場に固定
機動機雷 8 300 10 散布後、移動力7、旋回力2で移動可能
●防御兵器
多くの宇宙船には、宇宙船を防御するための防御シールドという力場を発生させる装置を積んでいる場合があります。
また、防御シールドのほか、ビームの威力を軽減させるAB(アンチ・ビーム)フィールドというものを積んでいる場合もあります。
これら防御兵器は、搭載している宇宙船の大きさやその防御能力に応じて消費する出力が変わっていきます。
防御シールドの能力や消費する出力は、以下の表を参照し、自艦の性能に見合ったものを選んでください。
防御兵器 修正 価格 超小型 小型 中型 大型 超大型 要塞型
αシールド +1 500 1 1 1 2 2 3
βシールド +2 1500 2 2 2 3 4 5
γシールド +3 3000 3 3 4 5 6 8
ABフィールド 特殊 1000 1 1 2 2 3 4
注)修正は防御力への修正、超小型~要塞型は、そのサイズの宇宙船がその防御兵器を使用している際に消費する出力を表わします。
またABフィールドは、ビーム攻撃の火力を半減(端数切捨て)することができます。
各シールドとABフィールドは、一緒に搭載することも可能です。
●装甲
宇宙船の中には、様々な形状の装甲を追加で施すものもいます。
装甲には増加装甲、攻性装甲、曲面装甲の三種類があり、各装甲はそれぞれに特長を持っています。
・増加装甲・・・通常の装甲の上にさらに装甲を施す処置です。
ユニットの防御力が+1されますが、移動点を決定する際、移動点決定表のレートが1つ下に落ちてしまいます。他の装甲と併用可能です。
・攻性装甲・・・通常の装甲をより鋭角に攻撃的なものへと変更します。全攻撃点に+1できますが、装甲の隙間も多くなるため防御点は-1されてしまいます。曲面装甲との併用はできません。
・曲面装甲・・・通常の装甲をより丸く防御的なものへと変更します。防御点に+1できますが、攻撃しにくくなるために全攻撃点は-1されてしまいます。攻性装甲との併用はできません。
装甲 価格 容積 効果
増加装甲 1000 - 防御力+1、移動点決定表のレート1ランクダウン
攻性装甲 1000 10% 全攻撃点+1、防御点-1
曲面装甲 1000 10% 防御点+1、全攻撃点-1
注)容積は、その装甲を装備した際に必要とされる宇宙船の容積です。
●オプション
オプションとは、船室や格納庫、リクリエーション施設や様々な用途に使われるであろう宇宙船の施設です。
その多くは資金を使い購入しますが、格納庫のように、中にはそのまま余剰スペースをあてがわれる場合もあり、資金を必要としない場合もあります。
また、多くのオプションは宇宙船の容積を必要とします。
ですので、必要なオプションを計算しながら購入、配備していってください。
オプション 価格 容積 効果
一等船室 200 3 バス、トイレを完備した船室
二等船室 100 1 バス、トイレ共用の船室
特等室 500 5 特別ごしらえの豪華な船室
冷凍寝台 300 2 冷凍睡眠ができる1人用冷凍寝台
医務室 1000 8 複数のベットを完備した医務室
食堂 1000 10 数十人が満足な食事ができる食堂
科学ラボ 1000 5 科学実験や開発ができる実験室
保安室 750 5 保安要員が詰める船室
自然ドーム 1500 15 様々な動植物が憩う船内ドーム
スポーツドーム 1500 15 様々なスポーツが楽しめる船内ドーム
ライブラリー 1000 15 様々な文献が収められた図書室
シアター 1500 15 様々な娯楽が楽しめる多目的ホール
船内放送局 1500 15 船内向けに様々な放送をする放送局
展望室 500 5 宇宙などを一望できる船内ドーム
超小型宇宙船格納庫 - 10 超小型宇宙船用格納スペース
小型宇宙船格納庫 - 30 小型宇宙船用格納スペース
中型宇宙船格納庫 - 50 中型宇宙船用格納スペース
大型宇宙船格納庫 - 100 大型宇宙船用格納スペース
超大型宇宙船格納庫 - 250 超大型宇宙船用格納スペース
要塞型宇宙船格納庫 - 500 要塞型宇宙船用格納スペース
人以下の貨物 - ~0.3 人(2m)以下の貨物スペース
小型貨物 - 0.5 小型(3m)以下の貨物スペース
中型貨物 - 3 中型(6m)以下の貨物スペース
大型貨物 - 10 大型(10m)以下の貨物スペース
個人用ヴィークル - 2 個人用ヴィークルの格納スペース
大型ヴィークル - 6 車両など大型ヴィークルの格納スペース
ガイリィ、アクトモビル - 10 10m級ロボットの格納スペース
注)ガイリィ、アクトモビルは10m級の戦闘、作業ロボットの総称です。
●宇宙船の能力の決定
宇宙船がある程度完成すれば、次に宇宙船の能力の決定です。
各宇宙船の能力値が決定していますので、次にそれぞれのボーナスを産出します。
戦士点、魔術点、盗賊点、商人点の各能力値を3で割った数値(端数切捨て)が、それらの能力値のボーナスとなります。
また、各パーツのレベル合計が、その宇宙船を維持管理するために必要な一か月分の維持費となります。
攻撃点、防御点ですが、宇宙船の戦士技術点を半分に割った数値が宇宙船の基本攻撃点と基本防御点となります。
もし端数が出た場合は、攻撃点のほうに割り振ります。
さらにその基本攻撃点や基本防御点にコンピューターや兵器、防御兵器の修正、装甲形状の修正を加えたものが、宇宙船の最終的な攻撃点と防御点となります。
この場合注意しなければならないのは、兵器を複数積んでいた場合、それぞれの攻撃点修正は、それぞれの兵器を使用している際にのみ加算されるものであり、すべての修正を加算するのではない、ということです。
ですので、基本攻撃点8の宇宙船が、ビーム砲を4機積んでいたとしても、最終的な攻撃点は12になるのではなく、8+1で9の攻撃点を持つ状態のものが4つある、ということになります。
●宇宙船の維持費
宇宙船の能力が決定したら、次は宇宙船を毎月維持していくための維持費の決定です。
宇宙船は燃料代や補修費用として、毎月各パーツのレベルの合計×100レートを、維持費として必要とします。
もし、この維持費を払えない場合は、宇宙船の運航に支障をきたす恐れがあります。
一ヶ月程度ではその影響は現れませんが、三ヶ月維持費を払えない時点で、その宇宙船のコンディションは常にC状態(後述のルールセクションで述べられる宇宙船の被害状況です)、六ヶ月以上維持費を払えなければD状態となってしまいます。
この状態異常は、維持費を払い整備、補修することによって回復させることができますが、それができないのであれば、その宇宙船の状態は最高の状態でも三ヶ月であればC状態、六ヶ月以上だとD状態となってしまいます。
ですので、維持費はこまめに払うようにしましょう。
●シフト能力について
シフト能力は、後述のおまけに掲載されている冒険の世界や世界との交易のルールを使う際に使います。
星系間の移動であるシフトは一週間に1回でき、そのため、どんなに多くても一ヶ月に4回までしかシフトはできません。
●乗員の確定
宇宙船の各パーツや武装などが決定すれば、次は乗員の決定です。
船員は、船体パーツで提示された最低必要乗員に、ドライブの容積に応じた必要乗員、さらに武装を操作するのに必要な乗員などを足し、加えてオプションなどで必要とされる乗員などを足した数値が、その船の運航に必要な乗員数となります。
また、乗員の10%は士官、もしくは管理職となり、そういったものたちには多くの場合一等船室などがあてがわれます(端数切り上げです)。
その他の船員は下士官兵、もしくは一般クルーとなり、一般的には二等船室があてがわれます。
また軍事組織の場合、下士官兵は二人一部屋の相部屋が基本ですので、二等船室の数も半減させることができます(ただし、端数が出た場合は1部屋と計算します)。
それに大型の宇宙船の場合、船長は特等室を使う場合が多々あります。
そういったことも踏まえた上で、次項のオプションに提示された様々な船室などを宇宙船に配備していってください。
なお、冷凍寝台は1人用となっています。それ相応の数を必要とした場合、それなりの価格と容積となってしまいますので、必要に応じて配備していってください。
●兵士の乗船
宇宙船に兵士を乗せておくことは、他の船に乗り込みをかけたり、あるいはそれを防ぐのに非常に役立ちます。
兵士も乗員と同じように考え、乗船させている兵士の10%(端数切り上げ)が士官、それ以外は下士官兵として扱われます。
船室も軍事組織の慣習に沿いますので、下士官兵は2人で二等船室1部屋となります。
●侵攻ポイントと防衛ポイント
宇宙船の乗員や兵などが確定されれば、それを元にして侵攻ポイントや防衛ポイントを決定します。
侵攻ポイントは他の宇宙船に乗り込みをかける際に、防衛ポイントは乗り込みをかけられた際に使用します。
侵攻ポイントは、乗船している乗員20人につき1ポイント、兵士5人につき1ポイント獲得できます。さらに+5されて、最終的な侵攻ポイントが決定されます。
防衛ポイントは、乗船している乗員10人につき1ポイント、兵士5人につき1ポイント獲得し、さらに+3されて、最終的な防衛ポイントが決定されます。
また、オプションの保安室を配備してある場合、防衛ポイントにさらに1点加算できます。
これら侵攻ポイントと防衛ポイントを使い、宇宙船の乗っ取りや阻止のための戦いを行います。
●移動点の決定
パーツや武装、オプションなどのほとんどの事項が決定したら、次に宇宙船の移動点を決定します。
下記の表を参照し、宇宙船の戦士点から体力点、さらに装備重量を引いた値と、宇宙船が搭載しているドライブの速度が交差する部分の数値が、宇宙船の全力移動点(左)と戦闘移動点(右)となります。
戦士-(体力+重量) 超速 速 並 遅 超遅
1以上 12/6 10/5 8/4 7/3 6/3
0 11/5 9/4 7/3 6/3 5/2
-1~-3 10/5 8/4 6/3 5/2 4/2
-4~-6 9/4 7/3 5/2 4/2 3/1
-7~-9 8/4 6/3 4/2 3/1 2/1
-10~-12 7/3 5/2 3/2 2/1 1/0
-13以下 6/3 4/2 2/1 1/0 0
●ユニットの能力の決定
宇宙船が一通り完成すれば、次はそれをユニットの能力値にコンバートする作業です。
まず、格闘、中距離、長距離の各火力についてですが、これは武装などで提示された各火力の合計値に、宇宙船の最も低い攻撃点の20%(四捨五入)をそれぞれに足した数値が、ユニットの各火力となります。
またこの際、各火力の攻撃の60%以上が実体攻撃だった場合、その火力は実体攻撃となります。
なお、0の火力は0のままです。
次に防御力ですが、宇宙船の体力点に防御点を足した数値の25%(四捨五入)がユニットの防御力となります。
またこの際、その宇宙船がABフィールドを装備していた場合、その宇宙船はビーム防御能力を有することになります。
移動力は宇宙船の全力移動点がそののまま当てられます。
旋回力ですが、ユニットの移動力に盗賊点に0.05をかけた数値をかけた数値(四捨五入)が旋回力となります。
ただし、最低でも1はあります。
以上ですが、やや複雑ですので式を掲載しておきます。
・各火力=
武装の各火力の合計+(最も低い攻撃点×20%(四捨五入))
・防御力=
(体力点+防御点)×25%(四捨五入)
・移動力=
全力移動点
・旋回力=(移動力×(盗賊点×0.05))(四捨五入。でも最低でも1)
●艦種ポイントの決定
最後は出来上がった宇宙船ユニットを、編成ポイントで獲得、維持していく際に必要となる艦種ポイントの決定です。以下の式をご覧ください。
・艦種ポイント=
(各火力の合計+防御力+
((移動力+旋回力)÷2))
÷2(四捨五入)
この場合、火力が実体攻撃だった場合、その火力は1.5倍(端数切り上げ)のポイントを必要とします。
また、防御力がビーム防御能力を有していた場合も、その防御力は1.5倍(端数切り上げ)のポイントを必要とします。
また、艦種ポイントの20%(四捨五入)が一ヶ月にその船を維持していくのに必要な編成ポイントとなります。
維持費を払えない場合は、手放さざるを得なくなりますので、そういったことなども考えて、自身の経済状況に合わせた船を製作してください。
なお、レートで維持費を払う場合は、編成ポイントは消費しません。
こうして一隻の宇宙船とそのユニットが完成しました。
このルールを使えば、あなたの思い描いたような宇宙船がまだまだ作れるかもしれません。
ぜひ挑戦してみてください。
お疲れ様でした!
宇宙船完成!お疲れ様でした
●艦種の決定
ここまで宇宙船ができたので、一通り宇宙船としての体裁は整いましたが、ここで一つ、宇宙船の艦種についてお話しましょう。
宇宙船の艦種とは、その宇宙船がどのクラスに属するか、ということで、いわゆる戦艦や巡洋艦、戦闘機などがそれにあたります。
戦艦や戦闘機などはその大きさや攻撃力などから類推できますが、駆逐艦や突撃艦などは多少判然としない部分があります。
そこでここでは、それを規定しよう、というわけです。
各艦種の条件を説明しますので、今あなたが作っている宇宙船がそうであるのであれば、それを該当していってもかまいませんし、該当させなくてもかまいません。
該当すれば当然それなりの特典もありますが、後述の艦種ポイントが上昇してしまうことにもなります。
ですので、そういったことを考えて宇宙船の艦種を選んでください。
なお戦闘機ですが、PCやNPCなどの特別な機体を除き、通常は3機1部隊(1ユニット)として編成されます。
そのため、空母などに艦載する場合は、3機編成として考えて搭載してください。
・戦艦(BB)・・・艦隊の要。船体は大型以上で火力のうち6以上が1つ以上、防御力6以上で、速度が3以上。
特典・・・突撃艦以外からの攻撃に防御力+1。
艦種ポイント・・・+1。
・空母(CA)・・・機動部隊の要。船体は大型以上で防御力は6以上。戦闘機搭載機数が6機以上。
特典・・・戦闘機以外からの攻撃に防御力+1。
艦種ポイント・・・+1。
・巡洋艦(CR)・・・艦隊の主力。船体は大型以上で火力のうち5以上が1つ以上、防御力4以上で、速度が4以上。
特典・・・駆逐艦と突撃艦に対して火力+1。
艦種ポイント・・・+1。
・駆逐艦(DD)・・・対戦闘機用艦艇。船体は小型から大型以内で火力のうち4以上が1つ以上、速度が4以上。
特典・・・戦闘機に対して火力+2。
艦種ポイント・・・+1。
・突撃艦(AS)・・・対戦艦用艦艇。船体は小型か中型で火力のうち4以上が1つ以上、速度が5以上。
特典・・・戦艦に対して火力+2。
艦種ポイント・・・+1。
・戦闘機(FG)・・・機動部隊の主力。船体は超小型か小型で、火力のうち3以上が1つ以上、速度が6以上。
特典・・・駆逐艦と戦闘機以外からの攻撃に防御力+2。
艦種ポイント・・・+1。
●宇宙船制作サマリー
1:船体パーツの決定
↓
2:プラントの決定
↓
3:ドライブの決定
↓
4:シフト能力の確認
↓
5:コンピューターの決定
↓
6:武装の決定
↓
7:防御兵器の決定
↓
8:装甲の決定
↓
9:能力値の決定
↓
10:維持費の決定
↓
11:乗員、兵士の確定
↓
12:侵攻、防衛ポイントの決定
↓
13:オプションの決定
↓
14:移動点の決定
↓
15:ユニット能力値の決定
↓
16:艦種の決定
↓
17:艦種ポイントの決定
↓
18:船体名称の決定
↓
宇宙船完成!お疲れ様でした!
ここでは『ロウ・ガード』世界で戦う宇宙船についてお話します。
宇宙船とは、キャラクターが搭乗し大宇宙で戦いを演じる乗り物のことを指します。
宇宙船は大別すると特殊戦艦、戦艦、空母や巡洋艦などがありますが、それは後述するとしましょう。
なにはともあれ、宇宙船がなくては大宇宙を舞台とした戦闘はできません。
ここでは、その宇宙船の製作方法をお教えします。
●宇宙船の能力の説明
宇宙船には基本能力値とユニット能力値の2つの能力値が存在します。
また基本能力値には、体力点、戦士点、魔術点、盗賊点、商人点、砲塔点、出力、レベル、乗員、容積の10のメイン能力値と、攻撃点、防御点、移動点、シフトの4つのサブ能力値があり、製作した宇宙船ごとに異なる場合があります。
ユニット能力値には、中距離火力、長距離火力、格闘火力、防御力、移動力、旋回力の6つの能力値があり、それぞれの能力値は製作した宇宙船の基本能力値から割り出されたものを適用します。
基本的に製作設計に使うのが基本能力値、ゲームとして使うのがユニット能力値と考えてください。
それでは、各能力値の簡単な説明をさせていただきます。
・体力点……宇宙船の耐久力を表わします。宇宙船の大きさや重さも表わします。
・戦士点……宇宙船の基本戦闘力を表わします。攻撃点や防御点、移動点に影響します。
・魔術点……宇宙船のセンサーのよさなどを表わします。搭載しているコンピューターのよさも表わします。
・盗賊点……宇宙船の機敏さ、運動性能を表わします。ユニットの旋回力などにも影響します。
・商人点……宇宙船の威容や見た目を表わします。発見されやすいかなどにも影響します。
・砲塔点……宇宙船がどれほどの武装ができるかを表わします。高いほどより多くの武装を搭載できます。
・出力………宇宙船が産出、消費するエネルギー量を表わします。搭載するプラントによって出力は異なります。
・レベル……宇宙船がどの程度のパーツで構成されているかを表わします。月々の維持費にも影響します。
・乗員………宇宙船の運航に必要な乗員の数を表わします。
・容積………宇宙船がどの程度の装備や物資を搭載できるかを表わします。
・攻撃点……宇宙船の実質的な攻撃力を表わします。ユニットの各火力に影響します。
・防御点……宇宙船の実質的な防御力を表わします。ユニットの防御力に影響します。
・移動点……宇宙船の移動力を表わします。ユニットの移動力、旋回力に影響します。
・シフト……宇宙船のシフトできる距離を表わします。宇宙を旅するのに必要となります。
ここからはユニット能力値の説明です。
・中距離火力……3~5ヘクスまでの火力を表わします。
・長距離火力……6~8ヘクスまでの火力を表わします。
・格闘火力………0~2ヘクスまでの火力を表わします。
・防御力…………ユニットの防御力を表わします。
・移動力…………ユニットが1回の移動で移動できるヘクス数を表わします。
・旋回力…………ユニットが1回の移動で角度を変えられる回数を表わします。
以上の能力値を、これから説明する宇宙船の製作方法に従って決めていきます。
●宇宙船の創造
宇宙船を作る場合、まず宇宙船を構成する各パーツを選択することとなります。
宇宙船のパーツには、宇宙船のボディとなる船体と、宇宙船で使用される出力を生産するプラント、宇宙船のエンジンともなる移動機関ドライブ、また宇宙船を運航する際にさまざまなアシストとなるコンピューターを選択する必要があります。
各パーツには、先ほど説明した基本能力値のメイン能力値が決められており、それらを足していくことによって宇宙船の基本能力値が決定されます。
各パーツにはレベルというものが設けられており、これら各パーツはキャラクターの艦隊指揮能力以下のレベルのパーツしか選ぶことができません。
キャラクターの艦隊指揮能力より上のパーツでは、そのキャラクターでは把握することができず、基本的には指揮することができないのです(例外はありますので、基本的には、ということです)。
非戦闘行動の副官などを獲得しているキャラクターであれば、その修正値を加えて考えることができます。副官がサポートしてくれるからです。
各パーツが決定すれば、それを元に産出出力やシフト能力も決まると思います。
●船体パーツの説明
宇宙船を構成するパーツは前述のとおりですが、ここでは船体の簡単な説明をさせていただきます。
・超小型……15m前後の戦闘機や連絡艇などの超小型船体です。
・小型………30m前後の小型輸送艦や大型戦闘機などの小型船体です。
・中型………100mまでの輸送艦や小型戦闘艦などの標準船体です。
・大型………200mまでの巡洋艦や大型輸送艦などの大型船体です。
・超大型……500mまでの戦艦や空母などの超大型船体です。
・要塞型……500mを超える特殊旗艦や要塞などに使われる巨大船体です。
サイズ 体力 戦士 魔術 盗賊 商人 砲塔 レベル 乗員 容積
超小型 6 5 4 7 4 1 1 1 5
小型 8 6 5 6 5 2 1 1 25
中型 10 7 6 6 6 3 2 3 50
大型 12 8 7 5 7 4 3 10 100
超大型 14 10 9 4 9 6 4 20 300
要塞 16 12 10 3 10 8 5 50 600
注)船体の乗員とは、その船体を動かす際に必要な最低乗員数となります。この他にプラントやドライブ、砲塔などを動かす乗員が必要となります。
●プラントの説明
プラントは宇宙船のエネルギーを産出する重要な機関です。
大きければより多くのエネルギーを産出しますが、その分重くなります。
また、プラントの大きさに比例して乗員を必要とします。
必要容積は、船体の容積に対してのパーセンテージです(端数切り上げ)。
サイズ 体力 産出出力 レベル 必要容積
超小型 ±0 6 0 1%
小型 +1 9 1 5%
中型 +2 12 2 10%
大型 +4 15 3 15%
超大型 +6 18 4 20%
巨大 +8 22 5 30%
●ドライブの説明
ドライブは宇宙船の移動力に影響する重要な機関です。
早いドライブほど、より多くの消費出力を必要とします。
また、プラント同様、早いドライブほど乗員や容積を必要とします。
必要容積は、船体の容積に対してのパーセンテージです(端数切り上げ)。
ドライブ レベル 必要容積
超遅 0 10%
遅 1 20%
並 1 30%
速 2 40%
超速 2 50%
なし 0 0%
○ドライブによる消費出力とシフト
船体の大きさとドライブの早さに比例して、消費する出力はより大きくなってきます。
また、ドライブの速さはシフトできる能力にも影響を与えます。
以下の表を参照し、船体とドライブによる消費出力とシフト能力を決めてください。
船体/ドライブ 超遅 遅 並 速 超速
超小型 1/0 2/1 3/1 4/2 5/2
小型 2/1 3/2 3/2 4/3 5/3
中型 2/2 3/2 4/3 5/3 6/4
大型 3/2 4/3 5/3 6/4 8/4
超大型 4/3 5/3 6/4 8/4 10/5
要塞 6/3 8/4 10/4 12/5 15/5
注)左の値が消費出力/右の値がシフト能力
○機関部の必要乗員の決定
プラントとドライブが決定したら、運行に必要な乗員を決定します。
プラントとドライブの容積×0.5(端数切り上げ)が、機関部を運行するのに必要な乗員数となります。
なお、小型と超小型の船体では、船体に必要な乗員のみでの操作が可能なので、機関部の運行に必要な乗員は必要ありません。
●コンピューターの説明
宇宙船を運航するためには、最低限の機器などを積んでいれば大丈夫ですが、よりその性能を高めるために、コンピューターを搭載することもできます。
コンピューターは戦闘用、巡航用、偵察用に大別され、それぞれにメイン能力値への修正や搭載した際に受ける特典などがあります。
コンピューターを動かすのには乗員を必要としません。
ですので、資金と条件が許す限りのものを積んでもかまいません。
コンピュータ 体力 戦士 魔術 盗賊 商人 出力 レベル 特典
なし ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 - 0 なし
戦闘壱型 +1 +2 +1 +1 +1 1 1 攻+1、防+1
戦闘弐型 +2 +3 +2 +2 +1 2 3 攻+2、防+2
戦闘参型 +3 +4 +3 +2 +2 3 5 攻+3、防+3
巡航壱型 +1 +1 +1 +2 +1 1 1 移+1、旋+1
巡航弐型 +2 +2 +1 +3 +1 2 3 移+2、旋+2
偵察型 +1 +1 +2 +3 +2 2 1 索+1、隠+1
注)出力は消費出力を、攻とは攻撃点への修正を、防とは防御点への修正を、移とはユニット移動力への修正を、旋とはユニット旋回力への修正を、索とは索敵などを行う際の行為判定への修正を、隠とは隠密などを行う際の行為判定への修正を表わします。
以上のパーツを組み合わせることにより、宇宙船の雛形は作られます。
この雛形を元に、様々な武装やオプションを搭載し、初めて一隻の宇宙船が完成するのです。
各パーツの能力値修正を合計し、宇宙船の基本能力値を産出しておいてください。
以後の武装やオプションなどを積む際に、この能力値が大きく関係してくるものがあります。
特に体力点と戦士点などの関係、砲塔点や産出出力と消費出力の関係、必要な乗員数などは、このあとに積む武装やオプションの数にも影響を与えてきますので注意が必要です。
それでは、まずは武装の説明から入るとしましょう。
●宇宙船の武装
宇宙船には様々な兵器を搭載することが可能です。
それらは宇宙船の攻撃力を高め、結果戦闘に勝利しやすくなります。
宇宙船の武装には一般兵装とアームウェポン、特殊兵装が存在します。
ユニットなどに記載されている艦船は、一般兵装のみで作成されていますので、もしより強力な、あるいは特殊な艦船を使いたい場合などは、このルールを用いたオリジナルな艦船の自作をお勧めします。
○一般兵装
一般兵装とは、ビーム砲やミサイル、ビーム主砲など、基本となる武装のことを指します。
これら一般兵装には、攻撃点修正、消費出力、必要砲塔点、重量、価格、ユニット火力、属性、運用に必要な乗員数などが決められています。
特に重量と必要砲塔点、消費出力は重要ですので、後述の移動点の決定(→ P52)なども参照し、決めていってください。
一般兵装 修正 出力 砲塔 重量 価格 火力 属性 乗員
ビームバルカン ±0 1 1 1 0 1/0/0 ビーム 1
ビーム砲 +1 1 1 1 500 1/1/0 ビーム 1
大型ビーム砲 +1 2 2 2 1500 2/2/1 ビーム 1
ミサイル +2 - 1 1 1000 1/1/0 実体 1
対艦ミサイル ±0 - 1 2 3000 0/1/1 実体 2
光子魚雷 -1 - 2 2 5000 0/2/2 実体 4
小型主砲 ±0 3 2 3 4500 0/3/2 ビーム 6
主砲 ±0 5 3 4 9000 0/4/3 ビーム 9
要塞砲 -1 8 4 6 15000 0/5/4 ビーム 15
注)修正は攻撃点への修正、出力は消費出力、砲塔は必要砲塔点、価格は必要なレート(通貨単位)、火力は左から格闘火力、中距離火力、長距離火力、属性はビームはビーム兵器であることを、実体は実体弾兵器であることを、乗員はその兵装を動かすのに必要な乗員数(1の場合で超小型、小型の艦船は、パイロットが兼任するので余分な乗員は不要)を表わします。
属性、という耳慣れない言葉が登場しましたが、これはその兵器がビーム光線によるビーム兵器なのか、それともミサイルや剣などのような実体を持った兵器なのかを表わします。
ビーム兵器は手軽で安いのですが、オプションにある防御兵器であるABフィールドの影響を受けることにもなり(その場合、火力が半減(端数切捨て)されます)、重く割高でも実体兵器のほうが有効な場合もあります。
○アームウェポン
アームウェポンとは、超小型、小型の艦船にのみ装備可能なパワーアームという機械の腕に装備可能な兵器たちです。
すべてのアームウェポンは格闘火力のみを持ちますが、これらはいわゆる剣や斧などの白兵戦用武器で、これを振るうことによって、大型の艦船にすら立ち向かうことを可能とします。
パワーアームは、超小型と小型用の2つのサイズのものが存在しますが、アームウェポンは同じ規格で作られており、これも一般兵装同様に各種の数値が存在します。
・パワーアーム
船体 砲塔 重量 価格
超小型 1 1 500
小型 1 2 750
アームウェポン 修正 出力 重量 価格 火力 属性
ビームソード +2 1 2 1000 4 ビーム
ビームアクス +1 1 1 500 3 ビーム
ビームランス +1 2 3 2000 5 ビーム
ロングソード +2 - 2 500 2 実体
バトルアクス +1 - 1 250 2 実体
ランス +2 - 3 750 3 実体
ハルバード +1 - 3 1000 4 実体
注)修正は攻撃点への修正、出力は消費出力を、火力は格闘火力のみを表わします。
また、運用に必要な乗員はパイロットが兼ねるので不要です。
○特殊兵装
特殊兵装とは、従来の攻撃兵器とは異なり、特殊な使われ方をする兵器の総称です。
その特異な能力のために、使用回数などが設けられていますが、使う時と場所さえ選べば、強力な効果を発揮する可能性すらあります。
特殊兵装 出力 砲塔 重量 価格 属性 乗員
次元波動砲 4 2 4 10000 ビーム 10
・次元間に存在する波動エネルギーを放射し、目標を破壊する。自艦の前方5ヘクス以内に存在する全ユニットに対して、火力14で攻撃できる。使用回数1。
ショートシフト砲 2 2 2 6000 - 4
・光線を照射したものを短距離ながらもシフトさせることができる。周囲2ヘクス以内に存在する目標に対して難易度7(戦士ボーナスをダイス目に加算できる)で成功すれば、10ヘクス以内ならどこにでも再配置できる(方向も自由)。使用回数3。
牽引ビーム砲 2 1 2 3000 - 3
・光線を照射したものを自艦に誘き寄せることができる。自艦の前方5ヘクス以内に存在する目標に対して難易度7(戦士ボーナスをダイス目に加算できる)で成功すれば、自艦との間のヘクスであれば自由に再配置できる(方向は前と同じ。自艦とスタックさせることも可能)。使用回数3。
機雷散布装置 - 1 2 1500 - 1
宇宙機雷や機動機雷を搭載し、放出させることができる。放出する機雷は搭載している機雷に限られるが、その中であれば自由に、前方以外の周囲の1つのヘクスに放出できる。使用回数なし。
機雷回収装置 1 1 1 2000 - 2
宇宙機雷や機動機雷を安全に回収、処分できる。機雷とスタックした際、使用を宣言し難易度7(魔術ボーナスをダイス目に加算できる)で成功すれば、無事に機雷ユニットを排除できる。使用回数なし。
○宇宙機雷
機雷散布装置によって放出される機雷には、宇宙機雷と機動機雷があります。
宇宙機雷は放出された場所から動けませんがその火力は大きく、機動機雷は火力こそ宇宙機雷には及びませんが目標を追尾することが可能です。
これら機雷は、宇宙船の余剰スペースに搭載されるために容積をとります。
戦闘の際には、自分の攻撃時に放出することが可能です。
機雷 火力 価格 容積 その他
宇宙機雷 12 100 5 散布後その場に固定
機動機雷 8 300 10 散布後、移動力7、旋回力2で移動可能
●防御兵器
多くの宇宙船には、宇宙船を防御するための防御シールドという力場を発生させる装置を積んでいる場合があります。
また、防御シールドのほか、ビームの威力を軽減させるAB(アンチ・ビーム)フィールドというものを積んでいる場合もあります。
これら防御兵器は、搭載している宇宙船の大きさやその防御能力に応じて消費する出力が変わっていきます。
防御シールドの能力や消費する出力は、以下の表を参照し、自艦の性能に見合ったものを選んでください。
防御兵器 修正 価格 超小型 小型 中型 大型 超大型 要塞型
αシールド +1 500 1 1 1 2 2 3
βシールド +2 1500 2 2 2 3 4 5
γシールド +3 3000 3 3 4 5 6 8
ABフィールド 特殊 1000 1 1 2 2 3 4
注)修正は防御力への修正、超小型~要塞型は、そのサイズの宇宙船がその防御兵器を使用している際に消費する出力を表わします。
またABフィールドは、ビーム攻撃の火力を半減(端数切捨て)することができます。
各シールドとABフィールドは、一緒に搭載することも可能です。
●装甲
宇宙船の中には、様々な形状の装甲を追加で施すものもいます。
装甲には増加装甲、攻性装甲、曲面装甲の三種類があり、各装甲はそれぞれに特長を持っています。
・増加装甲・・・通常の装甲の上にさらに装甲を施す処置です。
ユニットの防御力が+1されますが、移動点を決定する際、移動点決定表のレートが1つ下に落ちてしまいます。他の装甲と併用可能です。
・攻性装甲・・・通常の装甲をより鋭角に攻撃的なものへと変更します。全攻撃点に+1できますが、装甲の隙間も多くなるため防御点は-1されてしまいます。曲面装甲との併用はできません。
・曲面装甲・・・通常の装甲をより丸く防御的なものへと変更します。防御点に+1できますが、攻撃しにくくなるために全攻撃点は-1されてしまいます。攻性装甲との併用はできません。
装甲 価格 容積 効果
増加装甲 1000 - 防御力+1、移動点決定表のレート1ランクダウン
攻性装甲 1000 10% 全攻撃点+1、防御点-1
曲面装甲 1000 10% 防御点+1、全攻撃点-1
注)容積は、その装甲を装備した際に必要とされる宇宙船の容積です。
●オプション
オプションとは、船室や格納庫、リクリエーション施設や様々な用途に使われるであろう宇宙船の施設です。
その多くは資金を使い購入しますが、格納庫のように、中にはそのまま余剰スペースをあてがわれる場合もあり、資金を必要としない場合もあります。
また、多くのオプションは宇宙船の容積を必要とします。
ですので、必要なオプションを計算しながら購入、配備していってください。
オプション 価格 容積 効果
一等船室 200 3 バス、トイレを完備した船室
二等船室 100 1 バス、トイレ共用の船室
特等室 500 5 特別ごしらえの豪華な船室
冷凍寝台 300 2 冷凍睡眠ができる1人用冷凍寝台
医務室 1000 8 複数のベットを完備した医務室
食堂 1000 10 数十人が満足な食事ができる食堂
科学ラボ 1000 5 科学実験や開発ができる実験室
保安室 750 5 保安要員が詰める船室
自然ドーム 1500 15 様々な動植物が憩う船内ドーム
スポーツドーム 1500 15 様々なスポーツが楽しめる船内ドーム
ライブラリー 1000 15 様々な文献が収められた図書室
シアター 1500 15 様々な娯楽が楽しめる多目的ホール
船内放送局 1500 15 船内向けに様々な放送をする放送局
展望室 500 5 宇宙などを一望できる船内ドーム
超小型宇宙船格納庫 - 10 超小型宇宙船用格納スペース
小型宇宙船格納庫 - 30 小型宇宙船用格納スペース
中型宇宙船格納庫 - 50 中型宇宙船用格納スペース
大型宇宙船格納庫 - 100 大型宇宙船用格納スペース
超大型宇宙船格納庫 - 250 超大型宇宙船用格納スペース
要塞型宇宙船格納庫 - 500 要塞型宇宙船用格納スペース
人以下の貨物 - ~0.3 人(2m)以下の貨物スペース
小型貨物 - 0.5 小型(3m)以下の貨物スペース
中型貨物 - 3 中型(6m)以下の貨物スペース
大型貨物 - 10 大型(10m)以下の貨物スペース
個人用ヴィークル - 2 個人用ヴィークルの格納スペース
大型ヴィークル - 6 車両など大型ヴィークルの格納スペース
ガイリィ、アクトモビル - 10 10m級ロボットの格納スペース
注)ガイリィ、アクトモビルは10m級の戦闘、作業ロボットの総称です。
●宇宙船の能力の決定
宇宙船がある程度完成すれば、次に宇宙船の能力の決定です。
各宇宙船の能力値が決定していますので、次にそれぞれのボーナスを産出します。
戦士点、魔術点、盗賊点、商人点の各能力値を3で割った数値(端数切捨て)が、それらの能力値のボーナスとなります。
また、各パーツのレベル合計が、その宇宙船を維持管理するために必要な一か月分の維持費となります。
攻撃点、防御点ですが、宇宙船の戦士技術点を半分に割った数値が宇宙船の基本攻撃点と基本防御点となります。
もし端数が出た場合は、攻撃点のほうに割り振ります。
さらにその基本攻撃点や基本防御点にコンピューターや兵器、防御兵器の修正、装甲形状の修正を加えたものが、宇宙船の最終的な攻撃点と防御点となります。
この場合注意しなければならないのは、兵器を複数積んでいた場合、それぞれの攻撃点修正は、それぞれの兵器を使用している際にのみ加算されるものであり、すべての修正を加算するのではない、ということです。
ですので、基本攻撃点8の宇宙船が、ビーム砲を4機積んでいたとしても、最終的な攻撃点は12になるのではなく、8+1で9の攻撃点を持つ状態のものが4つある、ということになります。
●宇宙船の維持費
宇宙船の能力が決定したら、次は宇宙船を毎月維持していくための維持費の決定です。
宇宙船は燃料代や補修費用として、毎月各パーツのレベルの合計×100レートを、維持費として必要とします。
もし、この維持費を払えない場合は、宇宙船の運航に支障をきたす恐れがあります。
一ヶ月程度ではその影響は現れませんが、三ヶ月維持費を払えない時点で、その宇宙船のコンディションは常にC状態(後述のルールセクションで述べられる宇宙船の被害状況です)、六ヶ月以上維持費を払えなければD状態となってしまいます。
この状態異常は、維持費を払い整備、補修することによって回復させることができますが、それができないのであれば、その宇宙船の状態は最高の状態でも三ヶ月であればC状態、六ヶ月以上だとD状態となってしまいます。
ですので、維持費はこまめに払うようにしましょう。
●シフト能力について
シフト能力は、後述のおまけに掲載されている冒険の世界や世界との交易のルールを使う際に使います。
星系間の移動であるシフトは一週間に1回でき、そのため、どんなに多くても一ヶ月に4回までしかシフトはできません。
●乗員の確定
宇宙船の各パーツや武装などが決定すれば、次は乗員の決定です。
船員は、船体パーツで提示された最低必要乗員に、ドライブの容積に応じた必要乗員、さらに武装を操作するのに必要な乗員などを足し、加えてオプションなどで必要とされる乗員などを足した数値が、その船の運航に必要な乗員数となります。
また、乗員の10%は士官、もしくは管理職となり、そういったものたちには多くの場合一等船室などがあてがわれます(端数切り上げです)。
その他の船員は下士官兵、もしくは一般クルーとなり、一般的には二等船室があてがわれます。
また軍事組織の場合、下士官兵は二人一部屋の相部屋が基本ですので、二等船室の数も半減させることができます(ただし、端数が出た場合は1部屋と計算します)。
それに大型の宇宙船の場合、船長は特等室を使う場合が多々あります。
そういったことも踏まえた上で、次項のオプションに提示された様々な船室などを宇宙船に配備していってください。
なお、冷凍寝台は1人用となっています。それ相応の数を必要とした場合、それなりの価格と容積となってしまいますので、必要に応じて配備していってください。
●兵士の乗船
宇宙船に兵士を乗せておくことは、他の船に乗り込みをかけたり、あるいはそれを防ぐのに非常に役立ちます。
兵士も乗員と同じように考え、乗船させている兵士の10%(端数切り上げ)が士官、それ以外は下士官兵として扱われます。
船室も軍事組織の慣習に沿いますので、下士官兵は2人で二等船室1部屋となります。
●侵攻ポイントと防衛ポイント
宇宙船の乗員や兵などが確定されれば、それを元にして侵攻ポイントや防衛ポイントを決定します。
侵攻ポイントは他の宇宙船に乗り込みをかける際に、防衛ポイントは乗り込みをかけられた際に使用します。
侵攻ポイントは、乗船している乗員20人につき1ポイント、兵士5人につき1ポイント獲得できます。さらに+5されて、最終的な侵攻ポイントが決定されます。
防衛ポイントは、乗船している乗員10人につき1ポイント、兵士5人につき1ポイント獲得し、さらに+3されて、最終的な防衛ポイントが決定されます。
また、オプションの保安室を配備してある場合、防衛ポイントにさらに1点加算できます。
これら侵攻ポイントと防衛ポイントを使い、宇宙船の乗っ取りや阻止のための戦いを行います。
●移動点の決定
パーツや武装、オプションなどのほとんどの事項が決定したら、次に宇宙船の移動点を決定します。
下記の表を参照し、宇宙船の戦士点から体力点、さらに装備重量を引いた値と、宇宙船が搭載しているドライブの速度が交差する部分の数値が、宇宙船の全力移動点(左)と戦闘移動点(右)となります。
戦士-(体力+重量) 超速 速 並 遅 超遅
1以上 12/6 10/5 8/4 7/3 6/3
0 11/5 9/4 7/3 6/3 5/2
-1~-3 10/5 8/4 6/3 5/2 4/2
-4~-6 9/4 7/3 5/2 4/2 3/1
-7~-9 8/4 6/3 4/2 3/1 2/1
-10~-12 7/3 5/2 3/2 2/1 1/0
-13以下 6/3 4/2 2/1 1/0 0
●ユニットの能力の決定
宇宙船が一通り完成すれば、次はそれをユニットの能力値にコンバートする作業です。
まず、格闘、中距離、長距離の各火力についてですが、これは武装などで提示された各火力の合計値に、宇宙船の最も低い攻撃点の20%(四捨五入)をそれぞれに足した数値が、ユニットの各火力となります。
またこの際、各火力の攻撃の60%以上が実体攻撃だった場合、その火力は実体攻撃となります。
なお、0の火力は0のままです。
次に防御力ですが、宇宙船の体力点に防御点を足した数値の25%(四捨五入)がユニットの防御力となります。
またこの際、その宇宙船がABフィールドを装備していた場合、その宇宙船はビーム防御能力を有することになります。
移動力は宇宙船の全力移動点がそののまま当てられます。
旋回力ですが、ユニットの移動力に盗賊点に0.05をかけた数値をかけた数値(四捨五入)が旋回力となります。
ただし、最低でも1はあります。
以上ですが、やや複雑ですので式を掲載しておきます。
・各火力=
武装の各火力の合計+(最も低い攻撃点×20%(四捨五入))
・防御力=
(体力点+防御点)×25%(四捨五入)
・移動力=
全力移動点
・旋回力=(移動力×(盗賊点×0.05))(四捨五入。でも最低でも1)
●艦種ポイントの決定
最後は出来上がった宇宙船ユニットを、編成ポイントで獲得、維持していく際に必要となる艦種ポイントの決定です。以下の式をご覧ください。
・艦種ポイント=
(各火力の合計+防御力+
((移動力+旋回力)÷2))
÷2(四捨五入)
この場合、火力が実体攻撃だった場合、その火力は1.5倍(端数切り上げ)のポイントを必要とします。
また、防御力がビーム防御能力を有していた場合も、その防御力は1.5倍(端数切り上げ)のポイントを必要とします。
また、艦種ポイントの20%(四捨五入)が一ヶ月にその船を維持していくのに必要な編成ポイントとなります。
維持費を払えない場合は、手放さざるを得なくなりますので、そういったことなども考えて、自身の経済状況に合わせた船を製作してください。
なお、レートで維持費を払う場合は、編成ポイントは消費しません。
こうして一隻の宇宙船とそのユニットが完成しました。
このルールを使えば、あなたの思い描いたような宇宙船がまだまだ作れるかもしれません。
ぜひ挑戦してみてください。
お疲れ様でした!
宇宙船完成!お疲れ様でした
●艦種の決定
ここまで宇宙船ができたので、一通り宇宙船としての体裁は整いましたが、ここで一つ、宇宙船の艦種についてお話しましょう。
宇宙船の艦種とは、その宇宙船がどのクラスに属するか、ということで、いわゆる戦艦や巡洋艦、戦闘機などがそれにあたります。
戦艦や戦闘機などはその大きさや攻撃力などから類推できますが、駆逐艦や突撃艦などは多少判然としない部分があります。
そこでここでは、それを規定しよう、というわけです。
各艦種の条件を説明しますので、今あなたが作っている宇宙船がそうであるのであれば、それを該当していってもかまいませんし、該当させなくてもかまいません。
該当すれば当然それなりの特典もありますが、後述の艦種ポイントが上昇してしまうことにもなります。
ですので、そういったことを考えて宇宙船の艦種を選んでください。
なお戦闘機ですが、PCやNPCなどの特別な機体を除き、通常は3機1部隊(1ユニット)として編成されます。
そのため、空母などに艦載する場合は、3機編成として考えて搭載してください。
・戦艦(BB)・・・艦隊の要。船体は大型以上で火力のうち6以上が1つ以上、防御力6以上で、速度が3以上。
特典・・・突撃艦以外からの攻撃に防御力+1。
艦種ポイント・・・+1。
・空母(CA)・・・機動部隊の要。船体は大型以上で防御力は6以上。戦闘機搭載機数が6機以上。
特典・・・戦闘機以外からの攻撃に防御力+1。
艦種ポイント・・・+1。
・巡洋艦(CR)・・・艦隊の主力。船体は大型以上で火力のうち5以上が1つ以上、防御力4以上で、速度が4以上。
特典・・・駆逐艦と突撃艦に対して火力+1。
艦種ポイント・・・+1。
・駆逐艦(DD)・・・対戦闘機用艦艇。船体は小型から大型以内で火力のうち4以上が1つ以上、速度が4以上。
特典・・・戦闘機に対して火力+2。
艦種ポイント・・・+1。
・突撃艦(AS)・・・対戦艦用艦艇。船体は小型か中型で火力のうち4以上が1つ以上、速度が5以上。
特典・・・戦艦に対して火力+2。
艦種ポイント・・・+1。
・戦闘機(FG)・・・機動部隊の主力。船体は超小型か小型で、火力のうち3以上が1つ以上、速度が6以上。
特典・・・駆逐艦と戦闘機以外からの攻撃に防御力+2。
艦種ポイント・・・+1。
●宇宙船制作サマリー
1:船体パーツの決定
↓
2:プラントの決定
↓
3:ドライブの決定
↓
4:シフト能力の確認
↓
5:コンピューターの決定
↓
6:武装の決定
↓
7:防御兵器の決定
↓
8:装甲の決定
↓
9:能力値の決定
↓
10:維持費の決定
↓
11:乗員、兵士の確定
↓
12:侵攻、防衛ポイントの決定
↓
13:オプションの決定
↓
14:移動点の決定
↓
15:ユニット能力値の決定
↓
16:艦種の決定
↓
17:艦種ポイントの決定
↓
18:船体名称の決定
↓
宇宙船完成!お疲れ様でした!
今日の話題は、突発的に作りたくなってすでにあるイラストを使い即席で作ったカードゲーム”ゴブリンバスターズ!”。
このゲームでプレイヤーは、村に大挙して迫りくるゴブリンたちの群れを撃退すべく立ち上がった魔法使いたちとなり、ゴブリンたちと戦います。
そしてより多くのゴブリンを倒したものが勝者となります!
とまぁ、それはいいとして、一応それの試作版。
まだ手を入れないといけないだけど、とりあえず原稿一式そろったので上げてみます。
これ、試作版の実寸大の原稿もjpeg素材だけど上げておくので、もし興味があったらDLしてプリントアウトしてから各カードを切り取って、カードスリーブに入れてプレイしてみてくださいな。
ちなみにうちはこのカードスリーブを使っています。
ちなみにカードには裏表が存在します。
プレイヤーである魔法使いカードの裏は”MAGICARD”と書かれているもので、それを3枚分刷って魔法使いカードと同じスリーブに入れてください。
それ以外のカードは全部”GOBLINCARD”と書かれたものが裏となります。それを4枚刷ってゴブリンカードや特殊カードと一緒にスリーブに入れてください。
で、それを各自が持ってプレイします。ルール表記とかの正確さがまだ緩いので、この部分、あとで補正せんといけませんな。
ではではどうぞ~☆
●魔法使いカード
●魔法使いカード裏
●ゴブリンカード
●ゴブリンカード裏
●ゲームルール
以上だけど、試作段階なのでまだかなり手を入れると思います。
とりあえずそんな感じで作っていきたいと思います。
ではでは、今回はこれで。
このゲームでプレイヤーは、村に大挙して迫りくるゴブリンたちの群れを撃退すべく立ち上がった魔法使いたちとなり、ゴブリンたちと戦います。
そしてより多くのゴブリンを倒したものが勝者となります!
とまぁ、それはいいとして、一応それの試作版。
まだ手を入れないといけないだけど、とりあえず原稿一式そろったので上げてみます。
これ、試作版の実寸大の原稿もjpeg素材だけど上げておくので、もし興味があったらDLしてプリントアウトしてから各カードを切り取って、カードスリーブに入れてプレイしてみてくださいな。
ちなみにうちはこのカードスリーブを使っています。
ちなみにカードには裏表が存在します。
プレイヤーである魔法使いカードの裏は”MAGICARD”と書かれているもので、それを3枚分刷って魔法使いカードと同じスリーブに入れてください。
それ以外のカードは全部”GOBLINCARD”と書かれたものが裏となります。それを4枚刷ってゴブリンカードや特殊カードと一緒にスリーブに入れてください。
で、それを各自が持ってプレイします。ルール表記とかの正確さがまだ緩いので、この部分、あとで補正せんといけませんな。
ではではどうぞ~☆
●魔法使いカード
●魔法使いカード裏
●ゴブリンカード
●ゴブリンカード裏
●ゲームルール
以上だけど、試作段階なのでまだかなり手を入れると思います。
とりあえずそんな感じで作っていきたいと思います。
ではでは、今回はこれで。