◆日々是チナヲチ。:あの『環球時報』が自省報道!? 日本研究のレベルの低さを断罪。
<前略>
そういう中で、反日基地外紙として有名ながら最近は電波が弱めで私などは心配している『人民日報』系の国際情報紙『環球時報』が興味深い署名論評を掲載しました。中国の日本研究は未だに『菊と刀』を超えることができない、と嘆きつつ、その理由についてあれこれ考察しているものです。
●中国人はなぜ日本研究に長じていないのか(新華網 2006/08/05)
http://news.xinhuanet.com/world/2006-08/05/content_4921679.htm
この記事によると、中国における日本研究に進歩がみられない理由の第一は、自由で独立した環境の下で研究が行われていないからだ。……といきなり際どい趣旨のことを言ってのけます。
いわく、中国の対日研究部門はその多くが政府機関や国立大学に所属する形になっており、いきおいその研究内容は政府の動向に沿って行われる傾向が強く、常に政府や指導部の求めに応じた研究が中心になっている。……というもので、対日研究が政府の対日政策や戦略に奉仕するだけの状況にあることを批判し、もっと自由かつ全面的な、様々なテーマについての研究が行われて然るべきだと指摘。同時に日本の対中研究はこの点で環境が整っているとしています。
――――
第二の理由は「心の問題」だそうで、中国の対日心理における最大の特徴は「軽視」なのだそうです。侮日とか「小日本」といったものでしょう。この「軽視」には2種類あって、ひとつは「絶対型軽視」、つまり自分の方が優れているという根拠のない自信に基づくもので、この記事はそれを「夜郎自大」「唯我独尊」と厳しい言葉で批判しつつ「これは無知型軽視だ」と断じています。
それから「偏見型軽視」というもので、これは一種の西洋崇拝。常に欧米を重くみて、日本については何がどうであれ重視しようとしない、という心理だそうです。
これについては、
●伝統的に日本が中国から文化を受容する関係にあったことで、明治維新を端緒に日本が列強の仲間入りを果たしてからも日本を下にみる意識が抜けなかった。
●20世紀初期には中国知識人の日本への留学が盛んで、『資本論』や『共産党宣言』も日本語版を翻訳したものが中国に入ったりするなどこの時期に日本から学んだ成果は決して少なくなかったものの、第二次大戦そして日本の敗北で日本を手本とする風潮は消えてしまい、「偏見型軽視」が根付いてしまった。
などという説明がなされています。
――――
この風潮に関してこの記事は「兎と亀」の話も引き合いに出しています。それによると、中国文化を吸収していた時代の日本と日本人は伝統的に中国という兎の快速ぶりに必死でついていこうと努力していた、ところがいまや立場は逆転して日本が先を走る兎になっているのに、中国人には亀たるものが持つべき謙虚さと努力が欠けている、となかなか手厳しいことを言っています。
最後に第三の理由として、勤勉で丹念な民族性が日本の対中研究にも反映されていて微に入り細を穿ったものになっているのに対し、中国の対日研究は大雑把で粗放な嫌いがある、とのこと。中国の対日研究が「官」に奉仕する性質に偏っていることがそれを助長している、と言いたいようにみえます。
「ある意味、相手国を研究するそのレベルこそが中日関係の重要な部分といえる」
として、この点が重視されるべきであることを強調してこの記事は結ばれていますが、「なにこれ本当に『環球時報』?」と言いたくなるようなマトモな記事です。少なくとも現状に警鐘を鳴らし自省を促すという内容は中共系メディア全体を見渡しても珍しいものとしなければなりません。
この時期にこういう際どい、また下手をすると糞青どもにネット上で袋叩きにされそうな内容の記事が出たというのも、あるいは胡錦涛の靖国問題で殊更に騒ぐことを避けようとする意思が反映されたものかも知れません。
<中略>
靖国問題に話を戻しますと、中共政権は安倍官房長官の参拝や小泉首相の「八・一五参拝」には殊更に騒ぎ立てることなく事態の推移を注視しているといった格好です。ただその一方で、東シナ海のガス田で新たな動きが出ているのは気になるところです。これも胡錦涛の意思なのか、それとも対抗勢力がしびれを切らして実力行使に出たというものなのか、しっかり見きわめたいところです。
<以後省略>
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/76992a59efa1b58c6eeaa48cd4692727
◆日々是チナヲチ。:お約束のショボい花火大会――中共の靖国報道。
だから言ったじゃないですか。「反靖国攻勢が始まるような感じはあまりしなかった」って。……いや、別に誇っているのではなくて、この分だと明日は晴れそうだ、とごく当たり前のことを言って、それがごく当たり前にそうなっただけのことです。
安倍晋三・官房長官の靖国参拝が発覚?それで場違いな抗議声明みたいなものが中共政権から出ることはあっても、それ以上は騒ぎ立てないでしょう。もし表立って安倍氏攻撃を始めてしまえば靖国問題についての日本の世論に変化が生じ、同時に自民党総裁選でかえって安倍氏を利することになるでしょうから。
また、ここで過度に騒げば逆に中共内部ひいては中国社会が荒れてしまう。……ということくらいは判っているでしょう。この十数日にわたって騒がなかったことが示しているように、です。
<以後省略>
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/738d7f22aa048bb3c7b859100bfd2701
◆Sankei Web 社会 61年目の原爆忌 首相、「核廃絶で国際社会先導する」(08/06 14:47)
<前略>
式典には、各都道府県の遺族代表のほか、小泉純一郎首相や川崎二郎厚生労働相ら政府関係者、海外からも核保有国のロシアを含む過去最多の35カ国の駐日大使らが参列した。
<以後省略>
http://www.sankei.co.jp/news/060806/sha026.htm
【私のコメント】
靖国問題での中国の予想外に冷静な姿勢が目立つ。中国国内の貧富の格差の拡大や大学生の就職難に伴う社会的不穏状態を悪化させたくないことも原因の一つであろう。ただ、原因はそれだけではないと思う。ユダヤ金融資本の世界覇権消滅に伴う世界的大変動に備えて、対日外交での自由度を確保しておきたいという意図も大きいと思われる。日本とロシアが対中国同盟を結ぶという最悪の事態を避けたいという意図もあるのかもしれない。
ロシアが核保有国として唯一、広島原爆忌に代表を送り込んだことも非常に注目される。裏では核武装を狙いつつも、表面的には唯一の被爆国として核廃絶を訴える日本の原爆忌では、核保有国の代表は非難に晒されてしまう。それが、日本やロシアと共にユダヤ金融資本の世界支配に抵抗する共同戦線の仲間であると思われ対日関係の悪くないフランスやインドすら代表を送り込まなかった理由と考えられる。その様な情勢でロシアが駐日大使を原爆忌に送り込んだのは、原爆の被害者への哀悼の意を表明するという表向きの意図とは別に、日本との関係を改善したいという強いメッセージであると思われる。ひょっとすると、8月15日の小泉首相の靖国参拝で中国人や韓国人が荒れ狂う中で、ロシア政府関係者が靖国神社に参拝するというような驚くべきシナリオが準備されているのかもしれない。
先進工業国の日本と途上国の中国、資源は乏しいが技術と労働者の質に優れる日本と資源が豊富だが労働者の質が低いロシアは産業の競合が少なく、日本との友好関係は中国・ロシアのいずれにとっても非常に大きな利益となるはずである。ただ、現状では日中・日露関係は決して良好ではなく、日本人の対中・対露感情は悪いし、中国人の対日感情は反日教育のため最悪である。中露両国とも、今後日本を味方につけてユーラシア大陸で覇権を握ることを目指してくるのではないか?
<前略>
そういう中で、反日基地外紙として有名ながら最近は電波が弱めで私などは心配している『人民日報』系の国際情報紙『環球時報』が興味深い署名論評を掲載しました。中国の日本研究は未だに『菊と刀』を超えることができない、と嘆きつつ、その理由についてあれこれ考察しているものです。
●中国人はなぜ日本研究に長じていないのか(新華網 2006/08/05)
http://news.xinhuanet.com/world/2006-08/05/content_4921679.htm
この記事によると、中国における日本研究に進歩がみられない理由の第一は、自由で独立した環境の下で研究が行われていないからだ。……といきなり際どい趣旨のことを言ってのけます。
いわく、中国の対日研究部門はその多くが政府機関や国立大学に所属する形になっており、いきおいその研究内容は政府の動向に沿って行われる傾向が強く、常に政府や指導部の求めに応じた研究が中心になっている。……というもので、対日研究が政府の対日政策や戦略に奉仕するだけの状況にあることを批判し、もっと自由かつ全面的な、様々なテーマについての研究が行われて然るべきだと指摘。同時に日本の対中研究はこの点で環境が整っているとしています。
――――
第二の理由は「心の問題」だそうで、中国の対日心理における最大の特徴は「軽視」なのだそうです。侮日とか「小日本」といったものでしょう。この「軽視」には2種類あって、ひとつは「絶対型軽視」、つまり自分の方が優れているという根拠のない自信に基づくもので、この記事はそれを「夜郎自大」「唯我独尊」と厳しい言葉で批判しつつ「これは無知型軽視だ」と断じています。
それから「偏見型軽視」というもので、これは一種の西洋崇拝。常に欧米を重くみて、日本については何がどうであれ重視しようとしない、という心理だそうです。
これについては、
●伝統的に日本が中国から文化を受容する関係にあったことで、明治維新を端緒に日本が列強の仲間入りを果たしてからも日本を下にみる意識が抜けなかった。
●20世紀初期には中国知識人の日本への留学が盛んで、『資本論』や『共産党宣言』も日本語版を翻訳したものが中国に入ったりするなどこの時期に日本から学んだ成果は決して少なくなかったものの、第二次大戦そして日本の敗北で日本を手本とする風潮は消えてしまい、「偏見型軽視」が根付いてしまった。
などという説明がなされています。
――――
この風潮に関してこの記事は「兎と亀」の話も引き合いに出しています。それによると、中国文化を吸収していた時代の日本と日本人は伝統的に中国という兎の快速ぶりに必死でついていこうと努力していた、ところがいまや立場は逆転して日本が先を走る兎になっているのに、中国人には亀たるものが持つべき謙虚さと努力が欠けている、となかなか手厳しいことを言っています。
最後に第三の理由として、勤勉で丹念な民族性が日本の対中研究にも反映されていて微に入り細を穿ったものになっているのに対し、中国の対日研究は大雑把で粗放な嫌いがある、とのこと。中国の対日研究が「官」に奉仕する性質に偏っていることがそれを助長している、と言いたいようにみえます。
「ある意味、相手国を研究するそのレベルこそが中日関係の重要な部分といえる」
として、この点が重視されるべきであることを強調してこの記事は結ばれていますが、「なにこれ本当に『環球時報』?」と言いたくなるようなマトモな記事です。少なくとも現状に警鐘を鳴らし自省を促すという内容は中共系メディア全体を見渡しても珍しいものとしなければなりません。
この時期にこういう際どい、また下手をすると糞青どもにネット上で袋叩きにされそうな内容の記事が出たというのも、あるいは胡錦涛の靖国問題で殊更に騒ぐことを避けようとする意思が反映されたものかも知れません。
<中略>
靖国問題に話を戻しますと、中共政権は安倍官房長官の参拝や小泉首相の「八・一五参拝」には殊更に騒ぎ立てることなく事態の推移を注視しているといった格好です。ただその一方で、東シナ海のガス田で新たな動きが出ているのは気になるところです。これも胡錦涛の意思なのか、それとも対抗勢力がしびれを切らして実力行使に出たというものなのか、しっかり見きわめたいところです。
<以後省略>
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/76992a59efa1b58c6eeaa48cd4692727
◆日々是チナヲチ。:お約束のショボい花火大会――中共の靖国報道。
だから言ったじゃないですか。「反靖国攻勢が始まるような感じはあまりしなかった」って。……いや、別に誇っているのではなくて、この分だと明日は晴れそうだ、とごく当たり前のことを言って、それがごく当たり前にそうなっただけのことです。
安倍晋三・官房長官の靖国参拝が発覚?それで場違いな抗議声明みたいなものが中共政権から出ることはあっても、それ以上は騒ぎ立てないでしょう。もし表立って安倍氏攻撃を始めてしまえば靖国問題についての日本の世論に変化が生じ、同時に自民党総裁選でかえって安倍氏を利することになるでしょうから。
また、ここで過度に騒げば逆に中共内部ひいては中国社会が荒れてしまう。……ということくらいは判っているでしょう。この十数日にわたって騒がなかったことが示しているように、です。
<以後省略>
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/738d7f22aa048bb3c7b859100bfd2701
◆Sankei Web 社会 61年目の原爆忌 首相、「核廃絶で国際社会先導する」(08/06 14:47)
<前略>
式典には、各都道府県の遺族代表のほか、小泉純一郎首相や川崎二郎厚生労働相ら政府関係者、海外からも核保有国のロシアを含む過去最多の35カ国の駐日大使らが参列した。
<以後省略>
http://www.sankei.co.jp/news/060806/sha026.htm
【私のコメント】
靖国問題での中国の予想外に冷静な姿勢が目立つ。中国国内の貧富の格差の拡大や大学生の就職難に伴う社会的不穏状態を悪化させたくないことも原因の一つであろう。ただ、原因はそれだけではないと思う。ユダヤ金融資本の世界覇権消滅に伴う世界的大変動に備えて、対日外交での自由度を確保しておきたいという意図も大きいと思われる。日本とロシアが対中国同盟を結ぶという最悪の事態を避けたいという意図もあるのかもしれない。
ロシアが核保有国として唯一、広島原爆忌に代表を送り込んだことも非常に注目される。裏では核武装を狙いつつも、表面的には唯一の被爆国として核廃絶を訴える日本の原爆忌では、核保有国の代表は非難に晒されてしまう。それが、日本やロシアと共にユダヤ金融資本の世界支配に抵抗する共同戦線の仲間であると思われ対日関係の悪くないフランスやインドすら代表を送り込まなかった理由と考えられる。その様な情勢でロシアが駐日大使を原爆忌に送り込んだのは、原爆の被害者への哀悼の意を表明するという表向きの意図とは別に、日本との関係を改善したいという強いメッセージであると思われる。ひょっとすると、8月15日の小泉首相の靖国参拝で中国人や韓国人が荒れ狂う中で、ロシア政府関係者が靖国神社に参拝するというような驚くべきシナリオが準備されているのかもしれない。
先進工業国の日本と途上国の中国、資源は乏しいが技術と労働者の質に優れる日本と資源が豊富だが労働者の質が低いロシアは産業の競合が少なく、日本との友好関係は中国・ロシアのいずれにとっても非常に大きな利益となるはずである。ただ、現状では日中・日露関係は決して良好ではなく、日本人の対中・対露感情は悪いし、中国人の対日感情は反日教育のため最悪である。中露両国とも、今後日本を味方につけてユーラシア大陸で覇権を握ることを目指してくるのではないか?
仮に【北方領土返還カード】があるとしたら、それは最後の切り札でしょうから、時期政権まで温存するかも知れません。特に中東情勢がらみで対ユダヤ資本との抗争はまだどう転ぶか分かりませんから。
よく、世界の国々を地政学的にみて、海洋国、大陸国という分け方をします。中露韓など大陸側の国々というのは、陸続きで国境を接しているために、決して真の同盟は構築できません。ここが、国境が海で隔てられている海洋国同士との連合の違いです。つまり、中露韓はお互いが常に疑心暗鬼なのです。そこを日本は揺さぶってやればよい、わからないようにねw...英国の戦略がまさにそうでしょう。
日本は徹底的に意地悪で腹黒く戦略を立てるしかない。中韓の仲たがいは、中朝国境問題をしかければ良い。中露に関しては、シベリアへの中国不法移民問題で摩擦を煽ってやれば良い。
それらの場合、日本は直接は表に出る必要はないのです。日本は表向き、対岸の火事という姿勢を貫けばよい。その姿勢に見せかけて、裏で工作を仕掛けてやれば良いのです。
その前に、まずは、日本国内問題である、同和問題・在日半島系問題・創価問題・電通問題を解決しなければいけない。これらの問題は、GHQ・CIAが日本を統治するために仕掛けた「夷をもって夷を制する」の結果です。日本が真の戦後を終わらせるためには、これらの勢力を解体するしかない。安易に「開かれた日本」とか言って、軽く日本国籍を与えたり、永住権を認めたり、ある民族に通名みたいなのを認めたりしてはいけない。
そして、日本古来からの保守本流基盤を取り戻すしかない。それは伝統的な神社仏閣に代表された宗教基盤や皇室や旧皇族・旧華族・旧士族を中心とした門閥の復活などです。これらが、対外勢力から日本を守るためのファイアウォールになり、また日本を統一するための強い幹になる。そうすることによって、日本の足場を固め、逆に日本が外へ攻勢に出ればよい。
日本は比較的に単一な国家だといわれますが、それでも、北海道から沖縄まで何千キロもあり、本州・四国・九州など、いくつかの島からなる国家であり、交通・通信が発達し、諸外国からの干渉を受けやすくなった現代社会では、国家を統一するのは容易ではありません。戦後の日本は、ただひたすら経済発展だけに偏り、いかに保守本流の基盤を守っていくかということを疎かにしてきた。その膿がここにきて噴出しだしたのが、冷戦終結後の15年なんだと思う。
<諸外国のファイアウォール、国家統一ツールの例>
インドにカースト制度みたいな非経済的・非民主的な制度が残っているのは、あの世界第二位の大国を一つに束ねるためであり、だからこそ、インドは民主化されても統一国家として存続できる。
世界最大の中国が統一できるのは共産主義のおかげである。中国が安易に民主化できないのは、民主化したら、国が空中分解してしまうから。
ソ連が誕生した理由の一つは、あの広大な国土を一つに束ねるのには、無制限の民主化では無理だから。だからこそ、民主化された現在のロシアは、プーチンの下、共産化は無理だけど、代わりに強力な中央集権化によって、地方を統制しようと動いている。
アメリカは、田舎の宗教右派が、国家統一・ファイアウォールの一定の役割をはたしている。
旧ユーゴスラビアは共産化によって、あの多民族・多宗教・多言語の国家を統一していた。冷戦が終了して、その縛りがなくなって、空中分解してしまった。