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『善人長屋』を読んでみた…♪

2024-04-20 11:39:45 | Weblog
質屋の千鳥屋が差配する千七長屋には善人ばかりが住んでいると町では評判で、そこから“善人長屋”とふたつ名で呼ばれるようになったんだそうですが…、実は…差配も店子もみぃんな裏稼業持ちの小悪党
表稼業は髪結いだったり、下駄売りだったり、季節もの売りだったり、それぞれにまっとうに稼いでますが、じつは凄腕の…。

     

『善人長屋』 西條奈加著 新潮文庫
長屋の空き間に新たに入った男は裏も表もないただただただ掛け値なしに善人の錠前職人で名は加助。
加助が無頓着に手を出す人助けに長屋のみんなが巻き込まれて、裏稼業の腕に物を言わせて事を納めるという1話完結のお話が9本。
差配の千鳥屋儀右衛門と妻お俊に娘のお縫、髪結い床の半造&おかる夫婦、唐吉&文吉兄弟、菊松&お竹夫婦、下駄売りの庄治&おせき夫婦に息子の耕治、小間物屋の安太郎、浪人の梶新九郎となかなかの役者揃いです。
9話目の“野州屋の蔵”で極悪非道の盗人を江戸から追い払う事に成功しますが、その江戸を追われた盗人がシリーズ2作目の鍵となるようですよ。
文庫本に掛けてある帯で知ったんですけど、NHKでドラマ化されたみたいです


    
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