ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

判断に悩む

2012-06-24 06:12:46 | 
2012.6.13
遊楽部岳(ゆうらっぷだけ)[ユー・ラブ=温泉が…下る] 標高1277m

登山口には既に一台の車が止まっていた。私が車の横で靴を履いていると室蘭ナンバーの軽自動車が入ってきた。
そこには若い女性が一人、乗っていても思わず?と言うような雰囲気に思えた。それが後で間違いである事を思い知らされるのだが。
車から降りたので一応挨拶をして看板の無かった話などをして先に登り始めた。


咲き始めのギンリョウソウは始めて見るのではないだろうか。


木が鳴いていた。
相変わらずの強風で折れた木が他の木に寄りかかっているのがこすれてまるで鳴いているかのように聞こえる。
それも太さが違うからか重なる状況が違うからか彼方此方から違う声が聞こえてくるのである。これも初めてのような気がする。何処でもありそうな気がするがやはり土地柄の違いなのだろうか。

一時間の休憩をしていると先ほどの女性が追い抜いていった。かなりな健脚のようだ。こんな山に一人で登りに来るるのだから当然かも知れないが。ただ気になったのは私のペースが遅いのではと…

変わった木を見るとつい、ついでに花もアップします。
    
 
上に行くと残雪があったりで歩き難い道が続く、もう少しで手前の山と云う所で最初の方達と出会う。女性二人、男性一人のメンバーでした。登山口の入山届けが毀れていて先にどんなメンバーが登っているのが分からなかったので…
こんな所で会うのであればかなり早い出発なのかと思った。


そして、手前の山、臼別岳に着いて所要時間をみると掛かり過ぎているのである。やはり、体がまだ登山慣れしていないのが明白だ。
それに普通は5分も休めば疲れはとれるのが全然そんな気がしない。遊楽部岳は目の前に見えている。1時間ちょっと歩けば着く距離だ。時間も十分ある。考えているとなんと先ほどの彼女が遊楽部岳から戻ってきた。これで決まった。
今の私は山頂まで行ったのでは帰りの体力がおぼつかないのを自覚する必要がある事に。
そこで山頂を諦めた私に不思議そうな顔でこれから登る予定の山などの話をして彼女が先に下山した。
あまり無念な思いがしなかったのは年をとったからだろうか根性が無くなったからだろうか何れにしても事故を起こして他人に迷惑を掛けたくないという良識が働いたのだろうと思う。

ここが私の今日の山頂。


あそこが断念した本当の山頂。
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
時には (あっけ)
2012-06-24 19:53:04
時にはいさぎよく辞退するのもいいと思います。それそこ無理して何かが起きれば皆さんに迷惑や心配をかけるかもしれないので・・・。登山にはそういうのも必要かなと色んな遭難事故を見聞きして思います。
時には (スー)
2012-06-25 06:53:32
あっけさん
ああ書きましたけど、本当は悔しさ一杯で彼女にまだ時間ありますよ。と云われて思わず腰を上げかけました。これが本音です。

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