ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

つえ。

2013-10-29 08:47:20 | みつお風
僕のつえは杖じゃないんだ。

本当はストックだったんだ。

つい最近まで僕の大切な山の仲間だった。

2本の仲間と彼方此方の山を登った記憶が残り、

あの日、支湧別岳の梺に忘れてしまったもう1本の仲間

今では1本しかないけれど…

でも、今は忘れてきた仲間の分も活躍してくれている。

僕には無くてはならない大切な相棒になっている。

ストックが杖に変わったとき、

人前での使用を恥ずかしがる私を叱咤してくれた。

俺を信用しろここを山中と思えと言ってくれた。

買い物をする度に立てかけたカゥンターから倒れてしまう彼、

それを直ぐに拾ってくれるお客さんや店員さん

僕は身体が不自由になって始めて気付いた。

回りには沢山の杖になってくれる人がいることに…

こんなにも素敵な社会で生きていることに…

今まで気付かなかった素晴らしき世界に…





にわか雨

2012-07-05 17:03:30 | みつお風
遠くでごろごろなっている
たまにはピカッて光ってる
雲が沢山出てきて周りは真っ暗
家の中でじっと息を潜めて
雨が通り過ぎるのを待っていた
子供の頃の夏の一日

大人になっても
夏のにわか雨を
同じようにじっとして
家の中で雨が通り過ぎるのを
待っている私がいる
雨が止むと

子供の頃と同じように
素足に長靴を履いて表に出る
何故か今でも素足のゴァゴァ感がいい
大人だから傘は差さずに
少し歩いてみる近くの公園

木々の色つやが若さを取り戻している
雀達はその辺を歩き回り
セキレイは尾羽を上下に振り振り跳ねている
すべてが今までとは違った世界がそこにある
生命の力を感じるひとときだ



はる

2012-04-05 17:39:33 | みつお風
いつだって貴女は
そばまで来てるのに
すぐには顔を見せない
でも僕にはその暖かさ感じられる
寒さに耐えながらじっとしている僕に
いつもいつも微笑んでくれている
鳥達と同じように感じている
僕がいることを知っている
馴れてるよ、待つことには