リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

彼女が病気になった理由

2007-01-13 17:31:56 | 日記
彼の伯母はもう80歳近い高齢だが、晴耕雨読、暇があったらお遍路の旅に出たり登山をしたり、とものすごく健康な人だ。風邪ひとつ引いたことがないらしく、そんな彼女が年末年始にゲェゲェ吐いて急患で医者に診てもらったと聞いたときには、親戚中が騒然となった。

「うーん…、たぶん食あたりでしょう。何日か安静にしてなさい。」

と医者に言われたそうで、大事なかったのでよかったけれど、実は私は伯母がどうして病気になったのか知っている。
この理由に気づいて実家に連絡しようかと思ったのが正月の4日か5日頃だったけれど、いろんな意味でいろんな人を傷つけてしまうのではないか…と彼と一緒に悩んでいるうち、ま、半月も経ってしまったから、いいか…などと思ってうやむやにしてしまっている。

彼の父親は末っ子で、20才離れた兄(つまり、伯母の夫)のところによく遊びに行っては畑で取れた野菜や干し柿や貰い物の食べ物をもらってくる。年末のこの日は、正月のお飾りを分けてもらうついでに干し芋をもらったのだそうだ。で、
「うちらはあんまりこういうもの食べんもんで、リカちゃん食べな、どうぞ。」
と、コタツの上にぽーんと放られていた。
ま、このコタツの上にはばかうけやらチョコパイやらブルボンルマンドやら、あらゆる【毒】が山のように盛られたカゴが置いてあって、私はいつもこの罠にハマってボリボリ食べてしまっているのだが、干し芋というほのかに甘くて腹にたまる最強の味方を得て、にんまりとしてしゃぶり始めた。

義父「リカちゃん、美味しい?」
私 「はい。売ってるのと違って硬いんですけど、甘いしお腹にたまるし最高です。」
彼 「リカは干し芋とか干し柿とかイナカ系食べ物が大好きだもんな」
義父「ふーん、じゃあ義姉さんにそう伝えとくよ。」
私 「でも、ちょっと苦いのもあって、手作りってこういうものなのかなぁ…。」

最後のひと言は私の独り言だ。でも、これを独り言で終わらせておくべきではなかったのだ、今考えてみれば。

干し芋は、義母が用意してくれた「持って帰るもの袋」に当たり前のように入れられていて、とうとう私以外の誰も芋を味見することがなかった。で、私は家に帰ったあともこの袋いっぱいの干し芋を食べ続けていたのだが、あの日(正月の4日か5日)本を読みながら「どうしてこの干し芋を食べると手が黒くなるのだろう」ということに今更ながら気がついた。

ふつう、干し芋には白く粉が吹いているので手も白くなるし、粉が吹いていない部分を持てばベトベトするのだ。そういうもんだ。
で、私はここで初めて干し芋を手にとってじっくり眺めてみた。臭いを嗅いでみた。

干し芋、芋色のカビがびっしり生えていた。

私「ね、ね、見て。カビ。」
彼「…あっ!!ホントだ。」
私「私、苦いって言ったじゃん。カビだったんだよ。」

伯母の食あたりは、この干し芋のカビが原因だったのではないか。
この「干し芋犯人説」に、彼はうーむ…と唸って
「それしかありえないよね。カビ食ったら吐くよ、普通。」
と納得した。やった!私、お手柄!!

しかし、なぜ私はこんなに食べ続けて吐かなかったのか。
自分の腹の強靭さに呆れると言うか感心すると言うか、なんだか悲しくなってしまった。

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