リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

ノスタルジーに惑わされるな

2019-09-05 17:15:37 | 日記
なんかさ、映画って映画館で観るべきものだよね…ってつくづく思う今日この頃です。

ライオンキングで寝落ちして、二ノ国で寝落ちしてるお前が言うなって話なんですが…。


TOHOシネマズで午前中に古い映画の上映をやっていまして、昨日『ニュー・シネマ・パラダイス』を観てきました。

20年以上前にレンタルビデオで観たけどさ、なんか、久しぶりだしいいかなぁ?なんて思って。
この映画のために昨日は午前中の半休を取っていて、そしたら、午後子どもの小学校に行く用事もできたから「映画はあきらめて午後半休に変更しようか…」と直前まで迷ってたけど、でも、ま、いっか!と思い、1日休んじゃった。


この映画って、私は、「少年トトが、大好きな映画館に通ううちに映写技師のアルフレードおじさんと仲良くなり、仕事を教わり、事故で失明したおじさんの後を継いで働くようになり、そのあと大人になって町を出て、映画監督になって30年後に帰ってくる話」という認識しかなかったんだけど、




違うじゃん、これ、全然違うじゃん!




そして、なんなんだろう、途中からもう涙が止まらない。


映画の感想って、観る人の心境というか、その人の年齢・性別・社会的バックグラウンド(今までどんな人生を歩んできたのか)とか、あと、映画を観たときの環境とかに著しく左右されるんだなぁと、まぁ、いつも思うんだけど、特に昨日はひときわそう感じたなぁ。

それに、今は情報が溢れてるから、観にいく前に映画.comとかで調べて、「星2.7かぁ…、観るのやめよっかなぁ…」なんて簡単に忘れてしまうことも多いけど、これって素晴らしい映画体験ができるかもしれない可能性を自らドブに捨てる行為だよね!!


ずっと前に読書系のイベントで茂木健一郎が講演会をやってて、「読書体験はね、40年かけて自分の中で育っていくんだよ」と言っていたけれど、映画についても全く同じことが言えて、子どものときに観た映画を今観直してみて全く違った印象を受けることだって多いから(っていうか、いつもそうだから)、観るチャンスがあるなら無理してでも観なきゃなーと思う。
あと、やっぱ、家で観る場合も、なるべく映画館と同じような環境をつくって、集中して観ないと。そうでなきゃ映画を作ってる人たちに失礼!