※ オーストリア/ウィーン美術史美術館編 ‐ 中欧美術館絵画名作選(37)
北方の画家の三作品を序章として始めた美術史美術館の旅。
ルーベンス(1577-1640/フランドル/バロック)で第一章を終え、休憩を挟んでカラヴァッジョ(1573-1610/イタリア/バロック)で再出発。
その第二章は、優しい気持ちに誘ってくれるイタリア盛期ルネサンスの巨匠ラファエロ(1483-1520)で終えた。
それも愈々終章、美術史美術館が誇るピーテル・ブリューゲル(1525-1569/北方ルネサンス)で旅を締め括る。
ところで、過日(6/30)の朝日に、偶然にも “ ボイマンス美術館の 「バベルの塔」来年日本に ” との見出しが躍ってい、少し驚いた。
記事を追うと、“ ブリューゲルの傑作 「バベルの塔」などを紹介する 「ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル 『バベルの塔』展」が来年4~10月、東京と大阪で開かれることが決まった ” とあった。
ロッテルダムに、その<ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館>を訪ねたのは、町の中央を流れる<運河>の並木が色付き始めた09年の秋のことだった。
ここでその 「<バベルの塔>」(上)やオランダ絵画黄金期の巨匠レンブラント(1606-1669)の 「勉強するティトゥス」(下)に感銘を受けたのも懐かしい。
美術館を出たその足で、モネ(1840-1926/フランス/印象派)の 「印象 ‐ 日の出」(<マルモッタン美術館蔵>)との出会いを求めて、<ブリュッセル>経由で秋色漂う<パリ>に向かったが、記事から七年ほども前のそんな日のことを思い出した。
感傷はさておき、次回からウィーン美術史美術館が誇るブリューゲルの作品群に触れてみたい。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1162
※ 「美術史美術館(18) ‐ ラファエロ」へは、<コチラ>からも入れます。
立ち寄らせていただきます。
『バベルの塔』、日本に来るんですね。知らなかったです。
私もずいぶん昔、2005年に『バベルの塔』を観てきました。ヨーロッパのあちこちの美術館を巡る旅をした日々が懐かしく思い出されます。
こちらのブログで再度、美を巡る旅を楽しませていただいております。