サイドバーを覗くと投稿件数が僅か1件というカテゴリーがある。
如何にも淋しいそのカテゴリーは “ チェコ/ハンガリー ” だが、その1件とて08年にウィーンから<ドレスデンへ向かう車中>にチェコに少し触れただけ、むしろ、<ドイツ/オーストリア > に入れた方がいいようなもの。
多くもない海外、旅の徒然や写真などをPCやCDに残しているのだが、“ 悠久の大河ドナウに憩う ” と御大層にも題したものだけどこに消えたのか・・・。
そんなことで投稿が遠のいていたが、呆け防止に聊かの効果があるかもと思い、残っていた簡単なメモ書きを参考に頭を捻り乍ら思い出すことにした。
♪ 町の真ん中、ウィーンのシンボル、シュテファン寺院(左)です(01)
♪ プラハの心臓部、旧市街広場(中)、背後の建物は聖ミクラーシュ教会です(01)
♪ 町の中心を流れるドナウ、ブダ側の王宮の丘(右)からは、ペスト側とを結ぶ鎖橋が望めます(01)
出発したのが01年9月11日、なんと、NYなどが<同時多発テロ>に遭ったその日。
そんなこと知る由もなく、オーストリア航空で関空を離れ、降り立ったのがウィーン・シュヴェヒャート空港。
空港が騒然としているのが旅慣れぬ二人にも判ったし、都心に向かうリムジンバスで外国の若者が声高に、NY、テロと話すのを小耳に挟んで驚いたのを憶えている。
♪ 08年にウィーンを再訪した時は、関空からオーストリア航空は撤退していました
♪ ルフトハンザ航空でフランクフルトへ、そこでオーストリア航空(左)にトランスファー(08)
♪ 長いフライトもようやく終わりシュヴェヒャート空港(中)に到着、鞄を待つ彼女(右)も聊か疲れ顔(08)
それはさておき、リンク近くのホテル・ヒルトンに投宿、旅装を解いた。
ウィーンではリンクを回るトラムに一度は乗ってみるべし、と案内書にあってお上りさん宜しく街に出た。
日本は残暑というよりまだ夏の盛りのこの時季、何とこの街は木枯らしが吹き、行き交う人はコートの前をしっかりと閉じている。
街路の角々に並ぶ花屋さん、実に花屋さんが多い街だ。には、菊などの秋の花が並んでいたっけ。
♪ ウィーン・ヒルトンのホテルカード(左)、外国人の数字は世辞にも綺麗とは言えないようです(01)
♪ リンク、早い話が路面電車の環状線、悪戦苦闘し乍らも自販機でチケットを購入
♪ シュトーベン・トーア(中)から乗車、途中、ドナウ運河と並行し乍らリンクを一周、結構楽しい(01)
♪ 停留所近くの屋台で、名物ヨーロッパ・ドッグ(右)を買って行儀が悪いが丸齧り
♪ カタリナ、「辛子もケチャップも強烈!」、一口で「ご馳走様」だって(01)
ドイツ南部、黒い森と称される森林地帯シュヴァルツヴァルトに端を発し、欧州10の国々を潤し黒海に注ぐ大河ドナウ。
ウィーンやその近郊のことは別の機会に投稿するとして、今回は、ウィーンを起点にプラハとブタペストへのエクスカーション、ドナウ中流域を巡る遠足、カタリナ が、写真帳の余白に書いたメモなどを交え乍ら綴ってみたい。
♪ 雨期に入ったのかお天気に恵まれない旅でしたが、旅の後半は神様がプレゼントを下さいました(01)
♪ 好く晴れたこの日、ドナウ流域で最も美しいとされるヴァッハウ渓谷へ遠足です(01)
♪ ローカル電車でメルクへ、ベネディクト派の修道院(左)を見学(01)
♪ メルクから美しいデルシュタイン(中)を経て葡萄畑広がるクレムスまでのドナウ川クルーズを満喫(01)
♪ 女帝マリア・テレジアの離宮、<テレジアン・イエロー>が美しいシェーンブルン宮殿(右)へも(01)
禄すっぽ言葉が判らない初老に近い中年カップル、終ぞ10年ほど前まで東側の国へ列車の旅、果たして如何なりますことやら。
ただ、デジタル・データを失くし、〔写真帳・アルバム〕に残る僅かな陽画、それも、スキャンをしたので少し粗い。しかないのが辛いと言えば辛い・・・、で、一部08年もの?で代用するのでご容赦を。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.920