暖かい三月の始まりとなった。
カタリナ、稽古から帰ってすぐ、「雨の匂いがする」と言った翌朝、予言?どおり雨の朝となった二日、六甲の山並みは白い靄に隠れ、甲山が薄い影を覗かせている。
奈良・東大寺で朔日(ついたち)、二月堂修二会(しゅにえ)、お水取りが始まった(photo : asahi.com)。
本行は十四日まで夜毎行われ、今年で1261回目だという。
三日は、五節供のひとつ「上巳の節供」、桃の節供・雛祭りだった。
旧暦の三月の始め頃は、桃の花が咲く季節でもあったので「桃の節句」とも呼ばれ、雛人形を飾って魔を祓う。
今日、五日が二十四節気のひとつ「啓蟄」(けいちつ)。
暦便覧には、冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃なのだそうだが、実際に虫が活動を始めるのはもう少し先のことらしく、柳が芽吹き蕗の薹が花咲く頃である。
十七日が「彼岸の入り」、十八日が春分に最も近い戊(つちのえ)の日で、生まれた土地の産土神(うぶすながみ)に参拝する日とされる「社日」と、雑節が続く。
そして、二十日が二十四節気のひとつ「春分」、雑節の「彼岸の中日」でもあり、この日を挟んで前後七日間が彼岸。
暑さ寒さも彼岸まで、と言っても、花冷えや寒の戻りもあり、○心と春の空とばかり気候は目まぐるしく変わる。
ところで二日は、先日(二十九日)の内視鏡などによる術後の経過観察を聞くため外科外来へ。
この飛び石連休のはざま辺りに、<ストーマ>の閉鎖手術をして貰えることになった。
身軽?になったらお墓参りに行こう、温泉にも浸かりたい、あれもこれも食べたいと思っていた。
そんなこんなで、彼岸が過ぎれば春が届く、嬉しくてつい暦で文字を稼いだブログになった。
Peter & Catherine’s Travel Tour No.442