マット・デイモン主演で大ヒットした「ボーン」3部作の裏で進行する別の事件を描いたアクションシリーズ第4弾。CIAによって生み出された暗殺者アーロン・クロスの死闘を描く。出演は「アベンジャーズ」のジェレミー・レナー、「アレクサンドリア」のレイチェル・ワイズ、「ムーンライズ・キングダム」のエドワード・ノートン。
あらすじ:CIAの極秘プログラム“トレッドストーン計画”によって生み出された最強の暗殺者、ジェイソン・ボーンが、ロンドンで新聞記者に接触しようとしていた頃。ボーンと内部調査局のパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の告発によって計画が明るみに出ることを恐れたCIA本部では、国家調査研究所のリック・バイヤー(エドワード・ノートン)が証拠隠滅のために全プログラムの抹消を命じる。
一方、アラスカのCIA訓練地では、“アウトカム計画”によって生み出された暗殺者、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)が訓練を積んでいた。薬の服用を義務づけられていた彼は、相次ぐ予定変更によって自分の身に迫る危険を察知する。

<感想>記憶を喪失したCIA工作員、ジェイソン・ボーンの闘いを描いたシリーズが、その脚本を手掛けたトニー・ギルロイを監督に、ジェレミー・レナーを主演に迎えて5年ぶりに復活した。
ボーンを殺人なマシンに変えた極秘計画、「トレッドストーン計画」と同時に、CIAに進めていた別のプロジェクト「アウトカム計画」によって、最強の工作員となった男、アーロン・クロスが、新たな主人公である。
計画の中止に伴って、存在を消されそうになった彼が、一度は身を捧げた組織を敵に回して死闘を繰り広げる。
これは、本作だけでも楽しめるのに、同じ時系列で進み、過去のキャラクターも登場するため、3部作を知ってから鑑賞するのがベストですね。3部作との関連をきっちり整理すれば、新ヒーローのアーロンの全てが分かり数段面白くなる。
冒頭で、アラスカの雪山でひとり過酷な訓練を積んでいたアーロン工作員。参加者には定期的な投薬と本部での検査が義務付けられており、薬が切れかけていたアーロンが、仲間のいる山小屋へと。だが突然小屋に、CIAの送りこんだ無人機が襲来し、間一髪のところアーロンは助かる。雪山を逃亡するアーロンを執拗にまたもや無人機が襲ってくる。狼もいる雪山、アーロンの身体能力の凄さを見せつけ、狼をねじふせて口の中に自分のGTPを放りこむ。

アウトカム計画=工作員の人格、肉体を改造する非人道的な計画。複数同時に進めてきたバイヤーは、部下に薬の力も借りずに生き残っているボーンに、手を出すことを禁じる一方で、全計画の存在を消すために、世界中に散らばっていた参加者たちを殺し始める。
アウトカム計画の関係者を抹殺しようとするバイヤーは、投薬を担当していたモルランタ社の研究者、マルタを消そうと彼女の自宅に刺客を差し向ける。マルタの危機を救ったのが、薬を求めてやってきたアーロン。刺客たちを瞬時に倒して、マルタを連れて現場を離れる。
マルタから、アウトカム計画の参加者の体内には、半永久的な効果を持つ活性ウイルスが培養されており、そのウイルスはフィリピン、マニラの工場で作られていることを知らされる。二人はマニラへと飛行機で飛ぶ。

マニラに到着し、工場へと潜入した二人は、アーロンに薬を注射する。だが、2人の行動はすぐに、バイヤーの知るところとなり、工場でバトルが勃発。アーロンは大混乱の従業員たちにまぎれて脱出に成功する。封鎖直前になんとか脱出したアーロンとマルタは、マニラの市街地に身を潜める。
彼女の身を案じて、一度はマルタと別行動をとろうとしたアーロンだったが、行動を共にすることで二人は心を通わせて行く。一方、バイヤーは密かに進めていた別プログラム、「ラークス計画」によって超人化させた工作員をバンコクから送り込む。

アーロンとマルタの抹殺を命令するのだが、この男無表情でそんなに強靭のように見えないのだ。アクションにしても活性ウイルスを体内に取り入れたアーロンには、歯が立たず車の運転もヘタで、自爆してしまう。この工作員はあまりパットしなくて、もっと有名な若い俳優でも使えばよかったのに。
アーロンが、地元警察に包囲されたマルタを、3階の屋上からダイブして救い出し、バイクで渋滞をぬって猛スピードで逃亡する。このシーンもしかり、レナーは殆どのシーンをスタントマンなしでこなしたそうです。レナーの運転技術は太鼓判を押すほどの腕前。マニラ市街を二人乗りでバイクで疾走するアクションは圧巻ですから。10台のマシンを所有するほどバイク好きであるレナーの、資質が生かされたシークエンスだ。
最後がカッコよかった。あの工場でドサクサに紛れて、工場長の腕時計を盗んでおいて良かったね。このシリーズ3作あるそうで、ジェレミー・レナーの活躍する続編が楽しみです。
2012年劇場鑑賞作品・・・100
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あらすじ:CIAの極秘プログラム“トレッドストーン計画”によって生み出された最強の暗殺者、ジェイソン・ボーンが、ロンドンで新聞記者に接触しようとしていた頃。ボーンと内部調査局のパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の告発によって計画が明るみに出ることを恐れたCIA本部では、国家調査研究所のリック・バイヤー(エドワード・ノートン)が証拠隠滅のために全プログラムの抹消を命じる。
一方、アラスカのCIA訓練地では、“アウトカム計画”によって生み出された暗殺者、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)が訓練を積んでいた。薬の服用を義務づけられていた彼は、相次ぐ予定変更によって自分の身に迫る危険を察知する。

<感想>記憶を喪失したCIA工作員、ジェイソン・ボーンの闘いを描いたシリーズが、その脚本を手掛けたトニー・ギルロイを監督に、ジェレミー・レナーを主演に迎えて5年ぶりに復活した。
ボーンを殺人なマシンに変えた極秘計画、「トレッドストーン計画」と同時に、CIAに進めていた別のプロジェクト「アウトカム計画」によって、最強の工作員となった男、アーロン・クロスが、新たな主人公である。
計画の中止に伴って、存在を消されそうになった彼が、一度は身を捧げた組織を敵に回して死闘を繰り広げる。
これは、本作だけでも楽しめるのに、同じ時系列で進み、過去のキャラクターも登場するため、3部作を知ってから鑑賞するのがベストですね。3部作との関連をきっちり整理すれば、新ヒーローのアーロンの全てが分かり数段面白くなる。
冒頭で、アラスカの雪山でひとり過酷な訓練を積んでいたアーロン工作員。参加者には定期的な投薬と本部での検査が義務付けられており、薬が切れかけていたアーロンが、仲間のいる山小屋へと。だが突然小屋に、CIAの送りこんだ無人機が襲来し、間一髪のところアーロンは助かる。雪山を逃亡するアーロンを執拗にまたもや無人機が襲ってくる。狼もいる雪山、アーロンの身体能力の凄さを見せつけ、狼をねじふせて口の中に自分のGTPを放りこむ。

アウトカム計画=工作員の人格、肉体を改造する非人道的な計画。複数同時に進めてきたバイヤーは、部下に薬の力も借りずに生き残っているボーンに、手を出すことを禁じる一方で、全計画の存在を消すために、世界中に散らばっていた参加者たちを殺し始める。
アウトカム計画の関係者を抹殺しようとするバイヤーは、投薬を担当していたモルランタ社の研究者、マルタを消そうと彼女の自宅に刺客を差し向ける。マルタの危機を救ったのが、薬を求めてやってきたアーロン。刺客たちを瞬時に倒して、マルタを連れて現場を離れる。
マルタから、アウトカム計画の参加者の体内には、半永久的な効果を持つ活性ウイルスが培養されており、そのウイルスはフィリピン、マニラの工場で作られていることを知らされる。二人はマニラへと飛行機で飛ぶ。

マニラに到着し、工場へと潜入した二人は、アーロンに薬を注射する。だが、2人の行動はすぐに、バイヤーの知るところとなり、工場でバトルが勃発。アーロンは大混乱の従業員たちにまぎれて脱出に成功する。封鎖直前になんとか脱出したアーロンとマルタは、マニラの市街地に身を潜める。
彼女の身を案じて、一度はマルタと別行動をとろうとしたアーロンだったが、行動を共にすることで二人は心を通わせて行く。一方、バイヤーは密かに進めていた別プログラム、「ラークス計画」によって超人化させた工作員をバンコクから送り込む。

アーロンとマルタの抹殺を命令するのだが、この男無表情でそんなに強靭のように見えないのだ。アクションにしても活性ウイルスを体内に取り入れたアーロンには、歯が立たず車の運転もヘタで、自爆してしまう。この工作員はあまりパットしなくて、もっと有名な若い俳優でも使えばよかったのに。
アーロンが、地元警察に包囲されたマルタを、3階の屋上からダイブして救い出し、バイクで渋滞をぬって猛スピードで逃亡する。このシーンもしかり、レナーは殆どのシーンをスタントマンなしでこなしたそうです。レナーの運転技術は太鼓判を押すほどの腕前。マニラ市街を二人乗りでバイクで疾走するアクションは圧巻ですから。10台のマシンを所有するほどバイク好きであるレナーの、資質が生かされたシークエンスだ。
最後がカッコよかった。あの工場でドサクサに紛れて、工場長の腕時計を盗んでおいて良かったね。このシリーズ3作あるそうで、ジェレミー・レナーの活躍する続編が楽しみです。
2012年劇場鑑賞作品・・・100
